・私見、『Nippon 超長寿社会達成への一考察』など・・・(笑) | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 今や、国民の4人に一人が後期高齢者(=75歳以上)とも云われる、

『超高齢化社会(=長寿国)・・・』

となったNippon が、何故、こうも健康、長生きの国に為ったのか・・・?!

 

 それぞれの方面から、頭の善い学者先生や研究者等が崇高な学説と唱えられ、国民の健康を与る厚生労働省の『人口問題研究所』なども、

『食生活の改善、発達や、医療技術や薬剤研究の発達から・・・』

などと云う尤もらしい見解を述べて居られるが、このド田舎ジジイは、今回の上京、首都圏徘徊4日間で、極めて単純な学説を一つ発見した・・・(笑)

 

 それは・・・、首都圏に限らず、大阪や名古屋、福岡と云った大都市

 

 想えば、このジジイが、その昔も昔に、

花の都のド真ん中・・・』

に上ったのは、昭和51[1976]年だったが、その時、ド田舎ノンビリムードの青年が、一番真っ先に驚かされたのは、

『兎に角、東京の人は、歩くのが速い・・・!』

と云う驚きで有ったことを、今も忘れない・・・(汗)

 

 尤も、その頃は、まだ19歳に成る寸前の若さが有ったし、憧れの大都会へ上って来たばかりの興奮も有って、この歩行速度に馴れるのに然程苦労は要らなかったし、世田谷の『千歳台』に在った会社の独身寮から程近かった『千歳船橋』の駅から、『小田急線』に乗って終点『新宿』で、今度はJR(=当時は、まだ国鉄だったが)の中央線に乗り換え、『四ツ谷』の駅で降りて、跨線橋を渡って右折し、外堀端を市ヶ谷方面へ向かって歩き、突き当たる靖国通りの新宿方面左側(=右側は防衛庁)に面した本社までを往復する毎日も、物珍しさだけで何の苦労も感じなかったが、今回の

『首都圏徘徊5日間(=17日~21日)・・・』(宮崎往復間を含む)

で、ジジイが歩いた歩数は、スマホの『歩数計アプリ』に依れば、

『合計で、44,834歩・・・』

と弾き出されて来たが、これは、

『一日平均、約9,000歩弱・・・』

と為る計算に為る・・・(驚)

 

 想うに、首都圏で働く人の多く(=7~8割)の人たちは、恐らく、ジジイが歩いた歩数程度は、週5日の間隔で、一年中歩いて居られると考えて間違いは無いのでは・・・?

 

 残りの2~3割の人は、

『職住近接・・・』

と云う

『Hige Celeb(=お金持ち)な生活・・・』

をされる幸福&幸運な方と拝察はしたが、現実には、この数字は、ジジイが想うに、もっと『遠多近少』で有ろうと想うのだが、その根拠は、野田さんのかわら版チラシ配りを手伝った朝の、あの都心近郊の駅に蠢く人の多さからだ・・・(笑)

 

 その人たちは、夕刻には、また同じルートで、この駅に帰って来て、自宅に向かうのだからな・・・!

 

 と、するとだ・・・!

 

 下手したら、往復一日一万歩を越えて歩いて居られる方も少なく無いと推察出来るのだが、この四大都市圏に居住されて居るNippon人の比率が、一体どれだけ有るとお考えか・・・?!

 

 総務省が2020年に実施した国勢調査の数値を元に計算すると、

『東京圏(東京都,神奈川県,埼玉県,千葉県)で、全国の約3割を占める・・・!』

と為って居り、これに大阪府や愛知県、兵庫県や名古屋市&福岡市などの都市部を加えると、Nipponの人口の約5割は、この

『歩かなきゃ為らない(=歩かざるを得ない)都市部に集中して居る・・・!』

と云う結論に至ると考えられるのだが、違うかな・・・?!

