・希望的観測・・・(笑) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 けふ(今日)も、要らぬお節介駄文になるが・・・(汗)

 

 もう一年目にもなる話だが、厚生労働省が所管する、

『国立社会保障・ 人口問題研究所・・・』

が5年毎に発表する

『 日本の将来推計人口・・・』

の『令和5年推計値』が発表されたが、こんな理屈っぽく分厚い研究データを、具(つぶさ)に読み込む暇な国民など居ようはずも無く、多くの国民は、メディアが報じる、

『Nipponは、ますます少子高齢化が進む・・・!』

と云う共通認識を植え付けられ続けて居るに過ぎず、

『今日、明日のことでは無いから・・・!』

と云う楽観で、皆さん、

『今日の生活(たつき)・・・』

に勤しんで居る人がほとんどだろう・・・?!

 

 そんな中で、今年は、労働界での

『2024年問題・・・』

と云う年になって、これが導入実施された4月から、連日、メディアが燥いで居るが、果て然て、このお国は、この先の人口減少問題を、どう舵を切って運営して行くお積りなのだろうか・・・?

(2045年の人口ピラミッド・人口問題研究所サイトより)

 

 上は、昨年発表された『2045年』の推計ピラミッドだが、これが、更に25年が経った『2070年』になると、こうなるのだそうで・・・!

 見比べると、

『アラ・・・、随分細身に成られるのね・・・!』

と喜べるのはメタボ体質を気に悩むお方ぐらいで、これが『国家の体力』となると、タダ事では無い痩せ方だわな・・・?!

 

 それもだが・・・、ジジイが気に為るのは、一番下部の若年層(=出生児数)の痩せ方だ・・・!

 

 この処に、『出生高位・中位・低位』と云う文字が読めるが、これは、少子化を論じる時に必ず出て来る『合計特殊出生率』のことで、これの『高位』を、『1.65人』と仮定して居るのと、『下位』も『1.25人』とは、一昨年の実績値が『1.26人』にまで落ち、昨年も、出生児数で『4万人程度の減少』で、恐らく

『1.20人前後まで落ちる・・・?!』

と予測されて居る中では、

『チョッと、楽観的過ぎやしませんか・・・?!』

と云いたくなるのだが・・・(汗)

 

 まあ、お上の禄を食むお役所研究所としては、岸田殿が、看板お題目に唱える

『異次元の少子化対策・・・』

の前には、些かでも

『好転化した数字・・・』

を挙げて見せなきゃ、面目を潰すしな・・・(笑)

 

(画像は、NIKKEI電子版より拝借)

 

 しかし・・・、そこを慮って(=斟酌しても、やはり、『高位』の『1.65人』は甘過ぎるだろうし、『中位』にされて居る『1.31人』程度に押し上げられれば、善い方では・・・?

 

 まあ、もう此処まで来ればこの現実を受け入れて、無理した悪足掻きを止めて

『時の流れに身を任す・・・』

しか無いが、この逆ピラミッド状態を背負わされる若者世代には、苦労を掛けますなあ・・・!

 

 令和27[2045]年の頃は、一番出娑婆った世代(=65~75歳)に居るお荷物世代として、

『誠、ご厄介を掛けます・・・!』

と頭を垂れるしか無いわな・・・(汗)

 

 まあ、それから25年後には、もう厄介な赤枠の中には居ないはずだけど・・・(笑)

 

 さあ・・・、鳴り物入りで創られた『こども家庭庁さん』・・・、楽観的お見積もりの『1.65人』を目指して、バラ撒き政策で頑張りましょうねえ・・・(笑)

 

 尤も、バラ撒きのそのツケを払わされるのは、その恩恵を実感すること無く、

『親の懐を喜ばせた世代・・・』

だってことに為るのだが、当のご本人たちは、圧し掛かる社会負担の苦しさの原因に、彼らは気付くのだろうか・・・?

 

 などと云う、バカな駄文にお付き合い頂いて居りましたら、感謝申し上げます・・・(謝&拝)