塩釉の青い器、香りの器 濱田友緒 作陶展  | artsea blog

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湘南茅ヶ崎のジュエリーshop&Gallery artseaのブログです。

新しい年になりましたね。

今年も宜しくお願い致します!


今年の冬はいつもより寒い感じがしませんか?

ここ茅ヶ崎は、あまり氷点下にはならないのですが2022年元旦の朝は、なんとー1℃だったらしいです。先日は滅多に降らない雪も降ったし、寒い、寒いと思っていたら、こんな迫力ある、見ているだけで暖かくなる(熱くなる?)動画が届きました。



これは益子焼濱田窯の濱田友緒さんが送ってくれた作品制作中の映像です。

「塩釉」という特別な技法で作品を焼成しています。

塩釉は13世紀にドイツで始まった技法で、その後イギリスなどヨーロッパに広まりました。

日本に来たのはちょうど100年前くらい。濱田友緒さんのお爺さまである濱田庄司さんがドイツからその技法持ち帰り、日本で初めて制作を開始しました。

その技法を今も友緒さんが受け継いでいます。


塩釉専用の窯は、大きな登り窯とは違い、丸いかわいい形をしています。



普通は粘土で形を作ったら素焼きをして、それに絵を描いたりした後、うつわ全体に釉薬をかけて焼成しますが、塩釉は釉薬をかけずに焼成します。


途中で職人さんたちが窯に何か投入してるのが分かりましたか?

実は塩を入れているんです。



半分に割った竹に塩を乗せて、3回に分けて50キロの塩を窯の穴から投入します。

そうするとその塩が熱で気化してガラス質になり、窯の中の作品に付着し、光沢のある釉薬となるんです。

塩窯に入れる前に、素焼きが終わった作品に、呉須(コバルト)や鉄の顔料を使って色を付けます。

特に呉須は塩釉との相性が良いようで、焼きあがると透明感のある深いブルーがすごく美しい!


1280度まで温度が上げて焼成し、ゆっくり冷まします。

窯の窓からまだ熱々の作品を見ることができます。


さて、ようやく窯が開きました!


この作品たちは、1月15日土曜日からアートシーで開催される濱田友緒 作陶展「青い器と香りの器展」に出展されます!


アートシーは海が近いせいか、青い器が人気。今回も良い色に仕上がりました!


大小さまざまな形の作品がいっぱい!

大きめの花器や鉢、酒器、マグカップ、湯呑み、お皿… そして今回は「香り」がテーマなので、アロマボウルや香炉、お線香立てなど、個性的なデザインの作品も並びます。


葉っぱの形のお皿は新デザイン?

どんな美味しいものを乗せようか?食卓が楽しくなりそうですね。


いつも大人気の楕円のお皿もニューデザイン!


窯の中で気化してガラス質になった塩は、窯の中を自由に飛び回り、作品表面に厚めに付いたり、薄めに付いたり…同じ作品でも出来上がりの表情が違うので面白い。お気に入りのデザインを見つけたら、釉薬のかかり具合でも吟味してみてください。


登り窯で焼成した作品も並びます。


そして!お線香立てのワンコにカメ!可愛すぎる!

濱田さんちには白いワンコがいます。その子がモデルかな?



他にも人気の生き物のお線香立ても来るかも?パンダ?


作品には全て専用の桐箱(濱田友緒サイン入り、有料)がオーダーできます。

でも仕舞わないで、ぜひ日常で使ってください!

とても使い勝手の良い、幸せ気分になれる作品たちなので!


濱田友緒さんの作陶展「青い器と香りの器展」は1月15日土曜日から1月30日日曜日まで。営業時間は11時から17時、お休みは17(月)18(火)19(水)、24(月)25(火)26(水)です。

濱田友緒さんは1月15、16、29午後、30日に在廊しています。

ぜひ濱田友緒さんのお人柄にもふれてみてください。

ご来店、お待ちしています!


ご来店の際はマスク着用、入口にて手指の消毒をお願いいたします。

ご来店者数が多い場合、ご入場制限をする場合があります。