先日、浜松市へ行く電車の中で読ませてもらった「かあちゃん」。
久しぶりに重松清作品を読みたいと思い、近所の図書館へ行って重松清と書いた棚の前に立つと、たくさんの作品が並んでいました。
電車の時間を考えると5分も図書館にいられないので、迷わず本を選ぶと決めていて手に取ったのが、この本でした。
すぐに電車へ乗り込み2、3ページめくると…、「これ読んだことある」と気付きましたが、それでも3分の2ほど電車の中で読ませて頂き、残り3分の1は週末にでも読ませて頂く予定です。
やっぱり重松清作品はいいですね。読んでいて胸が熱くなります。内容は以下、書籍の紹介サイトから引用させて頂きます。
同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯自分に、笑うことも幸せになることも禁じたおふくろ。いじめの傍観者だった日々の焦りと苦しみを、うまく伝えられない僕。精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。著者が初めて描く「母と子」の物語。
お母ちゃんは、笑うことを禁じた。死んだお父ちゃんの罪を、一生背負うために――。
おふくろが、ものも言わずに一心不乱に家族の写真をちぎっていく。家族三人の笑顔は、もう貼り合わせることもできないほど、小さなかけらになってしまった。(本文より)