(15)震災体験談 三日目 1月19日(木) その1 | うめさんの日々是好日

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いつの間にやらアラカンになってしまったので、備忘録をつけたくなった。趣味やら現在・過去の出来事やらあれやこれや。

(15) 震災体験談 三日目 1月19日(木) その 1

 

19日木曜日。地震から 三日経ちました。

岩屋公園のキャンプの人たちも、親戚知人をたよって避難する人や、

今まで 倒壊をまぬがれたマンションにじっとしていたけど、電気ガス水道の途絶えた生活に耐えられずに、外に様子を見に来て、合流した人など、少し 人の移動がありました。

また、公園に 避難した人たちの中から、岩屋公園のまとめ役が選ばれ、情報伝達のルートができました。

少しづつ、救助の手がのびてきたのを 実感しました。

 

わたしも、前日の夜、田舎の親から、京都にいる叔父のところへ行ってはどうか という話を聞いて、

神戸を脱出することを考えていました。

そして、その前に、少しでも荷物を持ち出せたらと思い、だれかにお願いして、一緒に文化住宅の中にはいってもらおうと決めて、岩屋公園に向かいました。

 

神鋼病院から歩いて、阪神電鉄の線路沿いに、岩屋公園まで、あと少しというところまで来たとき、文化住宅から脱出するとき 助けてくださった I さんに出会いました。

(この方は、自分の家が無事だったので、友人の安否をたずねるため、外に出て、そのまま岩屋公園の人たちといっしょに、近所の人を助けたり、世話をして毎日走り回っていました。)

 

その I さんに、またお願いして、文化住宅に 貴重品を出しに行きました。

倒れかけた塀や 壁をつたって、台所の窓から はいりました。

 

地震のあと、初めて入ってみると、中はずいぶん薄暗く、タンスから手探りでバッグを出して、とりあえず貴重品等をつっこんで外にでました。

バッグや紙袋を4~5袋抱えて、神鋼病院の看護師寮の C さんの部屋へ 預かってもらいに行きました。

 

 

途中の道中で、小路の突き当りの43号線の方をみると、道路のセンターラインが、屋根の高さのあたりを、地面と平行に はしっているのが、正面に見えます。

 

岩屋のあたりは、阪神高速に入る陸橋があるので、それが落ちているようでした。

きのうテレビでやってたのと同じだ。と思いました。

 

 

テレビでは、東灘区深江の阪神高速自体が横転した部分ばかりを報道していますが、阪神高速に入る陸橋部分も けっこうあちこちで 落ちていたのです。

いち早く 解体工事の業者がはいって、一日中、ガガガガガガと落ちた陸橋部分の撤去作業をする音が聞こえていました。

 

 

 

 

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