法学部卒が「憲法」のレポートを落とす | 慶應通信で実学を学ぶ

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【第78期】2024年4月に文学部1類に入学しました。学びに終わりはありません。

法学部を卒業してから意気揚々と経済学部に再入学しました。最初にウォーミングアップのつもりで手をつけたレポートが「憲法」。ところがなんとしたことか、これが不合格…(泣)。


「法学を舐めたらあかんぜよ」という駒村先生の先制パンチをくらいました。


そこから俄然奮起して、以来、初回不合格は「簿記論」「国民所得論」「日本経済史」のみであとは全て一発合格となりました。


法学部の「論を立てる」というレポートと違って、経済学部のレポートは一つの解に対して正しい理解を問う課題が多く、個人的には書きやすかったように思います。


それでも経済学部の卒論執筆の段になると、自分の問題意識に対する理論の当てはめが難しく、仮説ー検証ー考察のプロセスにおいて、思うような答えが導けずに、何度も行ったり来たりを繰り返したような気がします。特に私の場合は経済論文らしからぬ叙述的な内容になりやすく、先生から何度も軌道修正を迫られました。


よって「次はこうしたら学会で発表できるかもよ」という先生のアドバイスは、卒論の仕上がりが先生の思いに叶わなかった証左であると思うのです。



このビル群の並びを見ると「山椒は小粒でピリリと辛い」という言葉をいつも思い出します。