tak METAL ON METAL

tak METAL ON METAL

メタルを中心にてろてろ書いていけたらいいな。。。的な

成り行きまかせです

てことでtakです























今日も灼熱の1日でした。。。


私は学童野球審判やってましたが、あまりの暑さにナイアガラ滝汗状態で悶絶してました(ビーディーズ勝って良かった)


梅雨も知らん間に明け、いよいよ夏本番ですね

























さて、今日は先日行われたこちらのライブについて書き散らかしたいと思います















































ART-SCHOOL戸高賢史(以下、トディ)加入20周年ツアー「Today Forever」ファイナル@渋谷O-EASTです














































とうとう来てしまいました、ART-SCHOOL


前回が2018年/新木場STUDIO COASTでのEASTERライブだったはずなので実に6年ぶり


アートスクーラーなのにこんなに間が空いてしまった



















この間、自分のレーベル立ち上げ→2枚のアルバムリリース→中心人物木下理樹(以下、リッキー)心身共に崩れ実家へ→バンド活動休止→復活し、EP/アルバムリリース


という激動の極みのよな日々をバンドは送っておりました。復活アルバムのツアーも終え、追随するよに行われるこのツアーも、EASTER同様ある種の祝祭とも言えます


しかしこんなに時が経っても、平日O-EASTをこんな埋められるアートスクールはなんだかんだ凄いと思う。客層も40代ばかりか、と思わせといてかなり若い層もいる。男女比も半々くらい
















いつものエイフェックス・ツイン「Girl/Boy Song」が鳴り響くとメンバーが次々降臨


あら、女の子いる!?すわ、ギター弾かないNARASAKIスタイル!?と思ったが、リッキーもフライングV抱えて一安心


















中尾憲太郎先生(以下、ナカケン)のぶっといルート弾きが響いて、1曲目は「車輪の下」




リッキー若っ!





長年通ってますが、車輪の下から始まった事はない、多分


本編ラスト近辺やアンコがお決まりのこの曲がトッパーとは。。。この意外性が嬉しい。アイソンレイショーン
















曲が終わるとトディとギター女子の軽快なハモリリフ。おぉ「ローラーコースター」やん

















初期曲固めでお馴染みのアートスクールセトリですが、2曲目に早くも中期レア気味曲登場にテンションが上がる私















調べたらツアーのギターサポート女子はやぎひろみさん、との事

















そう聞いて「え!?JWPの矢樹広弓!?
















と思ったが、バッファロースリーパーの達人がステージに上がるわけもなく、違うやぎひろみさんでした



















ニトロデイのギターの子か!と膝を打つ私


ほぼ止まってるニトロデイを思えばコーラスも採れるギター女子のサポートは確かに絶妙の人選


まだ25歳くらいのはずだけど、ジャガー弾きこなす彼女の佇まいは「This isインディギター女子」て感じで実にアートにマッチしている















またしてもナカケンの太いベースが響いて「FLOWERS」ようやくリッキーのギターがイントロで確認出来た「real love / slow dawn」が続く


FLOWERSは大好きなパワーポップチューン。時代劇likeなダサいキメも含めて最高


リアラブは定番曲で彼らのBloc Party路線の礎だが、実は収録ミニ「左ききのキキ」発売直前/直後はほぼ演奏されていなかった、と言う無駄な薀蓄を垂れたくなる老害アートスクーラーの私
















その後も最近めでたくサブスク解禁された1st「Requiem for innocence」から3曲連発(アイリスはナカケン始まりにアレンジされてめちゃカッコ良くなってた)されたり、「クオークの庭」「Mary Baker」「Teardrops」と3曲もトディ作曲/歌唱曲散りばめたり、「SANDY DIVER」「汚れた血」(今回の白眉)と1stミニのニッチな曲演奏したり、超名曲の「SKIRT」をバンドverで聴けたり、記憶が正しければ2009年「14souls」ツアーのファイナル(赤坂BLITZ)以来の「Killing me softly」が新アレンジverで聴けたり、リグレット疾走永遠にしたり


かなり濃厚でめちゃめちゃ満足度高いセトリでした


音源聴いた時は「うーむ。。。」となった復帰作「Just Kids」もライブで聴くと全然良かった




リッキーも当たり前にプロンプター使ったり、ギターの大部分をやぎさんに任せたりしてましたが、あれだけ破滅的な若年時代を送り、大人になりきれない子供を体現してるThis is木下理樹がこうしてまだステージに立ってくれてるだけで有り難いし、その工夫を先頭に立ってしてくれたであろうトディには感謝しかない



















