立春を迎え、恵方詣に行って参りました。
事務所から歩いて10分ほどの成顕寺です。
「通法山成顕寺」(つうほうさんじょうけんじ)は、明治新政府による神仏分離以前の面影を残している「宮寺」(ぐうじ)、つまり別当寺です。写真は「鞍掛竜王」を祀る「竜王殿」です。
元は、風早庄の大沼に生息していた竜王を、弘法大師の弟子が鎮めて祀った「風早大明神」でしたが、源頼朝が小金原産の名馬に、境内の松に掛けた鞍を「初鞍」とし「池月」と命名、宇治川の戦いで活躍したことから、「鞍掛大明神」と改称しました。私の事務所の字名でもある「駒木」も、この故事に由来しています。
その後、日蓮宗に改宗となり名称も「妙法諏訪大明神」と変わりました。文政年間(1818-30)には、江戸からの参詣者で賑わったと記録され、境内には文政7年建立の石燈籠も残っています。
天保3年(1832)にも浅草で御開帳を行い、江戸~流山の「流山道」に続く「諏訪道」で、拝殿である現在の「諏訪神社」へ、そして奥宮である現在の「成顕寺」へ、さらには布施の弁天様へと、参詣ルートが人気となったようです。
残念ながら、江戸時代から続く古道の周辺は変わりつつあり、成顕寺の境内林も含め周辺の雑木林も、昨秋以降で大幅に伐採されてしまいました。「恵方巻き」などの新しい風習と同様に、時代は変わっていくのが常ですが、「江戸」も「明治」も、そして「大正」や「昭和」さえも、古き良き時代の「歴史」になっていくのでしょう。「恵方詣」など、江戸時代に近い風習を体験していくことで、幕末の生活に想いを馳せています。





