てことでtakです
先日からちょこちょこ書いてる記事が好評頂いておりありがたい限りです
励みになります
これからも何卒よろしくお願い致します
さて、そんなこんなでガールズメタル界隈を追想してきた最近ですが、ふと、今こそ振り返ってみたいバンドを思い出したので、今日は彼女達について書いてみたいと思います
ギャップ萌メタルバンド「激情★めたりっちぇ」です
2013年、唐突にシーンに現れ、あれよあれよという間にメジャーデビューし、わずか3年で解散
本日はあまりに性急にシーンを駆け抜けた彼女達を今こそ振り返ってみようと思います
激情★めたりっちぇ
西野みがき(Vo)、立松みどり(Gt)、善多つばさ(Dr&Vo)+ヨシングウェイ・マサムスティーン(作曲)
今となってはラブバイツのMIDORIさん※右端 が在籍していた事で認知されてる方が多いように思います
結成は2013年、作曲担当ヨシングウェイさんとMIDORIさんが中心となって編まれたバンドです
往時の界隈は正にBABYMETALショック席捲中
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240414/03/artschool1/cf/86/j/o1080072015425523031.jpg?caw=800)
お茶の間にまで浸透し世間を最高に揺るがしてた頃
かわいい×メタル
シーンに舞い降りた新たな成功の方程式、多かれ少なかれこの激情★めたりっちぇもその影響はあったと思ってます
※ちなみにこれをシーンで最初にやったパイオニアはベビメタと思われがちですが、私は「カオティック萌デスメタル」を標榜していたG∀LMETだと断言しておきます
この映像見ても分かる通り、このバンドはvoみがきさんが圧倒的に前に出てました。1人だけ明らかに色が違うし目立ちまくり
演奏はかなりタイトで、当時有象無象いた同一コンセプトベビメタフォロワー群とは一線を画す存在でしたが、正直みどりさんとdr つばささんの印象は薄かったです。ギターソロも今聞いたらめちゃめちゃカッコいいのに不思議な話
ちょいとグロウルが幼いですが、その顔面偏差値の高さも相俟ってみがきさんのスター性はばっちり
いや、すげぇカッコいいだろ
バッキングの凝ったメタルっぷりとエモさをがっちり感じさせるみがきさんの声のカップリングは完全に特異点、他の誰にも似てない個性
リフがエモすぎる
名前が大概ふざけてる作曲者のヨシングウェイ・マサムスティーンさんですが、そのセンス、あまりに素晴らしすぎて卒倒しそう
現在はギター講師を中心に活躍されているようですが、その類まれなるコンポーザースキルでまたシーンをかき回して欲しいです
ただ、ここまでセンスに長けていた彼女達ですが、なんでも出来るが故にどの層をターゲットにしてるのか、帰着点がさっぱりわからなかったのもまた事実
恐らく当初はみがきさんのルックスを活かしながらの、バンドじゃないもん!的半アイドル路線×個性派バンドって落としどころを狙ってたのかもしれません
しかして活動してるうち、次第に自分達でもよくわからねぇな。。。となった気がめちゃめちゃします
そんなこんなでリリースされた1st「あっぷぐれーど(仮)」は、界隈では隠れた名盤/奇盤として一部好事家に知られている傑作です
メタルコアと呼んでも差し支えない、厳ついバッキングの「ノイズゲート」の次の曲が、デスボが無ければメタル化したけいおん!likeな「らびゅっ!」
このギャップ。振り幅がいくらなんでもK点越え
彼女達の持てる要素を全てミックスしたかのような「make up」は一層着地点が見えない笑
バカ上手い楽器陣⇔ヲタク気質全開のみがきさん
コントラストがとても面白いのだけど、どうにも落としどころが見えづらいのもこの編成故のジレンマ
本当の意味で「方向性の違い」ってやつが出てきたのだと思います
結局バンドは、メジャー1stアルバムリリース後、みどりさん 、つばささんが脱退、結果解散となりました
実に面白いバンドだっただけに惜しい
その登場が10年遅ければ武道館に立っていたと確信してます
多様性の叫ばれる令和の今こそ再評価されて欲しいバンドです
皆さんご存知の通り、その後gt MIDORIさんはLOVEBITESで大活躍中、voみがきさん、drつばささんも現役で音楽やられてます
MIDORIさんの名曲
みがきさん全然変わらない
この機会に是非
では私の大好きな名曲
世界「観」と境界線を最後にどうぞ
激エモとはこの事
脊髄を一直線に貫くへヴィバラード
エンディングギターソロの素晴らしさは筆舌にし難い
そんなこんなで
tak