最後は名曲「FADE TO BLACK」で無事灰になって終了





カタルシスに溢れた、誰よりもアートスクールファンのトディが考えたセトリは満足感マックスで見事でした
















そんなツアーの全セトリはコチラ
































毎回変更が為され、試行錯誤が伺える流れが共有出来て嬉しくなります


そしてアートスクーラー的視点から見るとかなり興味深いです、これは

















なもんで、今日は続けて、長く活動するバンドのセトリについて考えてみたいと思います。アートスクーラーで無い方も是非お付き合いください


















このツアー、最初は「プールサイド」「水の中のナイフ」「EVIL」といった2ndアルバム「LOVE/HATE」からの重めな選曲がされてますが、終盤は姿を消し、代わりに1st「Requiem for Innocence」の楽曲が大増量してきます















これもちろん「Requiem〜」がサブスク解禁された古都も関係してると思うんですが、歌詞や曲調が今の状況/気分と合わないって感覚も出てきたんじゃないかと思うんです















前述した「LOVE/HATE」アルバムで私が好きな曲「水の中のナイフ」「EVIL」「モザイク」「アパシーズ・ラスト・ナイト」等は刹那的な恋愛やクズ男としての矜持とすら言える強烈にセルフィッシュな歌詞が目白押しなのですが、このあたりの感覚と今の復活/多幸感出てきたバンド状況、及び46歳になるリッキーのメンタルに乖離が出てきたんじゃないかな、と















「スカーレット」「LOST IN THE AIR」「あと10秒で」あたりの2期ミニアルバム群に多数収録されてるやさぐれソングがあまり演奏されないのもこのあたりが理由な気もしてます。スカレは代表曲/定番だからこれからも演奏されるとは思うけど

逆にこれらの作品群から唯一フックアップされたのがやさぐれソングでなく美しい情景を切り取ったような「LITTLE HELL IN BOY」なのも象徴的に感じるのだ



























アーティストって恐らくほとんどの方が「最新作が最高傑作」を目指して制作に臨まれてるはずです。今の気分/モードに合ったモノを生み出すのがアーティストであり至極当然の話です

ファンはそれを支持するし、実際最高!となる人もたくさんいると思うんですが、最新アルバム全曲再現+3曲くらいのライブされたら大体の人は嬉しくないはずです。

新曲のみで構成されたLUNA SEA「PREMIERE of LUNACY 2000」やIRON MAIDENの「A Matter of Life and Death」のアルバム再現にめちゃ否定的な意見が出たのはご存知の方も多いでしょう

この事ってかなり矛盾してると私はずっと思ってたりもするのですが、やはり人は聞き馴染んだ曲が好きなんですよ。音楽が身体に染み込むには時間が必要なのです
















なので、ライブでは昔の曲が聴きたいよ、と

しかして先程書いたアートスクールの例しかり、時を重ねたバンドには、現状と照らし合わせると歌いたくない/演奏したくない曲も出てくるはずです

特にギターロックの様な青春の焦燥と紐づいてるような音楽やV系のようなあまりに個性的な美意識に基づいた表現に関しては、加齢と共に演者側だけでなく客側も違和感を感じてくる人も多いと思います
















