ピカソのフルネームを覚えられるかな | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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不要不急の外出を自粛することが求められている今、
自宅での時間があり余った分、さまざまなことにチャレンジしていこうと思います。
それが、新企画 『自宅でできるかな』

記念すべき第一回目に挑むのは、こちらの画家にまつわるチャレンジです。




ご存じ、“20世紀最大の芸術家” ピカソ。
その生涯に制作した作品は、版画や挿絵なども含めると、実に15万点以上!
『ギネスブック』 に最も多作な美術家として掲載されていることで知られています。
もう一つ一般的に知られているのが、ピカソの本名の長さ。
なんでもピカソ本人も覚えていなかったそうです。

そのフルネームを完ぺきに暗記してみよう。
それが、今回の課題です。

チャレンジを始める前に、まずはノーヒントで、
ピカソのフルネームを思い出しながら書いてみます。




確か、「ルイス」 と 「ホセ」 はどこかに入っていたような??
もちろんまったく自信はありません (笑)

正解は、こちら↓

パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・
ホアン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・
クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・
トリニダード・ルイス・イ・ピカソ



13時30分。
チャレンジはスタート。
解答できるのは、30分ごとに1回。
それまではひたすら暗記に努めます。




とにかく、何度も声に出してみる。
そんな何の捻りもない方法で、ピカソのフルネームを頭に叩き込みました。

14時。一回目の解答は、こちら↓




自分でいうのもなんですが、
やってみたら、意外と余裕で覚えられました。
たぶん、これで合っています。






・・・・・・・・のはずだったのですが。




いくつか名前が抜けているわ、
1字違いの凡ミスも2か所あるわ。
一発クリアとはなりませんでした。
再び、30分の暗記タイムに突入。
何でこんなにピカソについて考えなければならないんだ?!


14時30分。2回目の解答の時間です。
今回はかなり自信あり。
ただ言葉を頭に入れるのではなく、イメージで覚えるようにしました。
最初のパブロと、最後のピカソはもともと覚えているので、その間を暗記するだけ。
ディエゴホセフランシスコの3人は、いかにもスペインっぽい名前
続いて登場するパウラ保安官。生ハムみたいな名前のネポムセーノを逮捕した。
それが原因で、マリアでロスに陥って、アディオスじゃなく、レメディオス
クリスピーンクリスピアーノのコンビは、でら面白い。
里島 (サンティシマ) さんは、トリニダード・トバゴにいると類推される。」


ということで、こちらが解答です。




今度こそ、完全正解かと思いきや・・・・・・




パブロに引っ張られて、パウロになってる!!
(正しくは、「パウラ」 です)
まだ、この暗記地獄から抜けられないのかー。。。


そして、30分後。
3回目にして・・・・・・





ようやくチャレンジ成功。




↑心からのガッツポーズです (笑)
というわけで、1時間半あれば、
ピカソのフルネームを覚えられるということがわかりました。



が、しかし!
意外と早く終わったので、追加チャレンジ。
皆さま、こちらの絵はご存じでしょうか?




ピカソと同じスペインが生んだ天才、
サルバドール・ダリの 《ペルピニャン駅》 という作品です。
実は、《ペルピニャン駅》 は通称。
正式名称は・・・・・

”ポップ、オップ、月並派、大いに結構”
と題する作品の上に、反重力状態でいるダリを眺めるガラ、
その画面には冬眠の隔世遺伝の状態にあるミレーの晩鐘の悩ましげな二人の人物が認められ、
前方にひろがる空は、全宇宙の集中するペルピニャン駅のまさに中心で、
突如としてマルトの巨大な十字架に変形するはずである。


おそらく世界一長いタイトルの美術作品とされています。
果たして、このタイトルを1字1句間違えずに覚えることはできるのか?
再び、30分の暗記タイムがスタートです。


15時半。一回目の解答です。




ピカソチャレンジのおかげで、だいぶ記憶力が刺激されたのと、
ピカソのフルネームと違って日本語なので、ある程度は覚えられた気がします。


・・・・・・・・・・・が。




さすがに一発正解はならず。
というか、一番大事な 「ペルピニャン駅」 が、「ペルポニャン駅」 って・・・・・。
あと、漢字の間違いも大人として恥ずかしいです。


というわけで、漢字の書き取りもしつつ、30分の暗記タイム。
16時。2回目の解答に挑みます。




これはイケたはず!
漢字の間違いもないはずです。

果たして、その結果は・・・・・




「で」 でも 「に」 でも、どっちでもいいわい (泣)


続く30分間は、台詞覚えのように、ひたすら音読。
もしかしたら、隣の部屋の住人に、
「頭おかしくなったのか?」 と思われたかもしれません。
とはいえ、その甲斐あって・・・・・・




今回も1時間半でチャレンジ成功!!




どうやら1時間半あれば、
どんなに長い名前でもタイトルでも覚えることができるようです。


ちなみに。
せっかくなので、確認も兼ねて、
もう一度、ピカソのフルネームを書いてみることに。




その結果・・・・・・・・




2か所も間違えていました (恥)


1時間半で覚えたことは、1時間半で忘れる。
今回のチャレンジで得た教訓です。




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