皆さま、こんにちは!
今年の7月に訪れた南阿蘇鉄道。
旧・国鉄高森線を昭和61年に引き継いだ第三セクター鉄道です。
ここには日本一なアレを持つ駅があるのですよ。
わかります?よーく見てくださいね。
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅。
(みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげんえき)
文字数で22字、日本一長い駅名を持つ駅でした!
長い駅名といえば、我が地元を走る阿武隈急行線の
やながわ希望の森公園前駅 を思い浮かべますけど…
文字数で16字のこちらは、昭和63年の時点では日本一でしたが、
あれよあれよという間に他に抜かされて、現在は全国9位。
現在は鹿島臨海鉄道の長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅と共に、
文字数22字の南阿蘇水の生まれる里白水高原駅が日本一なんですって。
白水高原駅が開業した平成4年といえば
バブル景気に陰りが見え始めた頃ですが、
鉄道業界はまだまだ元気で、
全国的に新駅設置が推し進められた時期でもありました。
駅に何かしら特色を持たせようと、
駅名を長くして競いあってたのもこの頃ですよね。
(すみません、あまりにも長くて大変なので、
以後は、車掌さんのアナウンスと同様に白水高原駅に略します)
さて白水高原駅ですが、すごいのは駅名だけじゃありませんの。
阿蘇カルデラの中をまっすぐ延びる線路。
こんな中を風を浴びながらノンビリ鉄道旅したいと思いません?
そんな夢が高森線では叶っちゃうのです。
トロッコ列車!
これはマジで乗りたかった。
先日の鉄道フェスティバルin東北 で
貨車(ヨ8000)に乗れて大興奮しちゃいましたけど、
ここではトラ70000(無蓋車)の改造トロッコに乗れたんですよね。
ちなみにこの日のトロッコ列車は、
中国人観光客の皆さんの貸切状態だったようです。
白水高原駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造。
白水高原駅は無人駅ですが、
駅舎を利用した古本屋さんが近々オープンするそうです。
自分が訪れてから2ヶ月以上が経過しましたので、
既に開店たのかもしれませんね。
白水高原駅の駅舎を満喫した後のことです。
キレイに整備された広場でのんびり過ごしていたのですが、
ふと広場の脇を見ると、駅舎っぽい木造の建物を発見。
一瞬、鉄道施設?とも思ったのですが、そうではなく、
それにしてもこちらのお店、見れば見るほど駅舎っぽいですな。
決して利用者が多くなさそうな駅なのに、
あえてこの場所に新しくお店を構えた「きしゃぽっぽ」さん。
メニューを見ると本格的なものがズラリと。
気になりることが多すぎて、思わずお店を覗いちゃったんですよ。
そしたら、午前の部は午後2時がラストオーダーらしく、
既に店終いの準備に取り掛かっていたみたいで…
ところがお店の親父さん、自分に気遣ってくれて、
お昼休みの時間なのにちゃんぽんの注文を受けてくれたのですよ。
はっきり言います。超美味かったですよ!
調理されてる様子をテーブルから拝見しておりましたが、
結構手間ヒマかけながら作ってくれてました。
この日は夏休み中の娘さんもお手伝いされていて家庭的な雰囲気もヨシ。
日本一長い駅名の駅に訪れた時には絶対におすすめです。
他にも駅の上に架かる道路橋に「国鉄高森線」が残っていたりと、
駅名の由来でもある
肝心の水源を見るのを忘れてました。
水源を見ずして白水高原駅を語るなって言われたら、自分アウト。
次回、南阿蘇鉄道に訪れた時は、
トロッコ列車に乗って、水源を見て、
ホルモン定食が食べられるよう努めたいと思います。
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅(平成27年7月29日)