例えばサニーデイ・サービス「恋におちたら」やくるり「ハイウェイ」のような現実感ある曲はまだノスタルジーに昇華出来ると思うのです















でも

凛として時雨「僕は笑ってる ヤツは笑ってる」
ART-SCHOOL「憂い 射精 ハツカネズミ

LUNA SEA「「狂って痛い」
X「幻覚の愛に飼われた操り人形





あの頃あんなにも胸を焦がした熱い言葉達

なのに40歳半ばを超えた私の擦れた心にはストレートに響いてはこない。もう耐えきれない孤独のセレナーデ 虚像の海に流して

そう考えるとメタルは良い
ドラゴンや魔法使いが出てきてもそもそも歌詞気にして聞かないから












総合して考えるとファンのニーズにアーティストエゴ、それに加齢による嗜好の変化まで鑑みて最大公約数でセトリは組まれるのがやはり良きかと

だけどその摺合せはとても繊細だし、究極的に突き詰めてくとどうしても似たような構成になるんだと思います。それは所謂マンネリにも通じるから難しいトコロです
















皆様の思う理想の「セトリ」はどんな感じですか















是非教えて頂けると嬉しいです















そんなこんなで















tak
















てことでtakです

















今日の横浜は38℃

私の観測史上マックスかもしれんくらいの灼熱でした

明日の学童野球審判大丈夫やろか















そんな歴史的猛暑の中、ほてほて歩いて下北沢SHELTERまで行ってまいりました




































シェルターなんていつ以来やろか

デパズやろか


ギターロックの聖地のようなライブハウスなので近年の私とは食い合わせが悪い気がする
















見に行ったのはコチラです










































ガールズロックバンド、NEK!の1stワンマンライブです


初出の記事はコチラ

















初MVはコチラ











それぞれ自身のYouTubeやSNSを中心に音楽を発信してきた4人がお互いのパフォーマンスに惚れ込み結成。。。との触れ込みですが、結成2024年2月、半年弱で下北沢SHELTERワンマンに辿り着いたスピード感、楽曲のサポート体制等考えるとLOVE BITESやEAST OF EDEN同様、ある程度大人の力も入っての結成と捉えて大枠間違いないでしょう

















会場に着くと目を疑うような果てしない行列が
ソールドとの事でしたが、それにしても爆多い

案外若い方や女性もいて、加齢臭の巣に15年位住み着いてる私からするとフロアの空気感が新鮮だ



















立錐の余地もない会場
























この日は彼女達の初のフィジカル音源先行発売でもありました




5曲入&サイン入りアナザージャケット付
良き


















そう、裏を返せば彼女達は初の正式音源リリース前にワンマンを決行したのです

既にネットで人気者だったとは言え、従来的なバンドフォーマットからするとかなり違った運営方法かと思います














肝心のライブですが、率直に言うと個々の力云々以前にバンドとしてのグルーヴがもう一歩出来ておらず、急増バンドとしての弱点が垣間見えたように感じました

ギターチームの音作りはかなり調整が必要に思いますし、リズム隊も塊にならずバラバラな印象がありました

ただ、そもそも10代のメンバーがいるような超若いバンドなので、そこまで求めるのも酷って話。これからドンドン成長していくでしょう

終盤に披露されたMAZEは強力なキラーチューンなので、皆さん是非聞いてみて下さい


このスピード感と歌詞世界観の瑞々しさは正に「令和」新世代です

※現時点ではベースの奏さんが軸で彼女が間違いなくバンドサウンド/ステージングを牽引してます。ラブバイツオーディションで上まで残ったのも納得、椎名林檎さんやポルカドットスティングレイあたりを彷彿させるHikaさんの歌も魅力的です

















楽曲のカッコよさに加え、華やかなルックスもある彼女達の演奏に会場は大いに盛り上がっておりましたし、11月の2ndワンマン発表の後には、チケット先行発売を巡り、長蛇の列が出来ておりました。

人を魅了する力は十分にありますし、これから更に成長して認知を広めて欲しいです














    


ただ、そういった諸々以外に、私がどうしても気になった点があるので、今日はそこについて考えてみたいと思います



















それはカバー曲についてです










































今回のNEK!のワンマン、中盤にカバー曲が6曲(もしかしたらまだあったかも)連続披露されました


ぼっち・ざ・ろっく!(結束バンド)
SHISHAMO
BAND-MAID
SCANDAL
GREEN DAY
ONE OK ROCK

所謂ギターロックバンド達ですね
















派手なアレンジもなく、カバーと言うよりコピーに近い印象でした

この時私は正直かなり虚無の感覚になりました

あなた達の初ワンマン生パフォーマンスを見に行ってるのに、1曲2曲ならまだしもセトリの半分がカバーとは!?と















持ち曲が無いのは分かりますし、新曲も披露してくれました(らしさ爆発の良い曲でした)アコギコーナー等一定の工夫もあった

しかし、持ち曲ないのであれば同じオリジナル曲6連発的WACKスタイルでも全然良いのでは、と

















これって初恋サイダー」や「nerve」やりまくる地下アイドルと似てると思うんです。その時のヲタクの気持ちですか!?虚無です



ただ彼女達は飽くまでアイドル=虚像であるのに対して、作品にも携わり、表現者/アーティストの色が濃いバンドマンがそれをやるのはうーむ、となってしまいました

































こないだ軽く燃えてたDIZZYMETAL(今は収束した模様)

































端的に言うと「コピバン(DIZZYMETAL)と対バンってどうなの!?」的な投稿があった事が発端なのですが、DIZZYMETALについて言えば1アーティストの本気コピバンとして、全然アリだと思います


