皆さま、おばんです!
ダルマ駅(廃貨車を改造した待合室を持つ駅)と言えば
大抵は無人駅ですけど、まさか駅員さんがいる駅があったとは…
江差線・釜谷(かまや)駅です!
自分、自称・駅好き&貨車好き人間ですので、
釜谷駅に着き、待合室を見て思わず心躍っちゃいましたわ!
普通、ダルマ駅は極力改造箇所を少なくするために、
窓がある車掌車(ヨ)や有蓋緩急車(ワフ)が種車なのですが、
釜谷駅は窓がない有蓋車(ワム80000)から改造されてるのです。
だから窓は全部後付け、他のダルマ駅にない窓配置ですのよ。
また、待合室は鋼材で嵩上げされているので下から覗けちゃいます。
うほっ、ワムハチを裏から見たの初めてかも!
国鉄銘板や昭和44年の製造銘板もしっかりと残っておりました。
釜谷駅、貨車好きにとっては1粒で2度も3度も美味しい駅ですね。
さてさて、釜谷駅のすごい点はここからです。
釜谷駅は簡易委託駅でして、JRから委託された地元の方が
待合室の中で切符を販売されているのですよ。
かつては日高本線・荻伏駅もダルマ駅の簡易委託駅でしたが、
現役の駅は全国中見ても、釜谷駅だけじゃないですかね?
待合室の中を覗いてみました。
奥のきっぷうりばは土足厳禁になっていて、
なんかお店ごっこを楽しんでる感じですね。
屋外に繋がる煙突があるので一酸化炭素中毒対策もバッチリです。
駅長席でプーさんを発見!
駅長はプーさん好きか?はたまた羽生選手か?
駅長さん、プーさん好きだけではなく、ぶーさん好きでもあるようです。
ここまでくると、駅の待合室というよりはお部屋といった感じか。
お正月のためか、駅長さんにお会いすることは出来ませんでしたが、
ユニークな釜谷駅は度々メディアに取り上げられているようです。
ダルマ駅に引きこもり、行き交うキハを眺めながら切符を売る…
想像するだけで羨ましく思えてきました。
そんな仕事、どこかに転がってませんかね?
時給800円で構いませんので。
釜谷駅、国鉄時代は棒線構造でしたが、
青函トンネル開通に合わせ列車が行き違える構造に改良、
現在の相対式ホーム2面2線構造に変わったそうです。
2本のホームは構内踏切で結ばれておりました。
高速列車が行き交うこの区間で構内踏切なのは、
下り線ホームの細さに原因があるのかもしれませんね。
泉沢駅 と同様に、鎌谷駅からも津軽海峡を望むことが出来ます。
海水浴場やキャンプ場も近くロケーションもバッチリな釜谷駅でした。
こんなステキな駅の業務にちょっぴり憧れたんですけど…
朝は6時からですか!早起きできない自分はやっぱり無理だわ。
訪問駅リスト(JR線)
江差線
↑(五稜郭駅方面)
七重浜駅(平成28年1月2日)
東久根別駅(平成28年1月2日)
久根別駅(平成28年1月2日)
清川口駅(平成28年1月2日)
上磯駅(平成28年1月2日)前編 ・後編
茂辺地駅(平成28年1月2日)
渡島当別駅(平成28年1月2日)
釜谷駅(平成28年1月2日)
泉沢駅(平成28年1月2日)
札苅駅(平成28年1月2日)
木古内駅(平成26年3月8日)
↓江差線(平成26年3月廃止区間)