皆さま、こんにちは!
ちょい前のブログで
昭和56年に廃止された夕張線登川支線・楓駅のことを書きました。
(その時のブログもチェックくださいね)
昭和56年に廃止された夕張線登川支線・楓駅(初代・2代目)跡に行ってみた。
登川支線廃止後、全線開通した石勝線に移転した楓駅ですが、
平成16年に乗降客数の減少を理由に旅客営業を廃止、
現在は信号場として活かされているのですよ。
数えて3代目の楓駅の現在の様子を見るために、昨年10月に訪れましたよ。
新夕張駅から三川国道を東側に5キロほど進むと
石勝線のスノーシェルターが見えてきます。
その東側に歩道橋が見えますが、これが旧楓駅の跨線橋で
この真下に楓信号場があるのですよ。
ちなみに手前の三川国道は登川支線の廃止後に整備された道路で、
廃止前はこの国道の位置に登川支線の線路が延びてました。
国道側から歩道橋の袂を覗くと…駅入口を発見!
駅舎は突き当りの、この位置にあったようですね。
道東のバイパス線として昭和56年に開通した石勝線。
ご存じの方も多いと思いますが、
新夕張駅-新得駅間は開業当時より特急・急行列車しか運行されておらず、
(この運行形態は現在も継続されております。)
楓駅を発着する普通列車はすべて、ここで折り返し運行されていたのでした。
そのために、楓駅には頭端式の専用ホームがありまして、
ここから普通列車が発着していたのです。
頭端式のホームを上から見るとこんな感じでした。
駅舎からホームには、この奥から進入出来たようですが…
現在は閉鎖され進入禁止でした。当然か。
このホーム、現在は保線車両の留置線として活用されてるみたい。
さてさて、楓駅の面白さはこれからですよ。
実は楓駅にはもう2本ホームが存在しまして、
普通列車が停車しないはずの本線側にもホームが設けられているのです。
そのホームの様子を確認すべく、歩道橋(跨線橋)に上がりますが…
この雑草の中を突き進むのは本当に辛かった。
下半身をビショビショにしながら歩道橋の上に辿り着きました。
そして下を覗くと…
本線側に設けられた2本のホームが見えましたよ!
ホームの長さは車両4両分程度です。
特急・急行列車の停車を前提にしたホームではなさそうですね。
なお、歩道橋の奥に突き進むと上り線ホームの入り口が…
楓駅の駅舎跡地付近に下り線ホームの入り口がありましたが。
当然ですが、どちらの入り口も現在は封鎖されておりました。
開業以来、一度も使われることが無かった2本のホーム。
楓駅が完成したのは石勝線が開通する数年前のことで、
完成当初はここを発着する本線の列車が設定されていたために
造られたのだとばかり思っていたのですが…
その裏には様々な大人の事情があったようです。
詳しくは、登川駅の記事に寄せていただいたデハさんのコメントをご覧下さいね。
楓駅探索を終えて東側を見たら、国道に繋がる道がありました。
雑草をかき分けて進む必要なかったじゃないのよ!
10年前では現役だった楓駅、
末期は早朝に普通列車が1往復だけ運行される秘境駅だったようですね。
現役だった頃にここに訪れたかったですけど、
その頃は鉄道車両にしか興味がなかったんですよね、自分。
駅趣味に目覚めていなかった自分、なんだかマジで悔しいっす。