本気コピバンなら所謂ジェネリック的だったりIFの世界線から楽しめる人もたくさんいると思うからです


私もライブ拝見したことありますが、何より本人達が本気で楽しんでるし、UYUさんの歌も上手いし、ダンサーも見事だし、演奏力も高い。要はエンタメとしてしっかり成り立ってるからです


逆に「本家がいるからこっちにはハマれない」って意見も聞いたことあって、なるほどな、となった事もありますが、それも含めてアリだと思います


















その意味で今回のNEK!のコピー曲連発演奏は果たしてエンタメとして、アーティストとしてどうかな。。。と私は思いました。オリジナルが良かっただけに余計に



































皆さんはアーティストがライブで(予告無しに)多数のカバーを演奏すること、どう思いますか!?

是非ご意見聞かせてください














そんなこんなで















tak
















てことでtakです






















三連休皆様はいかがだったでしょうか

楽しまれた方もそうでない方も連休明けはしんなりしがちかと思います。皆様ご苦労様です


私もいつもはしんなりしてる連休明けですが、この日に限っては楽しく過ごすことが出来ました
















それはこのイベントにふんわり行っていたからです
































Float down the Liffey(以下、リフィー)@渋谷HOME(SUNDAYMONDAY)です































リフィーとの出会いは恐らく10年程前


動画サイトで見た(多分)「he stabs for her sharp majority」のライブ映像がきっかけだったと思います






硬質金属的な鳴りのギター

唸りをあげるカッティング

特徴的なコードチェンジ

イチカワさんの細い声


これは。。。紛れもないディーパーズ(COALTAR OF THE DEEPERS)チルドレンではないか



















今でこそ著名となったCOALTAR OF THE DEEPERS(以下、デパズ)及び首謀者NARASAKIさん(以下ナッキー)ですが、当時はまだまだ知る人ぞ知る存在


そのあまりに特異点/個性的すぎる音楽性により、誰一人周りに彼ら好きのキッズがいなかった私にとって、そのDNAが次代に繋がった!と1人小躍りしたのを今でも覚えてます


今は止まってしまったGRINCHと共に正統派デパズチルドレンとしてシーンに爪痕を残しました














ここに載せたもの含め作品はほぼ持ってるはず

iedeまであります

ここまで集めてるのはひょっとして日本唯一かもしれない(何故か最新流通盤「琥珀色が沈むまでは」がない。)






そのくらい好きなわけです
















そんな彼らですが、vo/ba タマキさんの脱退やなんやかんやあり、7年くらい活動が止まっておりました。。。が!満を持してこの日、めでたく活動を再開されたワケです















会場は渋谷宮益坂界隈のライブハウスHOME




このあたりにくると今はなきライブハウス「乙」を思い出します。死んだ僕の彼女や17歳とベルリンの壁、溶けない名前やCHIIO、そしてTeenagers Bloody KillinG。。。良いバンドが多数出演ライブハウスだったな、とエモい気分に

















少し遅れて会場入りした為、2番手のstrawberryから見ることに




































KOGA RECORDS所属のスリーピースのインディポップバンド


予備知識なく観たのですが、めちゃめちゃインディポップバンドでした


ここまでストレートなインディポップバンドはいないだろってくらいインディポップバンド(4回目)




私の世代的にはThe Cigavettesあたりに通じるビートルズテイストもほんのりありつつ、ライブハウスのインディバンドかくあるべし、て感じの洋楽志向のガレージギター×グッドメロディの黄金律が軸。ベースがめちゃめちゃ動き回るから「すわ、V系出身!?」と思ったが多分違います



ギソロでは一転、激しくエモーショナルに

BECK「Devils Haircut」の無骨なカバーもグルーヴィで良かった




















主催のウメロックさんがノリ良くグッとくるDJプレイで転換をバッチリ温めた後で、いよいよリフィー登場

1曲目から代表曲「ソレイユ」









直球デパズチルドレンだった彼らがインディロック/ギターポップと折り合いをつけ、コードチェンジの気持ちよさはそのままに、「切な爽やか疾走ギターロック」というオリジナリティに到達した記念すべき1曲



どこまでも行けるような憧憬を見事に描ききった歌詞と相まって青春の焦燥と共にロールしていく演奏は全くブランクを感じさせない



レギュラーグリップでアタックの強いドラミングを聞かせてくれる大好きなカズマさんも一層タイトなビートを刻む


新加入のba shuntaro nakamuraさんとの呼吸もバッチリ


サポートでありながら各楽器/サウンドのハブという重責を担ったギタボ女子Lilia Ijiriさんも最初からリフィーにいたよね?レベルで驚くほどハマってる。正式加入待ったなしである 



















