皆さま、おはようございます!
前回のブログで、国内で唯一の「階段国道」である
国道339号線・竜飛崎周辺区間の様子をUPしましたが、
今回はその続き、復路編です。
(前回のブログもぜひチェックくださいね)
岬のテッペンににある竜飛崎灯台の駐車場に車を停めて
階段国道を下ってきた自分。
今度は362段ある階段を上って戻らなければならないのですが、
その前に、漁港の近くで気になる看板を見つけたのです。
それがこちら。
竜飛崎管観光案内所…の隣りに小さく書かれた
「太宰治ゆかりの宿」の文字でした。
太宰治と言えば青森県の金木町(現在の五所川原市)生まれの文豪。
「走れメロス」や「人間失格」で有名な小説家です。
津軽鉄道の金木駅を訪れた際に、
近くに太宰治の生家である斜陽館があるのを知ったので、
学がない自分でもよく知る御方でしたよ。
その方の所縁の宿?が300メートル先にあるらしく。
せっかくなので尋ねてみることにしました。
ここからは階段国道から続く国道339号線を南下します。
間もなく龍飛岬郵便局が現れましたが、
龍のモニュメントはここが「龍飛岬」だからなのかな?
なにやら古そうな建物が見えてきました。
これが「太宰治ゆかりの宿」か?
間違いない!旅館の看板が掲げられてました!
おじゃましま~すってお盆の真っただ中、
さすがにこの日はお休みだったみたいですね。ざ~んねん!
入口のポスターによるとサルが出現するらしい。
そういえば、岬のテッペンにある津軽海峡冬景色歌謡碑を見た時に
地元のおじさんから「サルにモノを持っていかれるから
駐車場で寝泊まりする時は注意しろ」って教えてもらったっけ。
ではでは、なぜここが「太宰治ゆかりの宿」なのか?
この建物、元々は太宰治が過ごした「奥谷旅館」だそうです。
現在は改修され、観光案内所(龍飛館という名称があるらしい)として
活用されてるみたいですね。
太宰治のことを抜きにしても、この木造家屋には興味が湧いてきます。
この気持ちは木造駅舎好きの性なのかな?
龍飛館のスグまん前に「太宰治文学碑」がありましたよ。
青森県内にはこのような文学碑が各地に設けらてるらしい。
文学碑には小説「津軽」の一節が刻まれているとのこと。
太宰治ファンには堪らないブツなのでしょうね。
残念なのは、自分が太宰治について、
生まれが金木町だってこと以外はまったく無知だったこと。
文学碑よりも、手前に鎮座していたオブジェばかり気にしてましたわ。
色から察するに、これはライオンですよね。
こちらは青い目をしたゴリラ。
こいつの正体は最後までわかりませんでした。
これらオブジェ、子供の遊具ではなさそうですけど
なぜこんなモノが海辺近くに置かれているのでしょう?
謎だわ。
こうして竜飛館(の外観だけ)を見た後は階段国道を上がり、
クルマを停めていた岬のテッペンに戻りました。
前回も書きましたけど、案内看板がなきゃ
ここが階段国道の入口であることはわかりませんね。
民家の軒先にありそうな通路ですけど、
これも国道なのですからビックリです。
それではいよいよ階段の区間に入りますが…
この斜面、キッツイわ~!!!
階段を上り始めて5分も経たないのに息切れが始まる。
階段を下ってきた時点で、帰りにこうなることはわかってたのよ。
もぅ、全然ゴールが見えないじゃん。
途中で若いカップルさんが
ピョンピョンしながら自分を追い越して行く傍らで、
這いつくばりながら前進する自分。
嗚呼…30年前の若さを取り戻したいです。
なんてこった!頂上に着くのに20分もかかってもうた。
さすが有名観光地の階段国道、続々とチャレンジャーが現れてました。
その理由はこの景色を見るため。
三厩駅の駅前で出会ったゴミ捨て中のおばちゃんに会わなきゃ
この景色は見れなかったのだろうな…と振り返る。
眼下に眺める景色が美しすぎて、感動で泣きそうになっちゃいました。
そして心に決めたのです。
絶対に痩せる!
…以上、昨年のお盆休みに訪れた階段国道、
竜飛崎に伸びる国道339号線の様子でした。
今になって気づきましたけど、
階段国道アタックは下から攻めた方が楽だったかな?
冬季は階段が凍るために通行止めになるそうですので、
訪問時期を考慮の上でチャレンジしてみてくださいね。
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