皆さま、おばんです!

 

先月末に加古川線の駅巡りを楽しんだ日のことです。

帰りに空港まで乗った南海電車の中吊り広告で

このイベントのことを知ったのですよ。

南海高野線・極楽橋駅

極楽橋駅と高野山駅を結ぶ

高野山ケーブルカー(南海鋼索線)のイベントでした。

イベント内容はともかくとして、この中づりで知ったのは

現在の高野山ケーブルカーが年内の運行を最後に引退すること。

2カ月間の休止期間を経て、

来年春から車両と設備を一新し運行を再開するとのことでした。

見慣れたこのケーブルカーも年内で見納めだったとは…。

自分はこのケーブルカーに乗りたくて一昨年の2月に訪れました。

ネタ的には少々古めですけど、その時の様子をUPさせて頂きます。

 

この日は早朝にホテルを出発して駅に到着。

駅巡りに便利なチケットをゲットして駅を周りました。

g02300/南海電鉄

利用したのは「OSAKA海遊きっぷ」です。

大阪市内にある海遊館(水族館)の入場券として使え、

更には南海電鉄の全線フリーパスまで付いてるスーパー切符でした。

お値段は3,010円(南海版)なり。

海遊館の入場券が大人2,300円ですから、いかに安いかがわかりますよね。

南海なんば駅から高野山駅まで運賃が片道1,260円ですので、

ここの往復+ちょこっと駅巡りをすれば

海遊館を利用しなくても元が取れちゃうのですよ。

あ~ 発想が貧乏くさっ!

 

そんなことで、高野山ケーブルカーに乗るために、

電車を乗り継いで南海高野線の

極楽橋(ごくらくばし)駅にやってきました。

南海高野線・極楽橋駅

 

極楽橋駅は南海高野線の終点ですけど

駅周辺には民家や商店はなく、

事実上はケーブルカーへの乗り換えを目的にした駅とのこと。

南海高野線・極楽橋駅

 

そのために乗客の多く(全員?)がケーブルカー乗り場に移動しましたよ。

南海高野線・極楽橋駅

それでは自分はどうだったかというと…

ケーブルカーはもちろんですが、

極楽橋駅もじっくり眺めたいのが本音。

せっかく誰も居なくなったタイミングですので

駅の探索を始めることにしました。

 

まずは改札を抜けて駅を外から見ようとしたのですけど…

南海高野線・極楽橋駅

ここで駅員さんから

「外に出ても何もありませんよ」と呼び止められたのです。

ウワサには聞いてましたが、

極楽橋駅の外に出るお客さんは滅多にいないって話、

本当だったみたいですね。

駅が好きでここを訪れたことを告げて改札を抜けました。

 

駅舎を正面から見るとこんな感じです。

南海高野線・極楽橋駅

 

駅前に軽トラが停まってたけど、

ここを出る人は滅多にいないから誰も咎めないのだ。

南海高野線・極楽橋駅

極楽橋駅は南海高野線が延伸開通した昭和4年に開設された駅。

駅舎もその当時からあるモノだそうですよ。

軽トラが居ないタイミングで駅舎の写真を撮りたかった…

 

これが極楽橋駅の駅前。

極楽橋駅は南海高野線の終点なので、その名を知ってましたけど、

まさか駅前の光景がこんなんだとは思いもしませんでしたよ。

南海高野線・極楽橋駅

 

林道を歩いて川沿いを下ってみることにします。

正面に架けられてるのが

高野山ケーブルカーの乗り場に通じる通路ですぜ☆

南海高野線・極楽橋駅

 

通路の下をくぐる。

南海高野線・極楽橋駅

 

林道のすぐそばに立ってる架線柱を眺めます。

南海高野線・極楽橋駅

南海電鉄の社紋と紀伊神谷駅-極楽橋駅間を示す「神極」の文字、

この区間にある44本目の複線架線柱の片側(B)、

それと建立年…で間違いないですよね?

こんなこと知ってても決して社会の役になど立ちません。

 

川下側から見た通路の様子でした。

南海高野線・極楽橋駅

 

間もなく歩くと赤い橋が見えてきます。

これが駅名の由来にもなった「極楽橋」なんですって。

南海高野線・極楽橋駅

ここを渡ってひたすら坂道を上り続けても

高野山の参道に出られるそうですよ。

極楽橋を渡ってみたたって?

いやいや、自分はこれからケーブルカーに乗って向かいますから。

それよりも、古い建物好きな自分は手前側の小屋が気になってしまい、

極楽橋のことなんかこれっぽっちも思っていませんでしたわ。

この先は同じ景色が続きそうでしたので、駅に引き返すことにしました。

 

再び駅舎の中です。

南海高野線・極楽橋駅

 

極楽橋駅3本のホームが4本の線路を取り囲んでおり、

うち3線のホームは終着駅らしく頭端式になってます。

南海高野線・極楽橋駅

 

構内全景でした。

南海高野線・極楽橋駅

 

こちらは1・2番線の島式ホーム。

木造の古い上屋が良い味を出してますよね。

南海高野線・極楽橋駅

南海高野線は開通時から建て替えされずに使用されてる施設が多く、

ここの駅施設を含め、

平成21年に近代化産業遺産に指定されてるそうですよ(Wiki調べ)。

南海電鉄は良い仕事してますね。

 

先ほど下から見た木造の建物がありました。

エアコンの室外機と風呂の煙突が見えますので、

極楽橋駅の宿直所なのかもしれません。

南海高野線・極楽橋駅

 

さてさて、こうして極楽橋駅の構内を見終えた後は

自分もケーブルカーに乗ることにしました。

ケーブルカーは8~32分ヘッドで運行されているので

発車時刻を気にすることなく利用することが出来ますよ。

南海高野線・極楽橋駅

この先ですけど長くなりましたので次回に続きます。

あ~ また高野山ケーブルカーに乗りたくなってきた!

年内にワンチャンあるかな?

 

 

訪問駅リスト(第三セクター 私鉄 ほか)

南海高野線

 

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極楽橋駅(平成28年2月25日)

(高野線ケーブル コ11・21形乗車記)

高野山駅(平成28年2月25日)

 

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