皆さま、おばんです!
JR北海道では平成18年から「花の駅長さん」を募っているそうです。
駅の美化活動の一環として始まったもので、
駅好きの個人や学校、グループなどが対象。
活動は、駅構内を花づくしにしてお客様をもてなすことだとか。
それらの活動とは別に、
江差線には有名な「花の駅長さん」がいる駅がありますの。
ネットで駅長さんのことを知って、お会いしたいと思い、
今年のお正月に泉沢駅に向かいましたが…
今回はそのときのことを書いちゃいます。
まずは泉沢駅の位置ですが、
道内最南端の木古内駅から2つ目にある駅で、
泉沢駅は一般駅として昭和5年に開業しましたが、
経営合理化により、昭和57年の荷物取り扱いとともに
無人駅になってしまったのですよ。
そんな駅の業務を一手に引き受けたのが
元国鉄職員で泉沢駅の駅長だった山本さんで、
以来、委託社員として、
山本さんにお会いしたくて泉沢駅に訪れましたが、
駅にはいらっしゃいませんでした。
自分が来たのは1月2日のこと、さすがにお正月はいらっしゃらなかったか。
でもストーブが点いてた形跡がありました。
写真に収まる奥様は5年前に他界され、
以来、駅のお花の世話は山本さんが一人でされているそうです。
泉沢駅も先にブログに挙げた札苅駅 と同様に、
元々は、列車が行き違い出来る小ぢんまりとした駅でしたが、
青函トンネルの開通によって、
ホームの延長や位置の変更、跨線橋の増設、
駅舎の改築もこの時期に行われたそうですよ。
併せて、下り列車の追い越しが可能な、
下り線ホームの単式→島式化改良も施されたようで。
狭い敷地に島式ホームを設けたために、
泉沢駅のホームに立つと波の音が聞こえてきます。
重ねて言いますけど、泉沢駅はとっても風情ある場所にありますのよ。
以上、山本さんには会えず終いだった江差線の泉沢駅でした。
さて、気になるのは、
3月26日のダイヤ改正で第三セクター化された以降も
泉沢駅の「花の駅長さん」の制度が引き継がれるかってことです。
江差線の別の駅の委託駅員さんからは、
「経営は変わるけど、やってることはまったく変わらんよ」
とは聞いておりましたけど…
道南いさりび鉄道の駅に変わっても、
ステキな駅のままであり続けて欲しいですね。
訪問駅リスト(JR線)
江差線
↑(五稜郭駅方面)
七重浜駅(平成28年1月2日)
東久根別駅(平成28年1月2日)
久根別駅(平成28年1月2日)
清川口駅(平成28年1月2日)
上磯駅(平成28年1月2日)前編 ・後編
茂辺地駅(平成28年1月2日)
渡島当別駅(平成28年1月2日)
釜谷駅(平成28年1月2日)
泉沢駅(平成28年1月2日)
札苅駅(平成28年1月2日)
木古内駅(平成26年3月8日)
↓江差線(平成26年3月廃止区間)