ライブはお馴染みの持ち曲に新曲も投入




※怒られたら消します


リフィー復活に相応しい、実にリフィーらしい曲で早期音源化が待たれるトコロ



















タカハシさんのリフとカズマさんの暴れ太鼓が印象的な「Gran Torino」も演奏されました


ちょっと後期ナンバガみたいなドラミング大好き丸
















気合からかイチカワさんの弦が切れるアクシデントはありましたが(その後は借りたSG弾いてました)実に見事な演奏で次々曲を畳み掛けるリフィー


















アルペジオからタカハシさんのギターが唸りをあげる

本編ラストは「Cougar」




改めて聴くとやはりめちゃめちゃ名曲である

ソレイユと双璧と言える彼らの18番


しかしタカハシさんのギター好きすぎる

ワウ効かせまくりのオブリやエンディングソロなどいちいちたまらない


ちょいと佇まいが元ベースボールベアーの湯浅さんぽくてイチカワさんとの対比も実に絵になる



しかし「喪失」がテーマであろう歌詞だがなぜタイトルが「Cougar」なのか


長年の謎なので今度イチカワさんに聞いてみよう







最後はアンコで「ソレイユ」再演して〆


35分、駆け抜けたライブでした
















いや、めちゃめちゃ良かったです

リフィーはブランク明けを感じない丁寧に紡いだ演奏が印象的でした。Liliaもハマってたし、新曲も冴えてた。次のライブは名曲「transillumination」や名盤「SING」からの選曲も期待したいトコロ。果たして。。。

















あとイベント自体の空気感もすごく良かったです

ウィークエンダー的というか「明日から仕事だけど今日は忘れてグッドミュージックとお酒でパーティーしようぜ」って感じ

ライブなんだけど小箱な事もあってふらっと寄ったらたまたま良い空間あった、みたいな

パーティーに近くてとても心地よかったです。音楽もビールも最高でした


オーガナイザーのウメロックさんの信念も感じました















良きイベント、ありがとうございました
またふらっと行きます















そんなこんなで















tak

















またしても悲しいニュースが。。。







































名古屋のラウドロックバンド、ヒステリックパニック(以下、ヒスパニ)が本日付けでの解散を発表しました



































ヒスパニと言えば若手ラウドな印象ありましたが、もう結成から12年も経ってました

時の流れの速さに驚いてます















個人的にはマキシマム ザ ホルモンやFACTあたりの00年代ラウド勢をリファレンスしながらより大衆性を纏わせたような印象があります

ラウドが茶の間に入った後にネクストレベルに進めたと言うか。そのチャラ倒したルックスとは裏腹にシーン背負ってるような気概や野心もあって非常にカッコ良かった


世代的には後輩感があり、青春怒真ん中で聞いてはいなかったのですが、そのせいで寧ろ客観視出来ていたかもしれません

お洒落な見た目も含め、レペゼン10年代ラウドみたいな空気感があったし、ごちゃ混ぜな音楽性を活かしてジャンルの架け橋になる事も多かった


何よりこの究極に人懐っこいサウンドは彼ら独自の個性で人工甘味料のような抗い難い魅力に満ちてました

好きなモノバンバン貪欲に取り込み自分達のサウンドをクリエイトする姿勢は本当に興味深かったし、理屈を超えて耳に飛び込んできた。素晴らしいバンドでした





















次世代に当たる花冷え。あたりは色濃く影響を受けており、ヒスパニが居なければ産まれていない可能性まであり、後続への影響という意味でも極めて重要なバンドでした






ファン層も忠誠心高めの方が多くて、どこかマモさんのいる「R指定」に近しい空気感もあった





















解散にあたり、Tack朗さんやともさんのコメント見ると、バンド活動続けるうちに袋小路に入ってしまったと言う事でしょう。どうにも動けなくなった、と

直接的にはTack朗さん起因なのかもですが、そういう事でもないんだと思います

本当にバンド続ける事は難しい























魔法少女になり隊のバジルさんが書かれてるように、10年代ラウドバンドはここにきて非常に苦しんでる印象あります。ちょうど今、人生の節目になりがちな年齢世代とは言え、その前と後は元気なだけにがんばって欲しい
















メンバーも先々はまだ未定のようですが、シーンへの帰還を待ちたいと思います














一先ずお疲れ様でした
















tak





























て事でtakです


















梅雨明けました?

