・明日は我が身と気付かぬバカたち・・・?! | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 2週間チョイの

『世界最貧国、彷徨いの旅・・・!』

を経て、久しぶりに祖国に還って来て、懐かしい日本語放送News を観ても、この国の永田町(まつりごと)は、相も変わらず

『安倍派と二階派の裏金究明(=政治倫理審査会)・・・』

で燥いで居られたようで、ジジイが、更に一週間の関東から福島、雪の札幌行脚に遊んで、日向の安宿(やさ)に還って来た翌日には、司令塔(=自民党総裁)の岸田殿が、

『自ら政倫審に出席して、政治の信頼を取り戻したい・・・!』

などと云う奥の手で、尻込みする安倍派の幹部連をこの場に引き出し、所謂

『正面突破・・・!』

を図ると突然表明して、何としても、今週中の

『令和6年度一般会計予算の衆議院通過(=今年度内成立)・・・』

を、意地でも通す

『能登半島大震災・人質国会・・・!』

の手に出て来た辺りは、野党も、これには痛し痒しで、

『予算委員長、不信任決議案提出・・・!』

くらいしか抗い様が無いから、けふ(今日)中の衆議院通過は既定路線になって、岸田政権が瓦解するような事態に陥らなかったのは、まあ、今のNippon には、

『無難な落しどころ・・・!』

と云うしか無いわなあ・・・(笑)

 

 まあ、能登半島の被災者の方々には、それを『人質』にされての政治決着は、気の毒で不謹慎な云い方だが、この岸田殿と云う仁は、つくづく

『運の善いお方・・・』

と云うべきや・・・?!

 

 そんな悪足掻きの政治の茶番は措くとして・・・!

 

 ジジイが、羽田空港の強風で、飛行機便が大混乱する中で、あの羽田の第1ターミナルと第2ターミナルのコンコースを、

『アアー・・・、間に合わねえー・・・?!』

と心配しながら、走りに走ったり、予約便変更を懇願したりして、更には、約1時間半の出発遅れに振り廻されて、

『12時間、Nippon 列島縦断の旅・・・!』

の末に、漸く都城の安宿(やさ)に着いて、

『オオー・・・、何とかNEWS WACH 9 に間に合ったかー・・・!』

と安堵しながら、自宅前の『CoCo壱カレー』を買い込み、それを呑み込みながら観て居ると、キャスターの『林田理沙アナ』が、

 

≪ お隣韓国の合計特殊出生率が、『0.72』にまで下がった・・・!≫

 

と、まるで他人事の気の毒を謳うように宣って居たが、じゃあ、我がNippon の

『昨年(=2023年)の新生児出生数は・・・?!』

と云うと、一昨年の『77万759人(=確定値・厚労省)』だったのが、昨年は、速報値ながら

『72万6000人となる見込み・・・!』

と為るらしく、

『前年度比、約5万人減る・・・!』

とも報じて居て、ジジイに限らず、多くの国民の方々が、

『やっぱりな・・・!』

と想って居られた予測通り・・・?!

(画像は、ohitorisama.sait より拝借)

 

 まあ・・・、今更云うまでも無いが、一昨年の合計特殊出生率が、『1.26人』だったことから云っても、当然、この数字も下がるのは当然で、ジジイの予測では、

『1.2人を割らねば善いが・・・?!』

と云ったところだで、これを受けた官邸の林官房長官の記者会見談話が、

『対策は待ったなしの瀬戸際・・・』

とは、そう云うしか他に言葉は見つからないわなあ・・・(笑)

 

 お隣韓国は、この少子化対策を、早20年前から

『国難的事態・・・!』

として取り組み、これまでに、『Nippon Yen にして凡そ30兆円』の予算を投じての

『増子化政策を講じて来た・・・!』

と云うが、これがまったくと云ってよいほど功を奏せず、結果、ずっと下がり続けた結果が今の数字にまで落ち込み続け、遂には、現『尹錫悦大統領』が、

『これまでの少子化対策は、失敗だった・・・!』

と明言するまでに、事態は深刻を通り越して、

『壊滅的・・・』

と云う数字だと云うことだ・・・!

 

(画像は、nli-reserach.co.jp より拝借)

 

 上のグラフは、お隣韓国の『合計特殊出生率』の推移だが、読み難いとは想うが、韓国が、今のNippon と同じような数値ににまで下がったのが、丁度20年ほど前辺りで有って、そこから、国策の最優先課題として、此処に注力して来たにも関わらず、結果が、現在では『0.72人』にまで落ち、現職大統領が、自らの口から『失敗だった』と云わざるを得ない

『韓国の総人口は・・・?!』

と云うと、2023年で、

51,784,058人・・・』

と公式発表されて居ることを、我々、

『共通の悩み(=超少子化&超高齢化)・・・』

を持つ国民は、卑近な例として、決して見落としてはならないのではないだろうか・・・?!

