皆さま、おはようございます!
今日から9月に突入、今月もお付き合いくださいませ。
さてさて今朝は、とびっきり素敵な木造駅舎を持つ駅の訪問記です。
自分がここを訪れたのは今から4年前のこと。
当時はJR北陸本線の駅でしたが、
平成27年3月に北陸新幹線が開通したことにより第三セクター化され、
現在はえちごトキめき鉄道の駅に変わってました。
仕様が現在と変わってる部分があるかもしれませんけど、
大目に見てくださいね。
北陸本線(現・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)
梶屋敷(かじやしき)駅です!
ここに着いた瞬間の自分の雄叫びを書いてもいいですか?
木造駅舎、さいこぅ!!!
梶屋敷駅は大正元年に開設された駅で、
ウワサによれば駅が開業した当時に造られた駅舎だそうですよ。
JR東日本新潟支社の見解によれば、
新潟県内で最古の駅舎を持つJR駅(第三セクター化された駅を含む)は
明治43年築の駅舎を持つ旧・信越本線の二本木駅。
自分の調べで最古の駅舎は旧・北陸本線の谷浜駅(明治42年築)ですけど
梶屋敷駅の駅舎はそれに匹敵する古さなのです。
北陸本線の糸魚川駅-直江津駅間は昭和44年に複線化。
その際に多くの区間が地滑り対策で新線に移設されましたが、
新線に移設されなかった梶屋敷駅は
駅舎は改築されることなく残された模様。
もしここがJR東日本の駅だったら、
固定資産税対策でとうの昔に取り壊されてたのではないでしょうか?
シャッターの奥には除雪機が保管されてるのかな?
とにかく古いままの駅舎が残る駅でしたの。
それではさっそく駅のチェックを開始します。
正面に見える駅名標は戦前に多く見られた逆書きでした。
でもコレ、決して古いモノではありません。
わかる人にはわかるんだなぁこれが。
外に駅便(駅の便所)がありましたけど、これは絶対に古いやつ!
うむむ、皆さまからの「中が見たい」という声が聞こえてきたぞ!
えっ、見たくない?
それじゃ中を公開しちゃいます。
ど~ん!!!
どうせなら大便器も見せろって?
えっ、見たくない?
これでどうだ~!!!
相当古い便器で間違いないでしょ?
世の中には公衆便所の便器だけを
ひたすら研究されてる方もいらっしゃるようですが、
その域に達しておらずに、見てワーキャー言うだけで終わってた自分。
でも駅を訪れるたびに駅便の写真は収めてましたので、
いつかは、それらを公表したいと思いますけど…需要あるかな?
梶屋敷駅は北陸本線の複線化が完了した直後の昭和45年に
無人駅化されたとのこと。
出札窓口はガラス張りの事務スペースに改装されてました。
待合室はこんな感じです。
JR西日本エリアの無人駅は防火対策からか、
壁面に貼られているポスターの数が他のエリアよりも少な目ですね。
続いてホームを眺めますが、
第三セクター化を目前にしたこの日は
ホームの嵩上げ工事が行われてる最中だったのです。
第三セクター化後、出入口にステップがない車両が導入されるために、
日本海ひすいラインのすべての無人駅で
ホームの嵩上げ工事が行われたようで。
当時の駅名標です。
もちろん現在は「えちごトキめき鉄道」仕様に変わってますよ。
梶屋敷駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。
中央の線路は南側はが撤去されてますので、
実質的には相対式ホーム2面2線構造として機能してたようです。
線路間に見える溝は雪を解かすための融雪溝。
豪雪地帯のみで見ることが出来る鉄道施設でした。
それにしても、本当に素晴らしい駅舎ですよね。
いつまでも残っていてほしいなぁ。
国鉄時代から引き継がれた長いホームを持つ駅ですけど、
当時から、梶屋敷駅がある糸魚川駅-直江津駅間は
北陸本線の中でも閑散区間だったそうで、
現在運行されてる普通列車のほとんどが単行(1両)。
糸魚川駅-梶屋敷駅間に交直流を切り替える
デッドセクション(死電区間)があるために
その列車のすべてが気動車だそうです。
こんなになるんだったら電車の写真を撮っておくべきだった…。
来週、札幌エリアの駅巡りを計画していたのに、
猛烈な台風21号が日本列島に接近するみたいで。
とりあえずはギリギリまで様子見しておきます。
それにしても、いくら自分が雨男だとしても
威力をを振るい過ぎではないか?
↑(富山駅・越中宮崎駅方面)
青梅駅
糸魚川駅
梶屋敷駅(平成26年10月14日)
能生駅
↓(直江津駅方面)
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!