・隈研吾さん・・・! | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 ジジイの

『野田佳彦さん追っ駆け旅・・・』

の時間を、二日戻した19日(日)・・・!

 

 前夜の、

『夜討ち・・・』

で、可愛い孫二人の顔を拝顔し、暫し戯れ燥いで、娘に白い眼で睨まれながらも、

『仕て遣ったり・・・!』

の目的を果たしたジジイの、

『けふ(今日)のMISSION(=目的)・・・』

は、いつも愛読させて頂いて居る、

東村山市ご在住のピーママさん・・・

が、幾日か前に投稿して読ませて頂き、

『ムム・・・、これは・・・!』(=情熱大陸~隈研吾(1300回記念特別シリーズ・・・)

と想った建物を訪なう算段だけとなった訳だが、その記事に、毎度の

『要らぬ出勤届け(=コメント)・・・』

を押させて貰った返信に、

『じゃあ、(ジジイが)今度上京したら・・・、此処でTea Time でも・・・?!』

との冗談を真に受けて居り、どうせ記事(=Blog Up)するだろうから、

『一応、事前にご連絡なりとも・・・?!』

と企て、ピーママさんのBlogの『メッセージ欄』に、

『斯く斯く然か然か也・・・』

と入れ、厚かましくもジジイの安スマホのTEL No.まで綴り添えて居たら、目的の『東村山』に向かって居る西武新宿線の電車の中で、急に、『042』から始まる入電が・・・!

 

 その番号を視た瞬間に、

『オオーッ、ピーママさんからだ・・・!』

と確信はしたが、生憎、場所が、昨今、くどい様に

『車内での通話は、ご遠慮下さい・・・!』

と云われて居る、上品なお場所・・・(笑)

 

 丁度日曜日のお昼前で、車内は余裕たっぷりに空いて居たので、一応、声を控え目にして受電したのだが、何せ、相手が電車内だから、鉄路と車輪がケンカ(=摩擦)して放つ轟音では、なかなかお互いの意思の確認が聴き取り難いのは当然だと感じたジジイは、直ぐに、次の駅に停車した電車のドアから飛び出し、プラットフォームのコンクリートの上に立って、ピーママさんと、初の実会話へ・・・!

 

 結果、

『都合は着くから、此処で待て・・・』

と云われたところが、此方・・・!

 

 

 この場所の直ぐ左側には、あの『コロナ禍感染』の犠牲に為られたこのお方の銅像が建って居て、

『その前で、待って居なさい・・・!』

とのご指示に従うしか、ジジイに法(て)は無くなった訳で・・・(笑)

 

 

 この方のご経歴と、銅像建立の経緯について、このジジイが今更綴る必要も無いから端折るが、

『紋付き袴姿での、アイーン・・・!』

は、ご活躍されて居たご生前には観た記憶は無い気がするが・・・?!

 

 

 まあ・・・、そんな余談は兎も角として、ジジイの厚かましい企みに乗っかって頂き、ご主人の運転される愛車『Skylin』でお迎えに来て頂くまでに、凡そ15~20分ほど有ったと想うが、まあ、その間にも、この銅像にスマホを翳す人の姿(=数)の多いこと・・・!

 

 さすがは、

『現代のお笑い王・・・!』

と評され、またNippon国民に愛された方の威力は、

『タダモノでは無かった・・・!』

と云う証左だわな・・・!

 

 てな訳で・・・、待つこと20分弱ほどで駅前ロータリーに滑り込んで来た濃いグレーの『Skyline』の後部座席に積んで頂き、ジジイとピーママさんが訪れたのは、こんな不思議な姿をした小じんまりとしたCafé・・・!

 

 

 ピーママさんのBlog記事に、

『あの隈研吾さん、デザインの・・・』

と読めたジジイからしてみれば、元・同業(=設計屋)として、今や、

『Nipponを代表する世界的建築家・・・』

との代名詞を持つ方が、

『こんな小物件(=失礼)を手掛けるハズが無い・・・!』

との先入観が有ったから、読んだ瞬間に、

『これは・・・、タダモノじゃ無いな・・・?!』

と想い、早速、このお店を運営する

和國(わくに)商店カフェ・・・

のサイトに潜ったら、そこには、この奇怪な容姿の建物が生れた経緯が詳しく記事にされて居た・・・!

