通信課程はマイペースで学習ができるという利点があります。
ところが勤労学生にとって一番悩ましいのは学習時間の確保です。私の場合は50歳になってからの入学でしたので、仕事のマネジメントが自分の裁量でできたのでよかったのですが、30〜40代の方は組織との折り合いをつけなくてはならないし、公私ともに忙しく、根気よく学習し続けるのはとても難しいことだと思います。
そこで大切なのは、効率的に学べる工夫を見つけることです。
卒業のための最終ゴールは卒業論文の提出です。そのゴールに向かってのマイルストーンをどう築いていくかがポイントになります。慶應通信には卒業までのいくつかの壁があります(壁の存在についてはあらためて書きます)。その壁を乗り越えるメソッドはあります。
一つのヒントとしては、慶應通信を卒業して東大教授になられた柳川範之先生の『東大教授が教える独学勉強法』があります。
柳川先生は「いきなり勉強してはいけない。まず、正しい『学び方』を身につけよう」と説きます。
私はすでに卒業してしまいましたが、今読んでも目から鱗だらけです。
もう一度学びたくなります。