皆さま、おはようございます!

 

昨日のブログで、土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)

夜須(やす)駅のことを書きました。土佐くろしお鉄道・夜須駅

(その時のブログもぜひチェックくださいね)

【まったり駅探訪】土佐くろしお鉄道阿佐線・夜須駅に行ってきました。

 

ごめん・なはり線の起点・後免駅から夜須駅までの多くの区間では、

昭和49年に廃止された土佐電気鉄道安芸線の廃線跡が

転用されてましたが、

ここから先は新設された手結山トンネルを経由するために、

廃線跡とは別の新ルートを辿ることになります。

土佐くろしお鉄道・夜須駅

そうなると気になるのは、ここから先の廃線跡のこと。

これまでの区間は、高架線の建設のために

廃線跡の遺構の大部分が姿を消してしまいましたけど、

この先は廃線跡だとわかる遺構が結構残っているらしいのですよ。

 

ちなみに廃止された安芸線は、

ここから先は土佐東街道(国道55号線)に沿うかのように

海岸線に面した地点を経路が伸びてました。

そして、この夜須駅から先の廃線跡ですが、

サイクリングロードに変わり今も歩けるらしいのです。

せっかくここまで来たなら行くっきゃありませんよね。

ところが自分、ここに来て初めて廃線跡の存在に気付くという

失態をやらかしたために、今回は時間の関係上、

すべての区間を見ることは出来なかったのです。

いつかまた、絶対にリベンジ訪問するんだから!

今回は安芸線時代に存在していた「海浜学校前駅」跡を目指して

歩いてみましたよ。

 

まずは夜須駅の訪問記でも挙げた

駅東側にある廃鉄橋を転用したサイクリングロードからスタートです。

土佐くろしお鉄道・夜須駅

 

橋を渡ると自転車道は右側に大きくカーブし、

その先で「YASU海の駅クラブ」の広い駐車場に出ました。

奥が夜須駅側、中央の人が歩いている道がサイクリングドロードです。

実はこの広場も安芸線の駅跡でして、

安芸線が大正13年に最初に開業した区間の終着駅である

手結(てい)駅があった場所なのです。

昭和5年に安芸線が全線開通するまでの6年間は

ここが終着駅でしたよ。

 

更に先に進みます。

 

住宅地が建ち並んだために、廃線跡は一旦は姿を消してしまいましたが、

国道55号線に接近したところで再び姿を現しました。

所々で線形は変わってますけど、この自転車道が廃線跡なのです。

 

この位置から見ればそれっぽく見えるかな?

 

手結駅跡から600メートルほど進むと第一手結山隧道が現れ、

トンネルを潜ると「サイクリングターミナル」の看板が見えてきます。

こここそが、今回の目的地である

昭和49年に廃止された海浜学校前駅の廃駅跡でした。

 

こちらは海浜学校前駅が現役だった頃の昭和37年に撮影された航空写真。

駅舎は無く、単式ホームがあるだけの駅だったみたいですね。

 

それでは駅跡らしき遺構を探してみますが…おっ!!!

 

ホームが残ってるじゃないの!

 

航空写真によれば、この辺りに駅の入口があったっぽく。

 

駅跡を降りると細い道があるのですが、この道の先に

駅名の由来にもなった海浜学校があったってことでしょうか?

先の様子を確かめるべく、道の突き当りまで歩いてみました。

所要時間は7、8分くらいだったかな?

 

行きついた場所がこちらでした。

 

香南市が運営する宿泊施設、

香南サイクリングターミナルです!

サイクリングロードの青看板に書いてたじゃないのというツッコミはなしで。

ここはなんと!全室がオーシャンビューという、

絶景が楽しめる宿泊施設なんですって。

しかも1泊2食付きでシングルでも6千円ぐらいで泊まれるとか。

料理は「こじゃんと美味い」らしいですけど、こじゃんとって一体…?

 

近くに職員さんがいらっしゃったので

海浜学校のことを聞いてみました。

お話によると、昔は高知の小中学生が利用する海浜学校が

この宿泊施設の場所にあったらしく。

夏になると課外学習で大勢の子供たちがここに来ていたそうです。

付近には港に面した集落もあるので駅の利用者は少なくなかったとか。

現在はサイクリングロードの拠点に変わり、

夏場になると、行楽を楽しむ大勢の観光客が押し寄せるそうですけど…

それにしても1泊2食付きで6千円前後なら、

行楽でなくても利用したいっすよ。

 

かつて子供たちが海浜学校から駅まで歩いた道のりを戻ります。

 

ずっと山道が続きます。

 

そして再び駅跡(サイクリングロード)に到着。

 

海浜学校前駅跡のすぐそばには第二手結山隧道跡がありました。

先を行く歩行者の姿が実に神々しい。

ここで注目なのがトンネルの入口付近。

鉄道線時代に使われていた碍子が残っているのが見えますかね?

中にも碍子が数多く残ってますぜ☆

 

改めて言いますけど、安芸線の廃線跡を楽しむなら

自転車での移動が絶対にラクです。

ここで自転車の貸し出しもされてるそうですので、

次回は1泊2食付きのコース+レンタサイクルで決まりですね!

それにしても、時間が無くてこの先を進めなかったことが

めっちゃ悔しい~!!!

旅行の行程と借金の返済は計画的に。

 

 

土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)

 

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