いや明けてないと思いますが、実質明けてますよね

セミも鳴きまくってるし、多分もう日本はインドネシア諸島になりました







     









そんな爆暑な毎日ですが、今日は今最もホットなこのバンドのこの人について書いてみたいと思います


























































飛ぶ鳥を落とし続ける超速勢いに乗るバンド、マカロニえんぴつのギタリスト、田辺由明さん(以下、よっちゃん)です




































当ブログの読者の方には馴染が薄いかもしれないロックバンド、マカロニえんぴつ














ちょいと紹介致します















2012年に川崎で結成され、ライブハウスや路上で精力的に活動  
数々の良作を生み出し、2020年に「愛を知らずに魔法は使えない』でメジャーデビュー



アニメ「ダイの大冒険」のタイアップとなったこの曲から彼らはお茶の間にも一気に浸透、武道館、横浜アリーナ等の大箱ワンマンツアーやTV出演等、今や日本を代表するロックバンドとなりました















音楽的中心になるのはvo gt はっとりさん












































大半の作詞作曲を手掛けてます

彼のクリエイトする音楽はマカロックと呼ばれ、その響きどおりな摩訶不思議ハイブリッドサウンド

手垢のつき倒した「ロック」フォーマットに対して、メンバーの持つ様々なバックグラウンドを混ぜこぜして、新しさを感じる作品を次々と生み、全方位の世代から支持を得ている、素晴らしいミュージシャンです



















しかし、私は敢えて言いたいと思います
















マカロニえんぴつとは田辺由明である、と















よっちゃん。。。バラエティに富んだ音楽背景を持つメンバーの中で「ハードロック、ヘヴィメタル※以下、HR/HM」を軸とするギタリスト














と言われてもピンとこない方が多いはずです

そもそもファン層はメタルを知らない方が大半のはず、恐らく皆さんのヘヴィメタル像はX JAPANかデトロイト・メタル・シティでしょう







































GO TO DMC!SATSUGAI!























しかして、よっちゃんのルーツはもう少し前

ランディ・ローズとマイケル・シェンカーが神と言える存在です






















そう、よっちゃんのギターと形状が同じ






つまり、フライングVは正に「ハードロック」の象徴とも言えるギターであり、彼はその魂を正しく系統する継承者なのです 

ユアシャー、愛で空が落ちてくる的なアレ











































んで、実ははっとりさんのルーツにもHR/HMががっちりあるんですね

































彼らのサウンドは多岐に渡ってますが、私は一番のベースになってるのは実はHR/HMサウンドだと思うのです

よくリファレンスされるユニコーンのルーツにHR/HMサウンドがある事もこの説を確信させます
















極端にハードロックに振れたこちらを聴けばニヤリとなる方も多いはずです





























めちゃめちゃメタリカやブラック・サバス出てきますね



























ここで大事なのは2人ともHR/HMは(世間的には)ダサいって分かってるって事なんです

小洒落たコード進行全盛の時代に、彼らは(音大出身で豊富な音楽イディオ厶がある中)敢えてこの音を選び取って鳴らしてる

フェス全盛の令和の世に、ほぼ四つ打ちを鳴らさず、速弾きしたり長いアウトロ弾いたりする




















「思わず笑ってしまうようなことをマジな顔してやるからロックはカッコいい」

















何かのインタビューで読んだ発言ですが、これが彼らの根っこにあると思うんです




歌詞だってお洒落というよりは人の本質に踏み込みまくったり、MCも普通に暑苦しかったりします



でも、その人間臭さだったり、ダサいと分かってても俺らはこれがカッコいい!って世間に言い放つアティテュード。皆が忘れかけていたマインド




それを今の時代に堂々とやり切るから彼らはこんなにも輝いてる

Z世代にもザクザク刺さるのはつまるところ人の本質は究極的にはいつの時代も変わらないからです、きっと















そしてそれを分かりやすく全力体現してるのがよっちゃん、つまりよっちゃんはマカロニえんぴつの象徴、シンボルだと私は考えます


はっとりさんは意識的/無意識的に関わらずその意味でよっちゃんを選びとったのだと思います


























即ちマカロニえんぴつとは田辺由明である





































この記事を書いてる本日23時〜、よっちゃん、ピンで「EIGHT-JAM」に出演です





















ご興味持たれた方、是非よっちゃんの勇姿を確かめてみて下さい















そんなこんなで















tak