 

 この凡そ5割の人が全部とまでは云わないが、恐らく半数以上が、

『毎日一万歩前後歩いて居る・・・!』

と想うと、医者から、

『兎に角、歩くのが一番の健康法だ・・・!』

と何度も云われて居るジジイなど、

『こりゃあ・・・、長生き(=足腰達者)する訳だ・・・?!』

と為らないか・・・(笑)

 

 何せ、肉体的健康の一番の秘訣は

『歩くことでの血行促進と筋力の強化維持・・・』

で有ることは、誰にも異論は無かろうと想うが、今や、75歳定年(=引退)が常識と為って来るこの国に在って、人口の5割近くが、約70年近くに渡って、毎日の如く一万歩前後か、或いはそれ以上を歩いて居るとすれば、肉体寿命が延びるのは当然の帰結では無いかと、このジイイは、彼方此方徘徊に利用した電車(=JR&私鉄&地下鉄)に乗って移動を繰り返す中で、黙ってスマホとだけ

『睨めっこ会話をして居る奇怪な老若男女の集団・・・』

を観ながら想ったのだが・・・?!

 

 

 ジジイの記憶の中では、首都圏の通勤電車の中の光景は、男性は、1/4に折った新聞黙読で、女性は

『Bookcoverに表紙を隠した文庫本・・・!』

と相場は決まって居たもんだが、この新興宗教集団の信者たちの

『位牌拝み・・・』

のような光景は、不気味にしか観えない・・・(笑)

 

 尤も・・・、ジジイのこの考察は、肉体(=下半身脚力)に限った話で、これらの人たちが、

『精神的健康や内臓的健康・・・』

を保てて居るかは、また別の問題・・・(笑)

 

 此処に、進化した医療技術や薬剤の発明、それに食生活環境(=栄養)が日進月歩で進化して居るのだから、長寿化は止められないってことに帰結するのでは・・・?!

 

 ジジイが想うには、

『これほど不健全(=ストレス蓄積)な環境は無いだろうな・・・?!』

とご同情申し上げながら観察させて頂いたのだが、大都会(=便利さと豊かさ)の中で暮らすとは、そう云う難儀なことだと云うことだわな・・・?!

 

 ジジイに云わせれば、こう云う大都市部に住み暮らす人たちは、

『全員がアスリート・・・!』

と云っても善かろうと想うが、そんな中で、立ち寄った皇居の周りでは、更なる健脚を目指して鍛錬に励んで居られる方も少なからずお見受けして、想わず

『何と強欲な・・・?!』

と毒吐きたく為ってしまったが、

『一億、総健康志向ブーム・・・』

が蔓延したお国は、増々

『超々長寿社会となって行く・・・』

ってことの証しを、図らずも見せて頂いた気がしたわなあ・・・(笑)

 

 こりゃあ、大変なことですぞ・・・(笑)

 

 更に・・・、これも久しぶりの『首都圏数日徘徊』で違和感(=昔との違い)を覚えたのは、

『杖を突いたご先輩方が増えたなあ・・・!』

と云うのも偽らざる実感である・・・!

 

 この超長寿社会でも、ド田舎なら、80歳過ぎても、

『私は、大丈夫・・・!』

と云って、自宅の庭から自家用軽自動車で近くの買い出し場まで買い出しに行けるが、この都市部では、そんな暴挙など出来ようはずも無く、ゆっくり杖を突きながら、片方に『マイバッグ』を提げたり、老いて便利なリュック(=デパック)を背負ったり担いだりしたご先輩方を見掛けるにつけ、

『明日は、我が身・・・』

とは想いながらも、複雑を禁じ得ない首都圏旅でしたわな・・・(汗)

 

 そんな感懐を抱きながら、最終21日の朝の、野田さんとのチラシ配りを終え、午後2時20分、羽田発のLDDさんを予約して居るジジイは、

『エエイ・・・、この際、このまま京成線で羽田まで行って、展望デッキででも遊ぶか・・・?!』

と決めて『京成津田沼』からの快速便(=準急)に乗ったのだが、羽田エアターミナル行きの分岐に当たる『青砥』の駅から、ジジイが立って揺られて居た車両に、多分、ジジイよりは少しお歳を召されたと思しき和服姿の『品の佳いご婦人』が乗って来られて、生憎空席が無いので、シート席の前に、袂を気にしながら、吊り革把手を右掌で掴んで車輛の揺れに順応して居られた・・・。

