皆さま、おばんです!

 

5年前のことですけど、

栃木在住の友だちが「岡本駅にスゴイものがある!」と教えてくれて、

それを見に行ってきました。

なぜ今頃になってそんな昔の話を出すかって?

失くした思っていた画像データが入ったSDカードが見つかったからです。

探すのをやめた時 見つかる事もよくある話で…って、

本当にその通りだと思いますよ。

岡本駅は平成28年に駅舎が橋上化されて

現在はソレを見ることは出来なくなってしまいましたが、

せっかくなのでこの機会にブログUPしちゃいます。

 

この日は単身ではなく、地元のテツ仲間数人と一緒に

「青春18きっぷ」を使って栃木に遊びに来ました。

たま~にはこんな旅もいいものですよね。

車内ではずっと呑みっぱなしだったような気がしますが。

岡本駅は明治30年に開設された駅で

駅舎は昭和48年に建て替えされたモノだそうですよ。

 

中はこんな感じです。

駅舎とホームが離れているために

ホームに入るには階段を上らねばならず、

エレベーター未設置でバリアフリー対応していなかったため、

早期に駅舎が建て替えされたのだと思いますけど…

宇都宮駅のすぐ隣りにある駅なのに

自動改札機が未設置なのにはちょいと驚きました。

新駅舎になった今も、自動改札機は設置されずに

簡易改札機(ICカードリーダー)対応だそうです。

 

階段を上がってホームに入りますぜ☆

 

当時の岡本駅の跨線橋は超レトロ仕様。

友だちが教えてくれた「スゴイもの」は

この跨線橋にまつわるモノみたいですよ。

 

跨線橋を降りてホームにイン。

岡本駅は島式ホーム2面4線構造の駅で、

旅客駅業ではホームの片面のみを使用しているそうです。

片側に柵が張られているのはそのためでした。

 

旧駅舎時代には古めかしい待合室が設置されてましたっけ…

 

以前のブログにも書いたことがありましたが、

この待合室には「大正17年」の建立年を記した

謎な建物財産票が貼られてましたよ。

大正17年って一体…?

大正17年=昭和3年を意味してるのか、

それとも元号の記載ミス(実は昭和17年?)なのか、謎ですよね。

 

現在は待合室は撤去されてホームも嵩上げ済みとのこと。

ホームの石積みはこの地で採れた大谷石かな?

 

国鉄表記(っぽい)駅名標も立ってましたが、なぜか黄ばみが酷い感じ。

漂白剤に浸けて洗濯したくなりました。

 

さ~てさて、ここから本題です。

友だちが教えてくれた「スゴイもの」は跨線橋に組み込まれてたのです。

もう正体がわかっちゃったかな?

 

この跨線橋、近くで見ると支柱が古レールで出来ているのがわかりますが、

注目はそのレール、表記されてるマークをご覧ください。

 

わかりますかね?

アルファベットの「M」の文字とレールが重なったマーク、

実はこれ、南満州鉄道向けに製造されたレールで、

南満州鉄道(以下、満鉄)のマークがあしらわれてたのですよ。

レールは米国スチールトン社(STEELTON)が1922年に製造したモノ。

満鉄は終戦後、ただちに閉鎖されて

中国とソ連の合弁会社に移管されましたが、

そんな時代の遺構が宇都宮市のど真ん中につい最近まであったとか、

スゴイ話だと思いません?

 

満鉄のレールは1本だけではなく、

ここではまとまった本数が用いられていたみたいですよ。

 

そんな貴重な岡本駅の跨線橋は既に解体済みです。

古レールは鉄屑としてリサイクルされちゃったのでしょうかね?

だとしたら、すっごく勿体ないような気がしますが。

 

9連休もそろそろ折り返しですけど、

台風10号が悪さをしてるようです。

悪天候は15日~16日がピークのようですけど、

この日に旅を計画されてる方も多いのでは?

そんな皆様にとっても素敵なお盆休みでありますように。

 

 

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