#01 オーギュスト・ロダン《考える人》 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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オーギュスト・ロダン《考える人》
もともとは、ダンテの『神曲』に着想を得て制作された《地獄の門》のうちの一部。
頂上部にあったこの人物像が人気を博したため、ソロデデビュー(?)する運びとなった。

 

 

古今東西の名画を1点取り上げ、それを徹底的に“モーソウ (=妄想)”する。

読売新聞の夕刊面に掲載され、一部の人には好評だったコラム、

『モーソウ美術館』が先月、4年にわたるその連載の幕を閉じました。

あの最終回からちょうど1か月、

男はちょうどロダンの《考える人》と同じポーズで思案している―

 

 あー、ようやく解放されたー!

 毎回ネタを作るのは本当にしんどかったもんなァ。

 毎月締め切りが近づくたびに、不安と絶望に襲われてたし。

 そんな生活とも、今月からおさらばだぜ・・・いや、でもなぁ。

 毎月のノルマがあったからこそ、思いがけないネタがいろいろと生まれたのも事実。

 自分自身でもお気に入りの回もたくさんあったわけで。

 『モーソウ美術館』が無くなってしまった以上、

 これからはもう何も面白いアイディアが湧いてこないかも。

 それはマズい気がするよなァ。

 だったら、この月1の習慣が染みついているうちに、このブログに舞台を移して続けてみるか。

 名前も新たに『シン・モーソウ美術館』として。

 読売新聞での連載の時は、一般的によく知られた名画をお題にする必要があったけど。

 このブログだったら、まぁ、そこそこ有名な作品を取り上げても問題ないだろうし。

 うん。それなら、連載を続けていけそうな気がするぞ!

 内容はこれまで通りと変わらず、名画をテーマにモーソウすること。

 そして、字数も変わらず700字前後と。

 唯一変わったことと言えば・・・原稿料が発生しないことくらいか。

 ん?あれ?お仕事じゃないのに、生みの苦しみのあの生活に逆戻りしなきゃいけないのか?

 

男は、考えた上でたどり着いた結論に驚いている。

あと、《考える人》のポーズを続けたせいで、腰にきている。

 

 

 

というわけで、今月より毎月第2水曜に、

『シン・モーソウ美術館』をお届けいたします。

 

 

 

 

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