皆さま、こんにちは!


ここ最近は仙石線の駅の紹介が続きましたが、

ふと気付くと、数ヶ月間も放置プレイ状態の駅もございまして…

そんなことで今回は、仙石線ではない駅をいかせていただきますね。


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羽越本線・水原(すいばら)駅です!

先にご紹介した京ヶ瀬駅 神山駅 の中間駅です。

鉄道の開通と同時の大正元年9月に開業しました。

新津駅以北は無人駅が続きますが、

水原駅は駅員配置駅であり、

みどりの窓口もしっかり営業しておりましたよ。


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水原駅の印象ですが、とにかく駅舎が広い!

写真のコンコース部分の他に、奥には待合室まであるのですよ。


そして待合室を覗くと、

とっても気になる絵が飾ってありまして…
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わかり辛いかもしれませんが、初代駅舎の絵なんですよね。

初めにこの絵を見たときに、

跨線橋の位置が現在の場所と反対側に描かれていたために、

この絵が水原駅のものなのか疑問だったんです。

駅舎の改築はあっても、

ホームや跨線橋まで真新しいものに造り替えることって稀ですからね。


その後に航空写真の確認でわかったことなのですが、

水原駅は昭和40年前後?に既存のホームを残し、

それ以外の部分を全く新しいものに造り替えているんですよ。

そういう意味で、この絵は初代駅舎を知る上では貴重なものでした。


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ホームから見た水原駅全景です。

水原駅は相対式ホーム2面2線構造ですが、

奥のホームには旧・3番線ホームの跡が残り、

容易に以前は島式ホームであったことがわかります。

よく見ると、その奥にも側線があった形跡が…
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こちらは駅舎側にある1番線ホームの新津寄りを見たところです。

なにやら草むらの中には、放置された側線が見えますね。

国鉄の車扱貨車輸送の大幅削減となる

昭和59年2月のダイヤ改正までは、

水原駅も車扱貨物の取り扱い駅だったのです。

写真の左側に見える2本の側線に有蓋車が群れをなしている様子が、

先の航空写真でも確認できました。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-09266 ここで水原駅のユニークなものをひとつ。

こちらに見える跨線橋。

よーく見るとわかるのですが、

通路中央で仕切られており、内側を駅の跨線橋として、

外側を駅の東西口を結ぶ自由通路として利用されております。

駅の反対側に渡るのに、

ぐるっと遠回りをしなければならないことが多々ありますが、

この方法でしたら大きな工事も要らず、

反対側に渡るのにも便利なわけですね


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そして水原駅は、オオハクチョウ、コハクチョうの飛来地、

瓢湖(ひょうこ)の最寄り駅なんですって。


なんと!鉄道ファンには有名な特急「白鳥」号も、

瓢湖の白鳥から由来されているようで。

知らんかったとです。

「瓢湖」について、ウィキペディア(Wikipedia)で調べてみると…


1950年(昭和25年)初めてハクチョウが飛来した。

・・・ふむふむ。そんなこまで判っているんですね。

1954年(昭和29年)吉川重三郎(通称:白鳥おじさん)が、

野生のハクチョウの餌付けに全国で初めて成功した。

・・・恐るべし!白鳥おじさん。

実際にはその前にも餌付けをしていた人はいると思いますが。

2008年(平成20年)10月30日、

ラムサール条約の登録湿地に登録された。

…いやはや、実に素晴らしいことです。


水原駅が活気付くか否かは、

このハクチョウちゃんが鍵を握っているのかもしれませんね。




羽越本線


新津駅

京ヶ瀬駅(平成21年7月28日)

水原駅(平成21年7月28日)

神山駅(平成21年7月28日)

月岡駅(平成26年6月7日)

中浦駅

新発田駅

加治駅

金塚駅

中条駅

平木田駅

坂町駅

平林駅

岩船町駅

村上駅

間島駅

越後早川駅

桑川駅

今川駅

越後寒川駅

勝木駅

府屋駅

鼠ヶ関駅

小岩川駅

あつみ温泉駅

五十川駅

小波渡駅

三瀬駅

羽前水沢駅

羽前大山駅

鶴岡駅

藤島駅

西袋駅

余目駅

(↓秋田駅方面)