ご訪問ありがとうございます。
記事は憶測で書いてますので内容に誤りがありましたらコメント等でご指摘頂けると助かります。
全国のJR駅が見たい時はこちら→ 第三セクター・私鉄駅が見たい時はこちら→

 

皆さま、おはようございます!

 

半年ぶりの北海道旅の最中ですが、

まずは道南いさりび鉄道線の駅巡りを楽しんできました。

ご存知の通り、道南いさりび鉄道線は

平成28年に北海道新幹線が開通したことにより、

JR江差線を第三セクター化した路線です。

ここは昨年も訪れましたが、その際に路線内のすべての駅は周れず、

残りの駅の第三セクター化された後の様子が気になってたのですよ。

ようやくその無念を晴らすことが出来ました。

 

そこで今朝は、今回無事に訪れることが出来た駅の中から

道南いさりび鉄道線・上磯(かみいそ)駅の様子をお伝えします。

 

前回ここを訪れたのは平成28年1月のこと。

雪が降り積もる中での駅巡りでしたっけ。

江差線・上磯駅

その日の様子もぜひチェックくださいね。

 

この日は第三セクター化される直前で、

駅舎から既に「JR」の表記が取り払われてたのを覚えてます。

駅の様子は今も昔も大きく変わりませんが、

その代わりに前回は気づかなかったアレを見つけることが出来ました。

その件は後ほど触れることにしまして…

 

JR時代に出入口に貼られていたカッコ付きの「いらっしゃいませ」。

今もそのまま残されてました。

 

上磯駅が第三セクター化されて一番変わったのは、

何と言っても「無人化」されたことでしょう。

かつては駅員さんがいて、それなりに賑わっていたのですが…

江差線・上磯駅

 

今は窓口が完全に閉鎖されてましたわ。これは寂しいぞ。

道南いさりび鉄道線では、JR時代から簡易委託されてる駅以外はすべて、

「無人駅」に変わったらしいです。

北海道新幹線が接続駅する木古内駅もまさかの無人駅でした。

 

それでは寂しい路線に変わってしまったかというと

そうではなく、JR時代には見られなかった

バラエティ豊かな塗色の車両たちが行き来してるのです。

下は国鉄~JR時代には存在してない国鉄急行色のキハ40ですが、

めっちゃ似合ってると思いません?

道内仕様のキハ40は本州仕様と違い、

側窓が小型の二重窓になっているので朱色ラインがかなり細めです。

それはもう、かつてのキハ27の再来って感じ。

国鉄急行色のキハ40は新潟地区でも運行されてましたが、

ラインの幅が太く、ずんぐりむっくりな感じでしたからね。

 

そしてこの並びですよ。

ここはJR線ではなく第三セクターの道南いさりび鉄道線なのがスゴイ!

嬉しさと興奮で全身が震えっ放しなんですけど。

道南いさりび鉄道、ファンの心を鷲掴みする手段を心得てますな。

 

ホームは書き換えられた駅名標以外、変化は見られませんでした。

 

さてさて、冒頭に「前回は気づかなかったアレを見つけた」と

書きましたが、自由通路の袂にあるモノが見えますかね?

 

画像をズームアップ、今度はわかったかな?

 

昭和63年に橋上駅舎化されれた上磯駅ですが、

地上駅時代に使われていた1番線ホームが

自由通路の下にわずかですけど残ってたのです。

前回は積雪が邪魔してコレの存在に気づかなかった自分。

ちなみにこのホーム、上磯駅が開業した大正2年に造られた

歴史あるモノらしいですよ。

 

ここで毎度ですが、国土地理院のサイトに掲載の航空写真をチェック。

下は地上駅時代の昭和51年に撮影された写真ですが、

上磯駅で貨車の中継が行われていた

日本セメント上磯鉄道(平成元年廃止)方向に

真っすぐ伸びるホームが見えますよね。

これが自由通路の真下で見つけたホームなのです。

江差線・上磯駅

このホームは駅舎が改築された昭和63年まで現存、

旧江差線が軽便線だった時代から使われていたそうですよ。

ホームが真っすぐ伸びているのは上磯駅が開業当時は終着駅だったから。

こんな貴重な遺構が今も残っていたなんて…

駅巡りはやはり雪がない季節に限りますね。

 

最後は道南いさりび鉄道仕様の駅名標で〆ます。

第三セクター化後も変わってないようで、

実はいろいろと変化していた道南いさりび鉄道線の駅でした。

 

今日は道東を旅しますが、

朝から雨が降っているし気温は低いし、どうなってるのよ!?