皆さま、こんにちは!
前回のブログで総武本線・馬喰町駅の訪問記をUPしました。
ここを訪れた理由は、地下深くにあるホームを見るわけではなく、
実は駅の地上にある宿泊施設に泊まるためだったのです。
ここは「鉄道ファン好みな仕様」らしく
以前から気になっていた施設でした。
その名も「トレインホステル北斗星」。
鉄道ファンなら施設名を聞いただけでワクワクしちゃいますよね。
仲間との飲み会の後、ここに宿泊しましたよ。
まずは場所から。
馬喰町駅の近く…というか、すぐ隣りに施設がありました。
駅の東側にある「馬喰町一丁目」交差点のすぐそばです。
馬喰町駅「出入口4」が目印ですぜ☆
「北斗星」のヘッドマークが光ってるじゃないの!!!
コレを見た瞬間からニヤケが止まらないのですけど。
施設を入ると正面にフロントがあるのですが、
ここも入った途端から笑わずにいられませんでしたわ。
北斗星用のEF510に描かれた流れ星!!!
機番まで描かれてるじゃいですか!
言ってることがさっぱりわからん人向けに話しますが、
平成27年春のダイヤ改正まで
上野駅-札幌駅間を結ぶ寝台特急「北斗星」が運行されており、
上野駅-青森駅間を青い機関車(EF510)が牽引してたのです。
このマークはその専用機関車の側面に描かれてたモノ、
鉄道ファンなら誰でも知ってますよね。
「北斗星」が廃止されて3年半が経過しましたけど、
まさかこんな場所で流れ星に出会うとは。
…で、こちらの「トレインホステル北斗星」ですが、
「北斗星」の客車で実際に使用された設備を再利用している
ドミトリータイプの宿泊施設でしたの。
東京のど真ん中にありながら
1泊3千円台で泊まれちゃう料金の安さにもビックリ!
今回、念願かなって宿泊することが出来ましたよ。
こちらがフロント、夜の上野駅の雰囲気を感じるのは気のせい?
行燈看板が方向幕風で古い鉄道ファンをとことん泣かせに来ます。
チェックイン手続きを済ませた跡はベットが並ぶフロアへ。
すみません、やっぱり泣いていいですか?
フロアはこんな感じでした。
基本的には解放式B寝台のベットが並列に並ぶスタイル。
上段のベットに昇る折り畳み式の階段も客車の廃材でしたよ。
個々の寝台ですけど、客車時代の寝台幅は70センチだったのに対し、
座席でする機会が無いことから10センチほど拡幅されてました。
寝相が悪い人でもこの幅なら落ちませんよね。
各ベットにコンセントが設けられてるほかWi-fiも対応。
ここまでいた限りは何も不満が見当たりませんでした。
なお「相部屋はどうしても苦手」という方向けに
パソコンを使いたい方はこの仕様のお部屋の方がラクかな?
次回はこっちに泊まってみよっと。
飲み会を終え深夜12時前に寄宿、
シャワー(24時間いつでも使えます)を浴びた後にベットに入りました。
寝台に就くと気分はブルトレ「北斗星」の乗客です。
これで列車特有の雑音があればより旅情を感じるのですけど…
ガタンガタン ガタンガタン ガタンガタン…
ん? 電車が走っている音がする!?
そういえばここって総武本線の真上なのですよね。
自分は5階のフロアを利用しましたが、
地下を電車が行き交う音がビシバシ伝わってくるのですよ。
この音を旅情と感じるか、
それとも就寝を邪魔する雑音と感じるかはアナタ次第。
自分は飲み会の酔いもあって爆睡しちゃました。
そして翌朝。
早朝にチェックアウトしましたが、
その前に2階にある談話室(ラウンジ)を利用してみます。
キッチンや給湯器が自由に使えるフリースペースですぜ☆
いやいや、朝からまた泣かせにきたか。
お部屋の名前はグランシャリオ…
「北斗星」の食堂車で使われていた名称ですね。
現役時代は豪華なディナーが名物だったのに、
朝からカップラーメンをすすってしまい申し訳ありませんでした。
フロアもグランシャリオ風です。
気付かれた方も多いと思いますが、
ここに並ぶ設備もすべて「北斗星」用客車の廃品なのですよ。
壁には寝台特急「北斗星」の写真が掲げられてました。
本物のグランシャリオの写真もあるじゃないの。
この施設特有の傾向かどうかはわかりませんが、
この日は欧米系の外国人観光客の方が大勢宿泊されてました。
キッチン周りの写真を撮りたいと思い、
皆さんに「ここの写真を撮っていいですか?」的なことを
英語40%日本語60%のミックス語で話したところ、
「あなた方と一緒に写真を撮りたい」みたいに伝わってしまい
迷惑をかけてしまいましたよ。
異国の方とコミュニケーションをとるってホントに難しいなぁ。
壁に貼られたスタッフ紹介を見ます。
こんな宿泊施設だから、スタッフはさぞ
鉄ちゃんばかりかと思いましたら意外や意外!
「趣味はスポーツ」とか「家族と過ごす時間が一番大事」とか、
寝台特急「北斗星」ってなんぞ?と言いそうな方々ばかりでしたね。
確かに仕事と趣味は一緒にしちゃいけないものですけど…
お一人だけいた~!!!
鉄道=I love trainで最後の最後まで泣かして頂きました。
次回はアナタ様に会いに行きますからね。
最後にもう一度言いますけど、
こんな施設が1泊3千円台で泊まれるって
すごくありません?
近隣のカプセルホテルよりも安い上に
寝台特急気分まで味わえる「トレインホステル北斗星」。
また東京で飲み会が催されないかなぁ~
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