![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/09/artony/2f/3b/j/o1024067014538407443.jpg?caw=800)
東海道にある53の宿場町の総称です。
かつては、東海道五十三次全体で、旅籠が3000軒近くあったのだそう。
特に旅籠の数が多かった宿場は、宮宿。その数は、約250軒。
宮宿の対岸にあった桑名宿にも、120軒ほどの旅籠が存在していたそうです。
しかし、調べてみると、現在、宮宿にも桑名宿にも、
それぞれわずか1、2軒の宿があるに過ぎませんでした。
また、旅人留女の強引な客引きで知られた御油宿の近辺には今・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/10/artony/9e/c5/j/o0800054714538419729.jpg?caw=800)
なんと1軒も宿泊施設がない模様。
浮世絵でお馴染みの宿場町の数々は、もう宿場町で無いのですね。
そこで、今回改めて、全53の宿場町をリサーチ。
かつて本陣 (=大名以上の高官が泊まるための旅籠) があった場所から、
徒歩15分で行ける圏内にある宿泊施設の数で、ランキングを作成いたしました。
果たして、今も宿が多い宿場町はどこなのでしょうか?
☆ Ranking ランキング
第7位 江尻宿 (静岡県静岡市) 14軒
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/10/artony/fd/3c/j/o0800052414538444441.jpg?caw=800)
江尻という地名には、いまいちピンと来ないかもしれませんが。
最寄り駅が、JR東海道本線の清水駅ということもあり、
ホテルマイステイズや東横INNなど、ビジネスホテルが多く存在しています。
第5位 掛川宿 (静岡県静岡市) 15軒
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/10/artony/74/c0/j/o4307282014538478995.jpg?caw=800)
山内一豊が改修したことで知られる掛川城の城下町。
現在は、JR東海道新幹線掛川駅が最寄ということで、
やはり江尻宿同様、ドーミーインや東横INNなど、ビジネスホテルが多く存在していました。
第5位 大津宿 (滋賀県大津市) 15軒
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/11/artony/0b/79/j/o0800054914538491306.jpg?caw=800)
東海道53番目の宿場町、大津が5位にランクイン。
琵琶湖のほとりということもあって、レイクビューが楽しめるオシャレなホテルも多いようです。
東横INN京都琵琶湖大津を含むビジネスホテルも数軒ありました。
第4位 沼津宿 (静岡県沼津市) 16軒
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/11/artony/a8/12/j/o0926060014538502744.jpg?caw=800)
沼津宿高田本陣跡のすぐ近くには、
現在、沼津リバーサイドホテルが建っていました。
その他、JR沼津駅周辺にビジネスホテルが密集。
ちなみに、東横INNは、富士山沼津駅北口1と北口2の2軒あるようです。
第3位 四日市宿 (三重県四日市市) 17軒
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/11/artony/e2/47/j/o0934060014538517040.jpg?caw=800)
全国平均のホテルの客室稼働率が75~80%程度であるのに対し、
四日市市のホテル客室稼働率は、2018年に84.2%と高水準を記録しているのだそう。
まさに、現代の宿場町といえそうです。
もちろん、東横INN近鉄四日市駅北口もあります。
第2位 小田原宿 (神奈川県小田原市) 18軒
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/11/artony/6e/29/j/o0800051614538536802.jpg?caw=800)
2位にランクインしたのは、近年、海外の観光客からも人気の高い小田原。
外国人にもウケそうな御部屋 小田原ゲストハウス「侍御宿」 という宿泊施設もあるようです。
そして、期待を裏切らないのが東横INN (←?)。
東横INN小田原駅東口があります。
第1位 川崎宿 (神奈川県川崎市) 30軒
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190816/11/artony/09/2c/j/o0800054114538551704.jpg?caw=800)
2位に大差をつけて、堂々1位に輝いた現代のNo.1宿場町は、川崎。
ハイクラスなホテルからカプセルホテルまで、数多くの宿泊施設が存在しています。
かつて宿場町だったエリアにも、万遍なく宿泊施設があるようです。
そして、気になる東横INNにいたっては (←??)、
川崎駅前市役所通、京浜急行川崎駅前、川崎駅前砂子と3軒もありました。
さて、皆さまの予想は当たっていたでしょうか?
品川や箱根が上位に入るかと思いきや、
ホテルが多く密集しているのは、かつて宿場町だった場所から離れたエリア。
品川宿は10軒、箱根宿は4軒と、ふるわない結果に終わりました。
とはいえ、今回の調査に当たって、
何よりも驚かされたのが、東横INNの繁殖ぶり。
宿場町ランキングがメインの記事だったはずですが、
途中から東横INNがメインに取って代わっていたような・・・。
現代の宿場町には、必ず東横INNあり。
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