皆さま、おはようございます!
前回のブログで元「日本一海に近い駅」だった
予讃線・下灘駅のことを書きました。
映画やドラマ、ポスター等のロケ地として有名な駅で、
故に多くの観光客が押し寄せる人気の駅でしたが、
その隣にある駅も下灘駅と同様、なかなかの絶景っぷりでしたよ。
下灘駅の西方2.5キロ先にある、こちらの駅でした。
予讃線・串(くし)駅です!
昭和39年に開業した、単式ホームがあるだけの停留所タイプの駅でした。
昭和10年に予讃線(当時は予算本線)が開通した際、
駅の候補地として現在の串駅がある地点も挙げられたそうですけど、
結果は下灘駅が開業してここは候補落ち。
串駅は、それから29年後の昭和39年に開業した駅でした。
隣駅との距離が近いためか、駅が簡素なためか、
国鉄時代は普通列車の約半数が通過する駅だったみたいですね。
道内にあった仮乗降場的な駅だったようですよ。
見ての通り、駅周辺は雑木林で覆われていて、
ホームから伊予灘の眺めを楽しむことが出来なかったのですが、
では何故ここが絶景駅かというと…
ホームの東側に駅出入口がありますが、
すぐそばには、人ひとりが通れるぐらいの幅の
踏切があるのがわかりますよね。
「止まれ見よ」の看板が立ってるこの踏切です。
この奥に、丘に登れる細道がありここを進むのですが、
この細道から駅を見ると…
わぉ、海が見えてきた!
まだまだです。道はこの先も続きますからね。
おっ おっ おっ!
まだまだ~!!!
すげ~!!! 心の震えが止まらない!
この景色、ひょっとしたら下灘駅よりもすごくありません?
吹き付ける潮風は気持ちがいいし…
ここもさぞ、夕日がキレイな駅なのでしょうね。
余は満足じゃ!
下灘駅、串駅と、超絶景駅が2駅も続く
予讃線の旧線区間(伊予市駅‐伊予大須駅間)。
この区間の愛称は「愛ある伊予灘線」ですけど、もうね、愛が溢れすぎ!
破局の危機にあるご夫婦やカップル、
ここに来れば関係修復が出来るのではないでしょうかね?
そのぐらい、誰もが満足する絶景駅でしたわ。
景色だけではなく、駅ファンの自分は駅のチェックも怠りませんぜ☆
先にも書きました通り、串駅には駅舎が無く、
単式ホームが1本あるだけの簡素な造りの駅でした。
駅前の通りです。
駅前通りは車一台がやっと通れるほどの幅で、
この道に面した民家は、駅周辺には一軒もありませんでした。
200メートルほど進むと集落が見えてくるのですけど…
一台も駐輪されていない自転車置き場が駅の利用実績を物語ってますよね。
…ということで、駅のすぐそばにある民家は
先ほど海を見るために登った坂道周辺だけっぽい。
「海と一緒に列車の写真が撮れたら素敵だろうな」
そんなことを考えていたら、
近くから列車の警笛が聞こえてきちゃいました。
重力に逆らうことが出来ない体重の持ち主の自分。
先ほど行った坂道は登らずに、
大人しく、駅のホームから列車を見送ることにしましたよ。
キハ32の単行、一応これも国鉄型車両です。
乗るの?乗らないの?
車掌さん、ごめんなさい。乗りません!
列車は絶景駅の下灘駅に向け発車しました。
改めて言うのもなんですけど、
愛ある伊予灘線は素晴らしい!
串駅、下灘駅ほどではありませんが、
愛ある伊予灘線には他にも海に近い駅があります。
長くなりましたので、それは次回のブログにて。
高野川駅
伊予上灘駅
串駅(平成28年10月12日)
伊予長浜駅
伊予出石駅
伊予白滝駅
八多喜駅
春賀駅
五郎駅