皆さま、おばんです!
今晩は1月の真冬に訪れた沖縄都市モノレール線(ゆいレール)から、
こちらの駅をいっちゃいます。
ゆいレール・旭橋(あさひばし)駅です!
県庁や市役所からも近い、那覇市の中心地ににある駅でした。
(県庁や市役所まで歩いて10分ほどですが、最寄りは隣りの県庁前駅ですので念のため)
旭橋駅は、与論島や奄美大島行きフェリーが発着する那覇港の最寄り駅で、
10分弱で辿りつけます。
また、付近には国道同士の交差点もあり、
県内のあらゆる交通の要所にある駅でしたの。
それだけではありません。
駅のそばには二級河川の久茂地川が流れていて景色も素晴らしいの。
ちなみに今回の旅では、旭橋駅近くの東横インを利用しました。
ここから眺める旭橋駅も素敵でしたけど…
その時のことはいずれブログで挙げたいと思います。
そんな旭橋駅ですが、造りはゆいレールの他の駅と共通でして
階下にエントランス、階上にホームがある二層構造の駅舎を持ちます。
ホームは相対式で2面2線構造、この景色も他の駅と共通ですね。
自分が旭橋駅に訪れたのは1月ですが、
駅のすぐそばにはビアガーデンがありました。
さすが南国、沖縄です。
ちなみにこの日の最高気温は21度。
もう一度言いますけど、自分がここを訪れたのは1月ですからね。
まさかこの時期に、Tシャツ1枚で外を歩けるとは思いもしませんでしたよ。
さてさて、昨年秋のことですが、
旭橋駅のことがちょっとしたニュースになりましたの。
駅の東隣りには那覇バスターミナルがあり、
都市整備のために仮移転した上で用地を掘り起こしたのですが、
その場所からとあるものが発掘されたのです。
それを見るためにバスターミナル跡地に行ってみました。
場所は旭橋駅の改札口を出てすぐ左方向へ。
バスターミナルに直結する歩道橋があるので、こちらが便利ですよ。
こちらは歩道橋の上から見たバスターミナルの跡地です。
ここで見えたものとは…
転車台の遺構でした!
こちらのバスターミナルですが、
昭和20年に廃止された沖縄県営鉄道・那覇駅の跡地に造られたモノでして、
造成の際に埋められた転車台がこのたびの整地によって、
再び顔を出したそうですよ。
沖縄県営鉄道は那覇駅と与那原(よなばり)駅を結ぶ与那原線の他に
糸満線、嘉手納線の3線を有する軽便鉄道。
大正3年の与那原線開通により営業を開始した鉄道ですが、
昭和20年3月の沖縄戦によって鉄道施設が破壊され、
そのまま廃止になってしまいましたの。
昭和23年に撮影された航空写真です。
焼け野原と化した那覇市中心地の様子がハッキリと写し出されておりますよね。
こちらは那覇駅辺りの写真です。
矢印の先に見える丸いものが廃墟と化した転車台跡ではないかと。
現役だった頃の那覇バスターミナルが写るグーグルマップです。
バスターミナルの外壁のカーブが
転車台の丸みに沿っているように見えるんですけど、
これって単なる偶然だったんでしょうかね?
ちなみに那覇バスターミナルが開設されたのは昭和34年のことで、
ウィキによると、当時は駅だとわかる遺構は何も残っていなったそうですよ。
転車台をもっと近くで見たくて、
工事中のバスターミナルを外側から眺めてみました。
外壁が高くてさっぱりわからん。
工事概要を見ます。工期は平成30年3月末までのようですね。
隙間から中を覗いてみましたけど…これが精一杯か。
転車台跡が見つかった沖縄県営鉄道・那覇駅でしたが、
自分がこの写真を撮った1か月半後の3月には、
同じ敷地内から機関庫で使われていた点検溝も発掘されたそうです。
戦後70年を経てこんなに多くの鉄道遺構が見つかるとは…
空襲によって破壊されたと言われていたのに、夢のような話ですよね。
以上が、鉄道ファンでしたら絶対に下車してほしい旭橋駅でしたが…
実はここ那覇駅の転車台以外にも
沖縄県営鉄道の遺構が気軽に見られるスポットがあります。
この後、それらをチェックするために現地に足を運んでみましたが…
その様子は次回のブログに続きます。
(続きのブログもぜひチェックくださいね)
昭和20年に廃止された沖縄県営鉄道の遺構 国場駅近くの橋台を見てきた。
沖縄県営鉄道・与那原駅跡地にオープンした与那原駅舎展示資料館に行ってきた。
小禄駅
奥武山公園駅
壺川駅
旭橋駅(平成28年1月19日)
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