皆さま、おはようございます!


5月30日に開通した仙石東北ラインに、

仙台駅から石巻駅まで通しで乗ってきました。

本当に今更な感じですけど…

「地元民なのに今頃?」なんてツッコミはなしでね。

だって石巻まで行く用事がなかったんですもん。


仙石東北ラインは仙台駅-石巻駅間を

東北本線を経由して結ぶ路線の愛称名です。

5月30日の仙石線全線開通に併せ、

新たに東北本線・塩釜駅-仙石線・高城町に短絡線を新設、

ここを経由させて仙台駅-石巻駅間を最短52分で快速運転しますの。


実はこの短絡線がある地点には以前より、

小牛田の保線車両を仙石線内に搬入するための

線路が敷かれておりまして、

ファンの間では「営業運転に使えないか」と話題に挙がっていたのですよ。

だから仙石東北ライン開通の話を聞いた時は超胸アツでして…


乗車したのは昨日、お盆休みの最終日でした。
f08221/仙石東北ライン

まさか仙台駅で石巻行きの表示が見れるとは…

マジで嬉しすぎて涙が出てきそう。

自分は列車の入線10分前からホームに並んでましたが、

結構な数のお客さんが列を作っておりましたよ。

仙石東北ライン、デビューして間もなく3ヶ月目ですけど、

お客さんの間でも、かなり定着してきてるんじゃないでしょうかね?


いよいよホームに列車が到着しました。
f08220/仙石東北ライン


列車は東北本線(仙台駅-塩釜駅)内も快速運転する赤快速と、

東本本線内は各駅停車の緑快速があります。

昼間帯の運行は基本的に緑快速ですぞ。
f08222/仙石東北ライン


ここで車両をチェック。

仙石東北ラインの開通に併せて新規導入された

HB-E210系気動車ですが、ステップの高さは

仙石線ホーム(高さ1,100ミリ)に合わせた1,130ミリですので、
東北本線のホーム(高さ920ミリ)とは20センチほどの段差が発生。
f08223/仙石東北ライン

東北本線が交流電化線、仙石線が直流電化線ですが、

交直流電車は導入されず、気動車が新たに投入されました。

で、導入されたのがこちらのHB-E210系気動車です。
f0822g/仙石東北ライン

こちらの車両、従来の気動車のように

エンジンの動力を直接台車に伝えるのではなくて、

エンジンの動力で発電機を回転させ、

発生した電力でモーターを駆動させるディーゼルハイブリッド車なのです。

これはすごい!


ディーゼルハイブリッド車両は昨年末に

「リゾートビューふるさと」(HB-E300系) で体験しましたけど、

あれも電車並みの加速でしたよね。

今回の車両は、これと同じシステムを取り入られているとのこと。
f01070/リゾートビューふるさと


エンジンや発電機、蓄電池の状態は車内からもモニターが出来ます。

なんだかプリウスっぽいっすね。
f0822h/仙石東北ライン


従来からある仙台地区内の電車との違いを感じた部分ですが、

クロスシート部分の側窓がすべて開閉式になったことです。
f08224/仙石東北ライン


この構造のために側窓中央に桟が入るのですが、

これが車内から見ると、思った以上の存在感なのですよ。
f08225/仙石東北ライン

クーラーが故障した時の非常用開閉窓だとは思いますが、

これだけ”開けられる感たっぷり”な窓があると、

春秋辺りはついつい、開けたくなる気にかられそうな予感。


そして最後はシートです。
f08228/仙石東北ライン

多分、E721系電車と同じシートかとは思いますけど、

気のせいか、こっちの方が乗り心地がいい?

背もたれのホールド性が若干良くなったと感じたのですが…


こちらが従来のE721系電車のシートです。
e03112/青い森703系試乗会

見た感じは同じに見えるのですが…やっぱり気のせいかしら?


仙台駅を発車間際、車内は満席で立席まで出る混雑ぶりです。

大量の女子中学生が乗ってましたが、今日は仙台市内で部活で、

これから先生の引率で石巻市内の学校に戻るんですって。


そんな中学生たちに囲まれながら仙台駅を出発!
f08227/仙石東北ライン

石巻駅に向けてれっつらご~!


(続きはこちらです)

5月30日に開通したばかりの仙石東北ラインに乗ってみた。(後編)



仙石線

東北本線