・ゴデチアの花・・・! | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 けのふ(昨日)、日曜日のジジイは、前の晩の天気予報が、

『九州南部も、夜から雨に為るでしょう・・・?!』

と報(い)うのを視聴して、咄嗟に、

『ナニ・・・、夜から雨とな・・・?!』

と皺枯れ脳が蠢き・・・(汗)

 

 と云うのも・・・、毎年恒例にして居る

『ミヤマキリシマ・満開Show ・・・』

を敢行するなら、先週半ばの段階では、

『土曜日か日曜日だな・・・?!』

と踏(よ)んで居たのだが、

『明日は、一日中晴れマーク・・・』

と云う金曜日の夜は、前の晩の『OPPENHEIMARネタの後編』を綴るのに手間取り(=長くなり過ぎ)、

『朝、早駆けで行ってみようと・・・!』

と決めた5時起きまでは計画通りに進んだのだが、朝食を認(したた)めたら急に、寝不足の睡魔が急襲して来やがって、

『これじゃあ、途中で居眠りしそうな・・・?!』

と云うほどの眠さに、敢え無く安Bed へUターン入睡してしまい、眼が醒めたら壁のデジタル電波時計は、既に『午前11時』過ぎと嗤って居やがったのでアッサリ断念して、けのふUpした、

要らぬ駄文ネタ綴り・・・

へと、早々シフトチェンジ・・・(汗)

 

 ところが、土曜日の晩に、冒頭のようなことを報(い)うから、

『それじゃあ、お言葉に甘え(=信じ)て・・・!』

と云うことに老脳スイッチを、又もや早々と、

≪ ♬ 雨に為る前に~・・・ 今年も~・・・ あの花と~・・・≫

と切り替え、登山道への公園(=ひなもりオートキャンプ場)の通せん棒(=ゲート)が開く午前7時に着くように、又も5時起きして、いつもお世話になる『市営・100円ジジババ温泉』の前の『7&11さん』で、登頂後の『Coffee &腹拵えTime』用の数品を仕込み、一路、お隣の『高原町』を抜けて、

『通せん棒突破・・・』

へと、連れ合いの尻を叩いたのだが、その『7&11さん』の在る台地を降って直ぐの

『近道角地・・・』

に、斯様な光景を眼にし・・・!

 

 

 花鳥風月には、メッキリ無粋な野暮天ジジイだが、その美しさを覚えるくらいの機微は弁えて居るから、今朝は、先を急ぐ身ゆえに、咄嗟に、

『ヨシ・・・、帰りに一枚頂戴しよう・・・!』

と決めて、そのまま目的地へ・・・!

 

 毎度長くて、大顰蹙を買って居ると弁えて居るから、けふ(今日)は、完全中間省略で、一気に

『大幡山山頂・ミヤマキリシマ満開Show・・・』

へと跳ばせて貰うが、ジジイの読み通りの『満開状態』は、以下の通りで・・・(汗)

 

 

 対面の山頂から下りて居る薄紫は、全部、ミヤマキリシマの群落だから、念のため・・・(汗)

 

 

 これは、噴火口跡の斜面の群落・・・!

 

 毎年、この光景を眺めると、

『ウーン・・・、余は満足じゃあ・・・!』

と想わせてくれる、有難い場所だ・・・!

 

 

 登山道の隘路も、このような状態・・・!

 

 この野暮天ジジイでも、癒されますぞー・・・(汗)

 

 

 何せ、標高1,300mを越える連山だから、天気予報をそのまま鵜呑みにも出来ない

『雨の心配・・・』

も有るから、『長居は無用』と方針転換したジジイは、早々『Uターン(=下山)モード』に切り変えたが、何せ日曜日で、絶好の満開期と合って、その行き交う上向きの方々の多いこと・・・?!』

 

 登山道では、

『登り脚優先・・・!』

が鉄則だから、ジジイは、下を視ながら、止まったり除けたりしながらの気遣い下山な・・・!

 

 で・・・、登下山&花鑑賞を約3時間で終えたジジイは、約40分を折り返した処の、朝の花園へと急行し、この見事な花畑を管理されて居ると思しきお宅の土間先に立って、

『写真を撮らせて頂いて、善いですか・・・?!』

と声を掛けたら、出て来られたご婦人が、

『どうぞ・・・、どうぞ・・・!

 皆、キレイだからって、黙って撮っていかれますよ・・・!』

との御許可を頂くも、応対して居ただいたご婦人の話では、

『私は何も手伝わないけど・・・、家(うち)の母が・・・、毎年植えて居るんですよ・・・!』

とお聴きしたら、そのご婦人の歳恰好から拝察して、そのお母上のお歳をお訊きかない訳に行かない・・・!』

 

 昭和18年生まれの

『御年82歳・・・』

とお聴きすると、モノ好きジジイは、その労苦を讃えるために、一言ご挨拶すべく、今も。敷地の裏でエンジン式の草刈り機(=南九州では『ビーバー』と云う)を唸らせて居られる処へ伺い、エンジンを止めさせてまで、暫し懇談・・・!

 

 

 昔は、養豚業を為さって居たのだそうで、そこでも話が合い、結果、30分ほどお時間を頂戴したが、肝心の、

『あのお花の名前は・・・?!

とお訊ねすると、

『私も貰ったんじゃけど・・・!』

と断れれた上で、

『なんか、「ゴデチア」とか云う花らしいけど・・・、花のキレイさには、名前がチョッとなあ・・・?!』

と笑って居られたが、まあ、快活なオバサンだった・・・!

 

 丁度道端で、バス停も在る処だから、

『草畑にして措くよりも、他人に喜んで貰えれば快いと想ってな・・・!』

とのサービス精神の発露と拝察したが、

『次は、何を植えて楽しませて頂けるのだろうか・・?!』

と想いながら、

『また、寄らせてください・・・!』

と礼を云ってお暇請いをしたが、いやはや、世の中は、

『70,80、洟垂れ小僧・・・』

と喝破したのはあの新一万円札の肖像に為られた『澁澤栄一翁』だったと憶えるが、当にこのことかなあ・・・?!

 

 元気なオバサンとの懇談で元気を貰ったジジイは、更に数枚を下手なアングルで撮らせて頂き、直ぐ眼の前の大地に視えて居る『100円・ジジババ温泉」で、山登りの汗を流させてもらったのだが、けのふは、皆さん、雨を懸念してお出掛けを控えて居られたらしく、満員だった・・・!

 

 と云う訳で、以下は、自自が頂いた

『満開、ゴテチアShow・・・』

で眼の保養でも・・・(汗)

 

 

 

 

 

 因みに、Wikipediaに依ると、

 

≪1英名を『Godetia・Clarkia amoena)』と云うアカバナ科の『半耐館性』一年草』だそうで、別名に『イロマツヨイグサ、タイリンマツヨイグサ』と云う園芸植物で、アメリカ合衆国に西海岸のカリフォルニア州辺りに、多く自生して居る・・・≫

 

とのことだが、如何にもアメリカ西海岸辺りの陽光に似合いそうな、誠に見事な咲きっぷりの花だったわな・・・!

 

『他人が喜んでくれることが嬉しくて・・・!』

と云う奇特なオバサンの性格が、快く現れて居た・・・!

 

 と云うことで・・・、けのふは、柄に似合わない

『花鳥風月の日・・・』

と為ったと云う、他愛無い話にお付き合い居た抱いて居りましたら、ありがとうございました・・・(謝&拝)