皆さま、おばんです！
昨晩宿泊しました、宗谷本線・日進駅のど真ん前にある
ゲストハウス日進さんの宿泊記、今回は後編です。
（前回分もぜひチェックくださいね）
秘境駅が前の前！ゲストハウス日進さんに宿泊してみた。（前編）
前回のブログでも書きましたが、
宗谷本線・日進駅は１日の乗車客数が１人にも満たない小さな駅。
そんな駅の目の前にあるゲストハウス日進さんのことが
以前から気になっていたので、
今回の旅では絶対に宿泊しようと決めてました。
実際に泊まってみてわかったことですけど…
①宿泊代が超安い！
1泊3,000円の安さでありながら個室も選べる。
②近くの温泉施設の入浴券がサービスで付いてくる！
温泉好きには堪らないサービスですよね。
③本格的な韓国料理が食べられる！
ゲストハウスの奥様は韓国のご出身。
お昼のレストラン営業時間には数多くの常連さんが訪れます…等々、
とにかく魅力いっぱいのゲストハウスであることが確認できましたよ。
ちなみに上の写真はお食事をとるためのレストランで、
実際に宿泊するのはこちらです。
以前は民宿として利用されてた建物でした。
早朝の５時35分に回送列車が通過するそうで、
その列車の通過音が目覚めの合図とのこと。
自分はそれに間に合いませんでしたが、
チェックアウトする前に、日進駅に到着した列車を眺めてきました。
こんな光景が住処の目の前にあるなんて、なんか幸せですね。
こちはは出発前に見てきた早朝の日進駅。
この駅舎に惚れたファンも多いのではないかしら？
日進駅の駅舎の床って砂利敷きなんすよね。
駅舎に土台は無く、ただ置かれている（ポン付け）可能性が濃厚か。
前回来た時にも駅舎に掲げられていたイラスト入りの周辺地図です。
今になって気づいたのですが…
日進駅の絵が描かれていたのですけど、
駅名標をよく見ると、平成18年に廃止された
「智東（ちとう）駅」の駅名が記されてたのです。
ということはこのイラスト、
10年以上も前からここに貼られていたモノではないでしょうか？
だとすると、これはコレで貴重な代物のような気がするのですが。
撤去されて今は無い駅便（便所）の場所も描かれてるので、
とっても気になっていたイラストでした。
そしてホームの光景と…
車両１両分の長さに満たない極小ホームでしたが、
道内にはこんなホームを持った駅が数多く存在してました。
数的には宗谷本線が一番多かったかな？
朝の日進駅を見終えた後は朝食を戴きました。
お値段500円でこれだけ食べられるのですから驚きですって。
朝も夕食に負けないくらいの本格韓国料理でしたよ。
前回のブログでも書きましたけど、
奥様は日進駅の佇まいに惚れられ、ここを住居に決められたそうです。
レストランから日進駅の眺めが楽しめるよう
大きな窓を設けたかったそうですが、これが限界。
これ以上大きくすると雪の重みに耐えられず断念されたんですって。
いやいや、今でも十分大きいです。
ここで奥様から、レストランを始められた頃の
10年前の日進駅の話を聞かせて頂きました。
当時の日進駅は駅舎の塗装は剥げ、手摺がひん曲がっている状態。
状態があまりにも酷かったので、
キレイに直したいと何度かJRに陳情したそうです。
ところが「予算がない」という理由から取り合ってもらえなかったとか。
予算云々ではなく、自分たちが補修に携われないか相談したのですけど、
そんな話も聞き入れてもらえなかったんですって。
それではと、自分たちの資金で駅舎を修繕し、
併せてホームにお花の飾り付けを開始。
この活動は７年間も続いたそうです。
いつの日か、ピカピカに蘇った駅を見に来る観光客も現れ、
新聞にも取り上げられた他、
写真家の中井精也先生も撮影に何度か訪れたそうですよ。
ところが３年前にJRから活動の中止命令が。
安全を重視するJRの言い分もわかるのですけど、
現場も見ず、話し合いもなく、突如中止を求めてきたやり方には
今でも憤りを感じてるみたいで。
どちらの言い分も間違ってないのですけど、
利用者が少ない駅を盛り上げたい気持ちと安全を重視する考えが
結果的に良い方に作用しなかったことが
非常に残念に感じましたよ。
ネットで画像検索をすると、
お花が並んでる日進駅の写真が数多く出てくるのは
その頃のモノだったのですね。
これだけはハッキリしてます。
ゲストハウスさんの日進駅に対する愛情は本物ですぜ☆
楽しい一泊はあっという間に終わりを告げ、
奥様に挨拶を告げて日進駅を後にしました。
どうです？ゲストハウス日進さん、
良さそうなところでしょ？
冬は宗谷本線のラッセル車目当てで
ゲストハウスを利用する鉄道ファンが多いらしい。
じゃらんや楽天トラベルからも予約が可能ですが、
直接電話で予約をすれば若干ですけど更に安くなる可能性アリ。
気になる方はネット予約をする前に先ずは電話してみたくださいね。
いい話が聞ける…かもよ！
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