皆さま、おばんです!
今日から5日間、青春18きっぷで旅してました。
初日は、4年ぶりに訪れた日光線の駅巡りを楽しんでましたが、
とある駅で、ものすごいモノを見たのです。
ひょっとしたら、日本最古のアレなのではないでしょうかね?
こちらの駅でした。
日光線・文挾(ふばさみ)駅です!
明治23年に開業、
日光線(当時は日本鉄道の一路線)の開通と共に開業した駅でした。
文挾駅は国道121号線(日光例幣使街道)のすぐそばにあります。
この国道は昨年春、とちぎ・群馬をドライブした際に通り、
道路の両側を杉並木で覆われていて
ずいぶんと暗い道だなぁ…と思いましたが、
まさかその杉並木の切れ目にこんな駅があったとは…
開業してから126年と、とても長い歴史を持つ駅ですけど、
当時からあった木造駅舎は解体され現在の駅舎に代わったそうですよ。
こちらは開業当時からある、西側の駅舎の内部です。
平成20年には新たに東口駅舎も完成したようですね。
西口がチェア仕様に対し、東口はなぜかベンチ仕様。
仕様が違う理由はなぜなのでしょ?
東口は新興住宅地が広がり、小学校があるのもこちら側でした。
そして東口の駅前には真新しいロータリーの姿も。
国鉄時代は西側にしかなかった文挾駅の出入口ですが、
現在は、乗客の大半が東口利用者なのでしょうね。
これも時代の流れか。
文挾駅は相対式ホーム2面2線構造の駅でした。
こちらは文挾駅の西口側にある側線ですが、なぜか門柱が付いてます。
現役当時はどんな車両が引き込まれていたのやら?
ホント謎多き文挾駅でした。
さてさて、こうして文挾駅構内を見終え、
最後に恒例の駅便チェックをしたのですが…
外も中も、とってもキレイな駅便。
おそらく、駅舎の改築と共に改装されたからなのでしょうけど、
柱に貼り付けられた建物財産標を見て驚愕してしまいましたの。
明治23年6月!?
ちょっと!日光駅の駅舎(大正元年建立)よりも古い建物じゃないのよ!
自分、今までいろいろな駅便を見てきましたけど、
これよりも古い駅便はどこにも無かったような…
ひょっとしたらこれ、日本最古の駅便じゃないでしょうかね?
ちなみに中は、バリアフリー対応の最新の仕様でした。
なのに明治23年築って…
これはもう近代化産業遺産に指定されても良いレベルの物件では?
日光東照宮を始め、歴史的建造物が数多く残る日光線沿線ですが、
隠れた名所が文挾駅構内にもありました。
初詣に日光を訪れた際は文挾駅の駅便にもぜひ!
は~っ、文挾駅を発って4時間が経過した今でも興奮が冷めませんわ。
↑(宇都宮駅)
鶴田駅
鹿沼駅
文挾駅(平成28年12月27日)
下野大沢駅
今市駅
日光駅