 

 つまり・・・、お隣韓国の人口は、我がNippon の半分しか居ない中で、『20年間で30兆円』を注ぎ込んでまで最優先で力を入れて来たのに、結果を得られなかったってことは、我がNippon に当て嵌めれば、

『これから60兆円を注ぎ込んでも、出生数は上向かない・・・!』

と云うことになる訳で、韓国政府には失礼だが、

『悪い(=失敗)お手本の典型を示してくれて居る・・・!』

と云っても良いのでは・・・?!

 

 何故なら、安倍政権下から、我が国が採って来た『少子化対策』も、

『保育所整備や児童手当給付金支給・・・』

と云った、

『韓国の政策の後追い(=物真似)・・・』

をして居るだけでは無いか・・・?!

 

 安倍政権からの看板政策で創設された

『子ども家庭庁・・・』

と云う特命役所は拵えたが、

『仏像造って、魂入れず・・・!』

とは当にこのことで、ジジイが想うには、今のNippon国政府の少子化対策メンタリティーでは、この先も、出生数を上向きに変えることは能わず、この先も、徐々に下降線を辿り続けると云い切ってもよい・・・!

 

 こんな悲観的で、現政策を批判してばかり居るジジイに対して、

『じゃあ、哭檄・・・、お前なら、どうする・・・?!』

とのツッコミを受けて当然だが、それに一言で答えるなら、

『メンタリティーを抜本的に変えるしか無い・・・!』

と云うしか無い・・・!

 

『抜本的・・・』

と云えば、非情に抽象的で卑怯な応え方に受け取られるかも識れないが、『抜本的』とは、

『考え方を、180度転換するしかない(=しろ)・・・!』

と云うことだ・・・!

 

 つまりは、今の政治(=政府)が行って居るような

『八方美人的(=機嫌取り)政策・・・』

では無く、

『優先順位を着けて、片方には犠牲や我慢を強いる政策・・・』

に切り替え、今、優先すべきは、

『国家、100年の大計・・・!』

に基づいた政策(=ビジョン)を国民に示し、我慢や犠牲を強いる国民に、それを説ける政治家(=リーダー)を生まなければ、この国は、間違い無く、お隣韓国と同じ路を辿るだろう・・・!

 

 しかし・・・、戦後約80年、平和ボケの繁栄に胡坐を掻き、天下国家を論ずべき永田町に、封建世襲制とも云えるお坊ちゃまやお嬢様議員を認めて来た国には、残念ながら、そんな人材は、最早居ないし育っても居ない・・・!

 

 だから、こんな国難の中でも、智慧もわかなければビジョンも描けない相変わらずの茶番劇でお茶を濁した

『その場凌ぎ作戦・・・』

しか、想い着かないし演じられないのだ・・・(笑)

 

 さあ、どうするよ・・・、Nippon 国・・・?!

 

 此処まで綴る間中、二日目の衆議院・政治倫理審査会の『午後の部(=安倍派の2名)』の開催が延期され、けふがタイムリミットの

『衆議院・予算委員会&本会議での採決、議決・・・』

を廻った与野党攻防が行われて居るらしいが、結局は、

『国家を論ずる場・・・』

では無く、

『権力保身の茶番劇・・・!』

が演じられて居ると云う訳だ・・・(笑)

 

 まあ・・・、且つて、まだ若干勢いが残って居た『旧・日本社会党』が、

『牛歩戦術・・・』

なんて茶番を演じて見せたことも有ったが、『能登半島大震災復興予算』を人質に取られた野党側には、そこまでの度胸も無いだろうし、また、あんな茶番を採るべきでも無いから、野党も、此処は、百歩譲って、今夜中の

『与党&似非与党の強行採決・・・』

で決着するのだろうが、それにしても、この国の政治(家)の体たらくを、国民は、真剣に憂い、また怒らなければ、この国の潮目は変えられないぞ・・・!

 

 アア・・・、このジジイも、外国に逃げたくなったわい・・・(汗)

 

 などと云う愚痴に付き合って頂いて居りましたら、ご容赦下さいませ・・・(謝&拝)

 

 

 添えた画像は、ジジイが帰宅した翌日の喰い扶持買い出しの際に、通りの塀際に咲いて居た『ミツバツツジ』の咲き姿です・・・!

 

 

 このエキゾチックな色の花が咲くと、いよいよ春の到来を実感させられる・・・(汗)