さユりさん逝去に寄せて | tak METAL ON METAL

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メタルを中心にてろてろ書いていけたらいいな。。。的な

成り行きまかせです

また悲しい訃報が飛び込んできました


















































本日シンガーソングライターさユりさんの訃報が報じられました。28歳。あまりにも早い死です































自らの息苦しさを「酸欠」と称し、レペゼン酸欠世代として「酸欠少女」を冠した名前で活動されてたさユりさん































非常に繊細センシティブな歌詞を紡ぐ彼女
彼女の音はどこか危うさを纏ってて、ほっておけないような空気感がありました

大森靖子が散々拗らせた後に力強く立ち上がるのに、彼女の足元にはいつもどこか覚束なさが残ってました









私は彼女の「来世で会おう」という曲が大好きで






一見ネガティブなタイトルですが、実際は後悔を振り解き、「選んだ道に間違いなんてない」と、半ば無理矢理でも自分を肯定し、信じて進む、力強い歌で

酸欠少女と嘯く程に、息苦しさを感じてたはずの彼女ですが、「それでも」「なお」前に進んでいこうとする姿勢にたくさんの人が助けられたはずです
















様々な形態で音を奏でた彼女ですが、弾き語りスタイルの際のコード使いはどこかOASISノエル・ギャラガーを思い出して、それは即ち究極の大衆性とも言い換えられかもしれません

どこか翳りがありながら強烈に惹きつけられる彼女の音/声/歌詞

一聴して強い言葉でコーティングされてますが、その根っこには間違いなく人懐こさがあったと思います







少し前から機能性発声障害を患いアーティスト活動を休止されていたさユりさん


















歌手活動に於いて、思うように声が出せない事は凄まじいストレスとなったはずです

「それでも」「なお」前を向く彼女はどこまでもアーティストでした




























素敵な音をありがとう














どうか安らかに