(=若し、ご興味の有る方は、そちらを・・・汗)

 

 ジジイは、彼の昔の巨匠と崇められた『丹下健三氏』や、奇人、変人と謳われた『安藤忠雄氏』、或いは、バブル期の天才建築家だった『黒川紀章氏』などの作品も多く鑑賞させて貰ったが、当今の

『環境循環型建築・・・』

を標榜する『隈研吾氏』には、時代ならではのシンパシー(=柔らかい発想力)を感じて、既に引退した身ながら尊敬して居る一人ゆえ、ピーママさんのご紹介で識ったこの建物だけは、どうしても観てみたかったのだが、折り快く都合を創って頂いたピーママさんのお陰で、図らずも、

『Blog Friend さんとの初デート・・・』

まで適うとは・・・(汗)

 

 

 ジジイとピーママさんが座らせて頂いて居るブルーのシートは、あの『国立競技場』に在るヤツと同じなのだそうで、その証拠に、シートには、座席番号のラベルも残されて居たが、それにしても、この斬新さは、どうか・・・!

 

 

 

 オーナーのご本業が、何代か続く『建築板金職人』と云うこと自体が、

『Café とは好対照・・・』

だが、此処を取り仕切って居られるお方は、オーナー(=社長)の奥様なのだそうだが、ジジイが、どこか頑固そうに視える女性に、

『何年ぐらい修行されたのですか・・・?』

と訊ねたら、

『修業は、してません・・・!』

とキッパリ仰ったが、つまりは、

『嫁いで来てから、見よう見真似で身に着けた・・・!』

と云う板金技術が、店内には、彼方此方に・・・!

 

 因みに、お店入り口に構える、この店の独特な店名ロゴも、真鍮製の『自社制作』なのだそうだが、一番の作品は、此れか・・・?!

 

 

 この円形ボウルのような手洗い器が、社長夫人自らが打ち出された銅板製だとお聴きしても、俄かには信じられないような・・・(汗)

 

 だって・・・、まだ手習い9年のお方とは、とても信じられない気がしたが、そんな度肝を抜くような工夫や作品が、店内の彼方此方に・・・!

 

 

 これも、奥様の手に依る『ペーパーホルダー』だが、何とスタイリッシュなお姿か・・・?!

 

 更には、こんな『芸術品』も・・・!

 

 

 天井から吊り下がる照明器具も、芸術品・・・!

 

 

 だが、ジジイがもっと驚いた極め付きは、これ・・・!

 

 

 これ・・・、

『銅板で折った折り鶴・・・』

って、想えますか・・・?!

 

 この『金属板折り鶴』の造り方を、このお店の中で、ワークショップを開いて教えても居らっしゃると云うから、スゴイ熱量だ・・・!

 

 

 

 兎に角・・・、何から何まで

『スゴイ・・・!』

の一言しか出て来ないが、脚元を視れば、こんな代物も・・・!

 

 

 これ・・・、床の段差に設けられた、

『金ピカの踏み階段・・・』

なのだが、脚を乗せるのが申し訳無いような・・・(汗)

 

 他にも、『隈研吾氏』デザインの椅子テーブルも・・・!

 

 

 ウーン・・・、この曲線美が何とも云えず優しいし美しいが、バリスタ(=厨房)コーナーの仕切の腰壁も真鍮製とは・・・!

 

 

 

 

 何度も何度もの

『兎に角・・・』

の連続だが、兎に角、外も内もスゴかった・・・!

 

 

 

 と云うことで・・・、

『人の発想とは、図り識れない・・・!』

と云うことを教えられたと云うしか無いが、教えて頂き、おまけに、こんな野暮天ジジイと連れ立った色気の無いご自宅までの散歩散策から、更には自宅内招き入れから、ご主人にお手間を懸けての

『お昼ご馳走・・・』

まで頂き、御礼の言葉も有りません・・・(汗)

 

 佳い眼の保養をさせて頂きましたが、ピーママさんの、お別れ際の、ジジイの駄文を読んでの、睨むような怖い眼で仰った

『サプライズも、いい加減にしなさいよ・・・!』

は、一応、肝に銘じて措きます・・・(汗&笑)

 

 と云う、自己満駄文に付き合って頂いて居りましたら、感謝申し上げます・・・(謝&拝)