皆さま、おばんです!
いよいよ3月のダイヤ改正が明後日まで迫ってきました。
これを機に無くなる列車、誕生する列車については、
自分はあまり詳しくないので触れませんが(そうなのよ)、
大好きな駅については触れてみようかと。
青い森鉄道の筒井駅開業という嬉しいニュースがある中、
海峡線の竜飛海底駅・吉岡海底駅・知内駅が、
そして4月1日には岩泉線の各駅 が廃止になります。
寂しいどすな。
ほとんどの駅が訳あって休止中なのですが、
海峡線・知内(しりうち)駅です!
上の写真、どう見ても道の駅なのですけど、その理由は後ほど。
自分が知内駅に訪れたのは先週土曜日のこと。
粉雪が舞うクッソ寒い日でした。
知内駅に訪れる日に大雪とかって自分の運命を恨みましたけど、
次の日は更なる大雪で各路線が運休したらしく。
知内駅を無事に見ることが出来たので
これはこれでヨシだったのかもしれません。
ここに着くと、どこからか歌が聴こえてきましたの。
は~るばる~きたぜ はこだって~
おりょ?サブちゃん(北島三郎さん)の函館の女だ。
自分は知らなかったんですけど、
サブちゃんはここ、知内町の出身なんですって。
道の駅しりうちの建物の中にもポスターがデンと貼られてました。
知内駅は道の駅しりうちに併設されている駅です。
どこを眺めても駅っぽい施設は見当たりません。
そこで一旦外に出て、改めて知内駅を探してみると…
駅は道の駅の隅っこにあったみたい。
併設されていると聞いていたので
建物を2分するぐらいの広いスペースかと思いましたが、
とりあえずくっ付いていると言った方が正しそうです。
入口を潜りますと跨線橋に続く長い通路があり、
知内駅は無人駅で券売機はなく、
知内駅が開業した平成2年当時は、
2往復の快速「海峡」号が停車してましたが、
海峡線の昼行列車がすべて特急に置き換えれれてからは、
停車列車もそれに代わったみたいです。
なお、木古内駅~蟹田駅間は特急列車のみの運行のため、
この区間内の駅の相互乗車の場合のみ乗車券だけで乗れちゃうのは
鉄道ファンの間では常識ですよね。
元々は青函トンネルの保守基地だった新湯の里信号場でして、
島式ホーム2面4線構造の構内配線も、
青函トンネルが非常時の際に列車を待機させるためのモノなのですよ。
昭和63年に海峡線が開通するとともに、
並行路線の松前線が廃止されてしまいましたが、
これによって駅を失った知内町が陳情して出来たのが、
鉄道地図サイトより拝借。
そんな知内駅も、駅ホームが新幹線の建築限界に触れるとのことで、
北海道新幹線工事の進捗にあわせ駅施設を撤去、
3月ダイヤ改正以降は再び信号場に戻されるらしく。
雪に埋もれちゃってるけど見えます?
青函トンネル内で起こる列車火災に備えたモノなんですって。
北陸トンネル火災を教訓に、
火災が発生したときには知内駅まで列車を移動させて、
ここで消火活動を行う手はずだそうです。
知内駅、知れば知るほど面白い駅ですね。
「そろそろ帰ろうかな」と考えてると、ホームにいた作業員さんが、
「あと10分で貨物列車が通過しますよ」
と教えてくれたのです。
自分、はた目から見て鉄道マニアとわかる動きをしていたみたい。
どちらかというと列車にはあまり興味が無いので、
「寒いのでそろそろ帰ろうかと…」
と言い掛けた途端、
「皆さん、知内駅でじっと列車を待ってらっしゃるんですよ。
ここで写真が撮れるのも残り1週間ですから」
とのお言葉が。
うむむ、やはりここで帰るのはよそう。
この日は豪雪のために列車が遅れ
結果的には20分以上も待ちましたけど、
コンデジでの撮影じゃ、このくらいの写真が限界。
3月で廃止になる駅の中でも、
真っ先に姿を消してしまいそうな知内駅、
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