皆さま、おはようございます!


出張からの帰り道、

貴重な20A‐1コンテナ を見るとこができたことは

前回のブログで書きました。


興奮冷めやらない中、その先の米坂線・小国駅の近くでは、

こちらのタンク体を眺めてきたのですよ。
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タサ1のタンク体です!


実は3年前にも一度、

こちらのタンク体を間近で見れたことがあったんですけど、

その日は大雪でして、タンク体の上にはたんまりと雪が。
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タサ1と久しぶりの対面に、思わず小躍りしちゃいました。

その後、巡回中のおまわりさんに職務質問されたのはナイショで。


タサ1は明治から昭和初期に製造された、

3軸タイプのガソリン専用タンク車でした。

リベット打ちのタンク体や偏ったドームなどなど、

とっても古典的な風貌を持つタンク車でしたのよ。


タサ1と言えば、北麓本線・粟津駅近くのもの が有名ですけど、
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こちらは大正2年製、小国駅前のはそれよりも新しいモノのようです。

それではさっそくタサ1のチェックを。


まずはこちら、タンク体の下部が欠けている部分、
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コンクリートブロックの上にキレイに載っかっている箇所に注目です。

タサ1が製造された時期は

現在主流の自動連結器が採用される以前のこと。

車体にバッファー緩衝器を備えていた時代でして、

その緩衝器とタンク体が接触しないように設けられた

スペースなんですって。


そしてタンク体の下に見える丸いくぼみ。
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こちらは台車とタンク体が干渉しないための凹みなんだそうです。


これを見ただけでも、

このタンク体が鉄道車両だったことは十分に理解できるのですが、

きわめつけは、

タンク体妻面上部に架線注意 のプレートが!

お酒が入ってなくても、十分に酔えちゃうシロモノでした。


なおタサ1のタンク体ですが、米坂線の線路のそばにありまして、

列車の中からも眺めることが出来るんですよ。
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更に驚くことに、この周辺は廃ワムの倉庫がいっぱいあるの。

鉄道好きでしたら、小国駅周辺は満足いくこと間違いなしですよ。


それにしても、まるで保存車かのような程度の小国駅前のタンク体。

貨車時代の姿への復元とか、あるといいですね。

1000%ないと思いますけど。