素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号138 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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本日は、広島市現代美術館のミュージアムショップ、

「339(サンサンキュー)」で見つけたグッズをご紹介いたします。

と、その前に、気になるのが店名です。

何ですか、339って??

 

ショップの人に聞いてみると、スペースの奥行が、

33.9mであることにちなんだ店名だと教えてくれました。

さらに、ショップで使われている什器はオリジナルで、

フランスの建築家デュオ・2m26が制作したものだとも教えてくれました。

33.9mだったり、2m26だったり。

長さ好きのミュージアムショップなのかもしれません(←?)。

 

さてさて、そんな339で妙に気になったのが、こちらのアイテムです。

 

 

 

カセットニードル入りソーイングセット缶(2200円)。
第17回ひろしまグッドデザイン賞の特別賞を受賞しているそうです。

それにしても、なぜ、広島でソーイングセット??

と思ったら、広島は手芸用の針が地場産業とのこと。

なんでも、国内シェアの9割を占めているのだとか。

その中でもトップの生産量を誇るのが、

今回紹介するグッズを販売している萬国製針株式会社なのだそうです。

 

では、早速、中を開けてみましょう。

すると、一般的なソーイングセットでは見慣れないアイテムが出てきました。

 

 

 

その下にはもちろん、糸やハサミといった、

ソーイングセットには欠かせないものがあります。

 

 

 

さて、カセットニードルという名称の不思議なアイテム。

これは一体どうやって使うものなのでしょうか。

 

まずは、上部の穴に糸を通します。

 

 

 

そして、カセットニードル内にある針を、

1本だけ摘まんで、横にスライドさせます。

 

 

 

すると、まぁ、なんということでしょう。

 

 

 

いつの間にか、針に糸が通っているではないですか!

 

 

 

針の穴に糸を通そうとするも、なかなか通らず。

糸の先を舐めて、再チャレンジするもやはり通らず。

ようやく通ったと思ったら、通ったと思っただけだった。

 

という、あの一連のイライラを解消する魔法のようなアイテム。

これは確かに、第17回ひろしまグッドデザイン賞の特別賞を受賞するのも納得です。

あまりに爽快すぎて、何度も無意味に糸を通してしまいました。

 

どんな風に糸が通るのか、映像で見たい方はこちらをどうぞ↓

 

 

 

いやぁ、しかしまた、どういう仕組みになっているのでしょう。

カセットニードルを開けてみると、こんな風になっていました。

 

 

 

たぶん、あの菱形のヤツ(=スレダー)が、

うまいこと、糸と針を繋いでくれているのでしょう(←適当)。

 

 

ちなみに。

使い終わった針は、カセットニードルに再び戻せます。

針の穴に菱形のヤツを通せばいいのですが・・・・・

 

 

 

なかなか入らないがな!!

 

結局、イライラ。

ストレスが1つ解消したのに、

また新たなストレスが1つ発生しました。

 

 

 

 

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