皆さま、おはようございます！
今日は羽越本線からこちらの駅です。
一見すると簡易駅舎を持つ小さな駅なのですが、
何やらただならぬ気配が…
羽越本線・月岡（つきおか）駅です！
羽越本線の中でも列車の本数が少ない
新津駅‐新発田駅間に位置する駅でした。
新潟近郊の普通列車は
羽越本線よりも白新線を経由する列車が多いようですね。
しかもこの区間、電化区間なのに
行き交う普通列車のほとんどが気動車という…
列車の運行頻度を考えたら、この方が得策なんでしょうかね？
大正元年に開業した長い歴史を持つ月岡駅ですが、
昭和５０年代後半に古い木造駅舎は取り壊されて
現在の簡易駅舎になったようです。
ただですね、月岡駅のすごいところは、
簡易駅舎になってからもキオスクが営業を続けていたんですよ。
今じゃ人気のない駅だってのに、信じられない話ですよね。
駅舎の中を覗くと、確かにそこにはキオスクがあった形跡が。
画像右側の目隠しされたスペースですよ。
駅舎の反対側から覗くと窓もあったようです。
後天的に扉も増設されて、
取りあえずは開かずの間にはなってないようですけど、
この中は今、どのようになっているのかしら？
隠し事をされると知りたくなるのが心情というヤツですぜ。
こんな小さな駅にキオスクがあった理由が知りたくて調べてみたところ、
磐越三美人湯としても知られている月岡温泉の最寄駅が
こちらの月岡駅なんだそう。
クルマでの移動で約１０分の距離なんだそう。
確かに駅前には月岡温泉の看板が立っておりました。
それだけじゃありませんのよ。
月岡温泉の近くには月岡動物園もあったそうで。
隣りには月岡ランドと呼ばれる遊園地もあったようですが、
動物園、遊園地ともども平成３年に閉園してしまったそうです。
こちらは昭和５０年に撮影された月岡動物園周辺の航空写真。
月岡動物園は昭和１０年にオープンした、新潟県内では唯一の民営動物園だったらしい。
もしも閉園後の跡地が今でも見られるのでしたら、
美人になりがてら、月岡温泉に行ってみたい！
そんな気持ちでもいたんですけど、
現在はこの地にバカでかい温泉旅館が建ってしまったそうです。
動物園と遊園地の廃墟と聞いてワクワクしていたのに…
こちら、温泉旅館となった現在の動物園跡地の航空写真でした。
なお観光協会では、月岡温泉へのアクセスとして、
新発田駅を発車して（月岡駅を経由して）
月岡温泉に向かうバス路線の利用を奨励しているようです。
月岡駅、月岡温泉の玄関駅じゃなくなっちゃったのね。
そりゃキオスクも閉店するわ。
そんな月岡駅、
広めの島式ホームを持つ行き違い可能な駅でして、
ホームと駅舎は跨線橋で結ばれておりました。
それにしても、こんな長いホームに
日中は２両編成の列車しか停車しないとは実に寂しい限りです。
もしも、月岡動物園＆遊園地の営業が続いていたら、
月岡駅の盛況ぶりもきっと変わっていたんでしょうね。
仙山線の西仙台ハイランド駅 のように大盛況で（以下自粛）
新津駅
月岡駅（平成２６年６月７日）
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