皆さま、おはようございます!

 

昨年の年末、飯田線の駅巡りを楽しんできました。

この日は早朝からレンタカーを利用して

豊橋駅側から駅をひとつずつ周ったのですけど、

自分の中では「飯田線」=「秘境駅」のイメージがあるためか、

豊橋市内や豊川市内にある街中の駅は

どちらかといったら飯田線の駅「らしさ」は感じず…。

ここにきて、ようやく飯田線らしさを感じることが出来ましたよ。

飯田線・柿平駅

飯田線・柿平(かきだいら)駅でした!

山の中にある、単式ホームが1本あるだけの無人駅。

これぞ「飯田線の駅」といった感じですよね。

 

それじゃ柿平駅は秘境駅かというと、実はそうではなくて、

駅前を100メートルほど進んだ先には豊川水系の宇連川が流れ、

川の橋を渡ったすぐの場所を

別所街道(国道151号線)が横切っているのです。

飯田線・柿平駅

クルマの通行量が多い国道のためか、

秘境感とか、そんな雰囲気は感じませんでしたね。

 

とはいうものの…

柿平駅の周辺にある民家は3軒だけ。

電車が停まる駅にしては、あまりに寂しい気がしましたよ。

飯田線・柿平駅

 

はたして、どこからお客さんが現れるのか気になりましたけど、

駅名の由来にもなった柿平集落が

駅からもう少し西側に進んだところにあるらしい。

飯田線・柿平駅

昭和40年代半ばまでは駅と国道を結ぶ橋は無く、

柿平駅は柿平地区の重要な交通アクセスだったそうですよ。

 

それでは早速ですが駅構内を探索します。

飯田線・柿平駅

 

柿平駅は冒頭にも書きましたが、

単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でした。

飯田線・柿平駅

飯田線・柿平駅

唯一ある建物は、ホーム上にあるこちらの待合所だけでしたよ。

昭和30年代に全国各地で停留場タイプの駅が開業してますので、

柿平駅もてっきりその類の駅かと思いましたけど、

実はそうではなく、飯田線の前身である鳳来寺鉄道の手によって

昭和4年に開設された駅だそうです。

ありゃま、意外に古い駅だったんだ。

 

昭和18年に鳳来寺鉄道が国有化されてた際に柿平駅は一旦廃止され、

昭和25年に営業を再開したそうですけど、

そうなると気になるのは、

現在の駅が鳳来寺鉄道時代のままかってことです。

私鉄時代の駅がそのまま残ってるとしたらスゴイ話ですから。

 

そこでヒントになるものがあるのではないかと探したのですが、

そもそもここ、ホームと待合所しかない駅なのですよね。

飯田線・柿平駅

 

ちなみに待合所は2度目の開業2ケ月前の昭和24年12月築。

建物財産標が貼られえてました。

飯田線・柿平駅

…となると、駅自体は昔から場所は変わってなさそうですので、

初代・柿平駅のホームは廃止後も放置されたままでいて、

その上に、2代目駅が開業する直前に待合所が建てられたと考えるのが

順当ではないかと思うのですが…。

 

ホームの脇に「うめの湯」のノボリが並んでました。

飯田線・柿平駅

自分は柿平駅が大好きなので大きな声では言いませんが…

距離的に三河川合駅の方が近くて便利ですぜ、駅も大きいし。

 

以上、場所は全然そうじゃないですけど、

雰囲気的には秘境感が楽しめる飯田線・柿平駅の訪問記でした。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

飯田線(本長篠駅-天竜峡駅) 

↑(本長篠駅方面) 

三河大野駅

湯谷温泉駅

三河槇原駅

柿平駅(平成29年12月29日)
三河川合駅(平成23年10月21日)

池場駅(平成23年10月21日)

東栄駅(平成23年10月21日)

出馬駅(平成23年10月21日)

上市場駅(平成23年10月21日)

浦川駅(平成23年10月21日)

早瀬駅(平成23年10月21日)

下川合駅(平成23年10月21日)

中部天竜駅(平成23年10月21日)

佐久間駅(平成23年10月21日)

相月駅(平成23年10月21日)

城西駅(平成23年10月21日)

向市場駅(平成23年10月21日)

水窪駅(平成23年10月21日)

大嵐駅(平成23年10月21日)

小和田駅(平成23年10月21日) その1その2

中井侍駅(平成23年10月21日)

伊那小沢駅(平成23年10月21日)

鶯巣駅(平成23年10月21日)

平岡駅

為栗駅

温田駅

田本駅

門島駅

唐笠駅

金野駅

千代駅

天竜峡駅

↓(辰野駅方面)

 

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