・Boliviaでの彷徨い・・・(帰国後編-11) | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 然て・・・、千葉の船橋で、要らぬLOVE Letterなどを綴って居て、昼近くに為ったジジイは、福島での二日延長が無ければ、孫拝顔に一日を割いて、後の二日は、

『都内、寄席廻り三昧・・・』

と決め、新宿の『末広亭』と『浅草演芸場』と上野の『鈴本』の三カ所を廻る予定にして居たのだが、一日が飛んだので、結果、時間的にも、

『上野・鈴本・・・』

の夜席一席しか廻れないことに・・・(汗)

 

 

 で・・・、そう算段したジジイは、船橋から上野に出て、先にチケットだけは手に入れて措こうと想って、鈴本へ直行したのだが、入り口の職員さんから、

『午後4時からしか販売しません・・・!』

と云われたのでは、それまでの2時間ほどを、どこかで暇潰しをして来なければならないが、如何な上野の名所とは云え、

『アメ横・・・』

などをブラつく趣味も無いし・・・!

 

 

 結果・・・、ジジイが向かったのは、不忍池方面に在るこの場所・・・(汗)

 

 

 鈴本から、歩いて10分ほどの場所だし、田舎者には、迷わず行けるのが有難いのだが、温かかったこの冬の現象で、早、緋寒桜が満開に近い状態に・・・!

 

 

 

 だが・・・、『恩賜公園』と来れば、薩摩産まれのジジイが真っ先に伺わなきゃ為らないのは、この方で・・・(汗)

 

 

 アッチャー・・・、折角青空に映えた

『西郷(せご)ドンと愛犬ツン・・・』

だが、寝て載ってしまった・・・(汗)

 

 どうも、この画像挿入システムに、何かの原因が有るようだ・・・?

 

 やはり、西郷さんと云えば、この着流し姿だよなあ・・・!

 

 群ぴく姿や羽織袴の西郷さんなど邪道だと、ジジイは、昔から想って居るのだが、この銅像の前に立つのは、もう40数年ぶりでは無かろうか・・・?!

 

 ウーン・・・、実に懐かしい・・・!

 

 大好きな西郷ドンを拝んだ後は、土曜日の午後で、人手の多い公園内を散策して暇を潰そう歩を進めたら、直ぐ先で、何や哀愁を帯びたハーモニカの独奏をして居るストリートアーティストに遭遇・・・!

 

 

 ジジイが歩を進めた処で演奏を始めたのが、この曲・・・!

 

 

 八代亜紀さんの大ヒット曲『舟歌』だが、これが、またハーモニカの独奏だと、曲調に合って、なかなか佳かった・・・!

 

 演奏が終わるまで撮らせて貰って、感謝の『お捻り』を一枚投じて、マットの上に並べられた箱を覗くと、斯様な多数のハーモニカをお揃えで・・・!

 

 

 訊けば、ドイツ製からNippon 製まで在って、それぞれに音色が違うのだそうで、取り囲んだ観客からのリクエストにも気軽に応じられるとは、なかなかの強者・・・!

 

 しかし・・・、これだけの芸を持って居ても、ハーモニカ一本で食べて行けるほど世界は広く無いから、こうして大道芸的お捻りで喰い繋がれるのだろうが、相当な熟練と自信が無ければ出来ないでパフォーマンスだわな・・・?!

 

 またけふ(今日)も、要らぬ回り道をしてしまいそうだが、鈴本が開く4時までの暇潰しだから、あまり遠くまでは行けないので、パンダで人気の『UENO ZOO』の辺りで引き返し、あの『金ピカ扉・・・』

で有名な『上野東照宮』でも外から眺めようかと参道を進んだら、左手に、何やら小じんまりした東屋を編んだような建物が在り、『上野東照宮・ぼたん園』の看板が懸り、その横に、

『ぼたん祭り・・・』

の看板が・・・!

 

(帰りに撮ったので、もう通せん棒が懸けて有った・・・)

 

 これを視たジジイは、

『オオー・・・、暇潰しにはもってこい・・・!』

とばかりに、牡丹の花など愛でる柄でも無いのに、大枚千円を払って中へ・・・(汗)

 

 ところが、どっこい・・・!

 

 その見事さと種類(=株)の多さに圧倒されっ放しで順路を廻り、途中、和服のお似合いなお独りご婦人に、

『一枚、撮って進ぜましょう・・・!』

などと、要らぬ親切を働いたりして・・・(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 否々、これじゃあ、とても載せ切れませんな・・・(汗)

 

 序でに、中に咲いて居た梅の花なども・・・!

 

 

 

 柄にも無い迷路に迷い込んで居たお陰で、目標の午後4時寸前を迎え、慌てて、小坂を降って、上野広小路方面へ・・・(汗)

 

 と云いながら、下り坂の途中の桜などにも引き寄せられて・・・(汗)

 

 

 

 それにしても、花のTOKYOは、異国人さんたちで大賑わいでしたな・・・!

 

 

 

 お見掛けしたのは、ほとんどがChinease を話されるお方がほとんどで、あの遠慮の無い大声には、些か閉口しましたが・・・(汗)

 

 てな訳で、4時チョイ過ぎに無事『上野鈴本』の夜席のチケットをゲットして、三階の演芸場へ・・・!

 

 此処から先は、撮影禁止区域ですから、中入りの時の緞帳の画で我慢頂き、配られた演目表の写しだけ・・・(汗)

 

 

 

(今度は、寝てくれない・・・!)

 

 打ち出ししが、午後の8時半をチョイと前だったが、やはり、生の高座は佳いですなあ・・・!

 

 

 寄席の中身(=演目)を綴って居たら、あと三日かかりそうなので、けふはこう云ったところでお暇するが、あの動物物真似で有名な

『江戸屋猫八さん・・・』

も、早、ジジイが識る三代目が襲名されて居るとは、露らず・・・(汗)

 

 打ち出し太鼓の音を聴きながら『御徒町駅』への地下道を辿り、山手線経由で船橋のカプセルホテルに着いたのは、当然9時を過ぎて居たが、土曜日だけに人出は賑わって居たが、ジジイは、昨夜の約束通りに、海鮮居酒屋に踏み込み、また、手酌でチビチビ呑(や)った後、サウナにも入って、明日からの『北の大地往き』に備えて、早く寝た・・・(汗)

 

 と云うことで・・・、

『お後がよろしいようで・・・!』

と云う訳には行きませぬが、ご寛恕くださいませ・・・(謝&拝)

 

 さあ・・・、明日は、いよいよ、最後の訪問地、札幌が待って居るぞー・・・!