皆さま、おばんです!

ダルマ駅(廃貨車を改造した待合室を持つ駅)と言えば

大抵は無人駅ですけど、まさか駅員さんがいる駅があったとは…

今晩は江差線から、こちらの駅をいっちゃいますよ。
g02060/江差線・釜谷駅

江差線・釜谷(かまや)駅です!

自分、自称・駅好き&貨車好き人間ですので、

釜谷駅に着き、待合室を見て思わず心躍っちゃいましたわ!

 

普通、ダルマ駅は極力改造箇所を少なくするために、

 

窓がある車掌車(ヨ)や有蓋緩急車(ワフ)が種車なのですが、

釜谷駅は窓がない有蓋車(ワム80000)から改造されてるのです。

だから窓は全部後付け、他のダルマ駅にない窓配置ですのよ。g02061/江差線・釜谷駅

また、待合室は鋼材で嵩上げされているので下から覗けちゃいます。
g02062/江差線・釜谷駅

うほっ、ワムハチを裏から見たの初めてかも!
g02063/江差線・釜谷駅

国鉄銘板や昭和44年の製造銘板もしっかりと残っておりました。

釜谷駅、貨車好きにとっては1粒で2度も3度も美味しい駅ですね。
g02064/江差線・釜谷駅

さてさて、釜谷駅のすごい点はここからです。

釜谷駅は簡易委託駅でして、JRから委託された地元の方が

待合室の中で切符を販売されているのですよ。

かつては日高本線・荻伏駅もダルマ駅の簡易委託駅でしたが、

現役の駅は全国中見ても、釜谷駅だけじゃないですかね?

待合室の中を覗いてみました。

おじゃましま~す。
g02066/江差線・釜谷駅

わおっ、石油ストーブまである。

奥のきっぷうりばは土足厳禁になっていて、

なんかお店ごっこを楽しんでる感じですね。
g02067/江差線・釜谷駅

屋外に繋がる煙突があるので一酸化炭素中毒対策もバッチリです。
g02069/江差線・釜谷駅

駅長席でプーさんを発見!

駅長はプーさん好きか?はたまた羽生選手か?
g02068/江差線・釜谷駅

駅長さん、プーさん好きだけではなく、ぶーさん好きでもあるようです。
g0206b/江差線・釜谷駅

ここまでくると、駅の待合室というよりはお部屋といった感じか。

お正月のためか、駅長さんにお会いすることは出来ませんでしたが、

ユニークな釜谷駅は度々メディアに取り上げられているようです。

壁にはたくさんの紹介記事が掲げられてましたよ。
g0206a/江差線・釜谷駅

ダルマ駅に引きこもり、行き交うキハを眺めながら切符を売る…

想像するだけで羨ましく思えてきました。

そんな仕事、どこかに転がってませんかね?

時給800円で構いませんので。

釜谷駅、国鉄時代は棒線構造でしたが、

青函トンネル開通に合わせ列車が行き違える構造に改良、

現在の相対式ホーム2面2線構造に変わったそうです。
g0206c/江差線・釜谷駅

2本のホームは構内踏切で結ばれておりました。

高速列車が行き交うこの区間で構内踏切なのは、

下り線ホームの細さに原因があるのかもしれませんね。
g0206d/江差線・釜谷駅

泉沢駅 と同様に、鎌谷駅からも津軽海峡を望むことが出来ます。

g0206e/江差線・釜谷駅

海水浴場やキャンプ場も近くロケーションもバッチリな釜谷駅でした。

こんなステキな駅の業務にちょっぴり憧れたんですけど…

朝は6時からですか!早起きできない自分はやっぱり無理だわ。
 

訪問駅リスト(JR線)
江差線

↑(五稜郭駅方面)
七重浜駅(平成28年1月2日)
東久根別駅(平成28年1月2日)
久根別駅(平成28年1月2日)
清川口駅(平成28年1月2日)
上磯駅(平成28年1月2日)前編後編
茂辺地駅(平成28年1月2日)
渡島当別駅(平成28年1月2日)
釜谷駅(平成28年1月2日)
泉沢駅(平成28年1月2日)
札苅駅(平成28年1月2日)
木古内駅(平成26年3月8日)
江差線(平成26年3月廃止区間)

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