 

 然るに、そのご婦人の前のシートに座った30歳代も前半と観える男は、片手のスマホを覗き込んだままなのに肚が立ったジジイは、立って居たドア横から、窓壁添いにその男の肩を軽く叩き、それに気付き、ジジイの方を

誰だ・・・、何か・・・?!』

と云うようにジジイの顔を視た男に、その和服の女性へ目線を流しながら、

『譲りなさいよ・・・!』

と余計な一言・・・(汗)

 

 ジジイの不意の突っ込みに慌てた男は、慌てて席を立って、気不味そうにジジイに背中を向ける側の方へ去ったが、彼の和服のご婦人が、自分に譲って貰ったことに気付き、頻りに遠慮を為さる仕種をされたので、ジジイが、

『どうぞ・・・、遠慮為さらずに・・・!』

と再度云ったのを機に、軽く会釈を返されて座って頂けたが、昨今の若い男どもは、まったく、こんな些細な気遣いも出来ないのかい・・・!

 

 まったく、社会や勤務先で何を教わって来たのか・・・?

 

 何とも、情けない話だわなあ・・・!

 

 結局・・・、その品の佳いご婦人は、確か『品川』で下車されたと憶えるが、降りられる際、ジジイに、また品の佳い会釈を下さって降りて行かれたが、その空いた席には、早速、今度は、髪の毛を鮮やかに染めた

『異邦人のご女性(にょしょう)殿・・・』

が『Lucky・・・!』と云う顔で座って、海を跳び渡って持ち込んだらしい、

『ゴーン氏が納まりそうなトランク・・・』

には、その連れと観える腕にモンモン(=Tattoo)を入れたガタイの良い異邦人の男殿が、そのトランクを跨いで腰を据え、ペチャクチャ喋り合って居たが・・・(笑)

 

 文化がまったく違う異邦人殿たちに、生憎、この場で文句を垂れるつもり(=無粋)は無いが、我がNippon国の若者たちも、この異邦人殿たちの国と同じメンタリティーに毒されて久しいのだから、何を云っても遣っても、

『暖簾に腕押し・・・!』

と云うことのようだな・・・!

 

 こう云うところから訓え治して行かなきゃならないとは、難儀な世の中になったわなあ・・・!

 

 って・・・、もう今更、これ(=常識)を治るような教育が出来る国でも、無くなって居るが・・・(笑)

 

 

 

 羽田の『第1ターミナル』は、ANAさん系列のHub(=系列)だから、今回は、2月のように慌てて連絡バスを遣う必要も無いのも助かったが、それにしても、ド田舎オノボリさんジジイは、若いころからいつも想って居るのだが、この千葉県から乗り換え無しで此処まで来れる、し、神奈川県側までもスイスイ行ける、首都圏の地上鉄路を独り占めして居る

『京成電鉄グループ・・・』

って、一体何者・・・(笑)

画像は、asint.jpより拝借)

 

 なんて・・・、便利ならどうでも好い話だが・・・(汗)

 

 序での余談になるが、数日前だったか・・・、超有名人を騙った投資金詐欺で、

『2億3千万円を騙し取られた・・・!』

と云う70歳代の女性(=京都)の話をNewsで報じて居たが、ジジイの率直な感想は、

『持ってる人は、持ってるなあ・・・!』

と云う垂涎のみ・・・(汗)

 

 

 更に付け加えれば、

『その歳に成っても・・・、まだ増やしたいの・・・?!』

と云う呆れだが、『オレオレ詐欺』に始まった『特殊詐欺常態化現象』だが、いやはや、お年寄りは、金になるなあ・・・(笑&汗)

 

 一応、まだジジイから視れば『ご先輩』と云える方々の受難話だが、まあ、精々、お気張りやす・・・!

 

 と、云うことで・・・、またけふも随分長い駄文になってしまったが、毎度の暴れ脳の発作にお付き合い頂いて居りましたら、御礼を申し上げます・・・(謝&拝)