・OKINAWAを考える・・・ | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 このところ、ネタがタイムリーさ(=タイミング)を欠く傾向が続いて居るが、けふも、その流れに外れないネタになってしまった・・・(汗)

 

 と云う訳で、けふのネタは、一昨日実施された

『沖縄県知事選挙・・・』

での結果を、我々Nippon 国民は、

『喜んで快いのか嘆けば快いのか・・・?!』

と云う話になるのだが・・・(汗)

 

 結果は、

【当選】 玉城デニー氏・(無所属・現):得票数・33万9,776票 (50.8%)
      佐喜真淳氏・(無所属・新):得票数・27万4844票 (41.1%)
      下地幹郎氏・(無所属・新):得票数・5万3677票 (8.0%)

とのことで、現職・玉城氏が、国政与党の自民党や公明党の推薦を受けた『佐喜真淳氏』を制して、見事、二期目の当選を果たしたことには、素直に

『おめでとうございます・・・!』

と云うことを躊躇うつもりは無いし、この事実を、厳粛に受け止めなければいけないが、以前、

・OKINAWAへの詫び状・・・

なんて駄文を、幾編にも渡って綴ったジジイとしては、この結果に、一昨夜、9時過ぎに

『玉城氏、当確・・・』

の速報結果が判明してから、複雑な心境に陥って居る次第で・・・(汗)

 

(画像は、NHK電子版より拝借)

 

 と云うのは、与党(=自民)が、既に30年近い『橋本龍太郎総理大臣時代(=1996年)』に決めた

『普天間飛行場のOKINAWA県内移転・・・』

から、地元での

『基地負担軽減・・・』

が一段と議論となり始め、地元でも賛否両論が交錯し続けて来て、2006[平成18]年に政府(=第一次安倍政権)が正式決定した

『普天間飛行場の辺野古埋め立て移転・・・』

に基づき、強硬に工事着工してからも、この問題は、地元の大きな問題になって、今日に到って来て居るのは、OKINAWA県民以外にも、聴こえて居ないはずは無いはずだがなあ・・・!

 

 尤も、その途中に、

『少なくとも県外移転を・・・!』

なんてキレイ言を宣って、総理の座を早々明け渡さざるを得なくなった

『宇宙人総理(=鳩山由紀夫氏)・・・』

も居たりしたが・・・(笑)

 

 そんな中で、地元(=OKINAWA県)が打つ、様々な工事進行阻止の行政行動や司法行動を強行突破し続けて来た政府側には、最早、後には引けない工事状態にまで進んで居る中で、今回こそは、

『負けるわけには行かない選挙・・・!』

と云う背水の陣を布いて臨む、半ば

『与党総動員体制・・・』 (=4年前も、一応そうだったのだが・・・笑)

とも云える本腰で担いだ、

『前・宜野湾市長の佐喜真氏との戦い・・・』

となれば、現職の玉城氏も、今回ばかりは、如何な

『All OKINAWA・・・』

を掲げて受けて立っても、

『さすがに、適わないのではないかあ・・・?!』

なんて、余計な心配をして居たからだ・・・。

 

 何せ、この選挙を取り仕切る

『影の選挙対策指揮官・・・』

には、小生の識る限り、今の永田町では一番の選挙巧者の

『森山裕選挙対策委員長・・・』

が陣頭指揮を執って挑んで来る選挙と有っては、眼に視えない裏での仕掛けが、

『相当交わされて居るはずだ・・・?!』

と読んで居ただけに、現職デニーさんには悪いが、

『今回は、敵わんだろうな・・・?!』

と読んで居たが、図らずも、その前哨戦だった7月の参議院選挙最終盤に起きた、

『安倍晋三氏、突然遭難死・・・』

と、その原因が、且つて、悪評で名を馳せ

『旧・統一教会絡み・・・』

と云う、想わぬ幽霊出現(=番狂わせ)と、それへの対応を甘く見過ぎた、岸田政権の迷走足踏みで、公認候補同然の応援体制を布いて居た、選挙巧者の森山選対委員長の

『追い込み目論見(=戦略)・・・』

が悉く崩れてしまった形で、氏にしてみれば、今頃、

『想わぬ苦水(=取り溢し)を呑まされてしまった・・・!』

と悔しがって居るはずだ・・・(笑)

 

 あの事件の概要が、意外にも早く世間の眼と耳に入って、メディアを賑わわせてくれたお陰で、選挙戦後半を盛り上げようと目論んで居た与党の大物弁士たちも、誰もがビビッて沖縄に入れなくなって、やっと茂木幹事長辺りが、告示日に義理で入ったようだが、世論の風圧に圧され、力の入れようも無いまま、顔で何とか売れそうな

『小渕裕子議員・・・』

辺りを、最終盤に送り込んで、お茶を濁すしか無くなってしまったと云うのが実情だろうが、自民党にとっては、今回こそ、この沖縄では、絶対に負けてはならない知事選挙だったはずで、最後の土曜日には、岸田総理までをも注ぎ込んで盛り上げようと想って居たはずだが、その岸田御大は、国葬世論の反発と、統一教会弁明対策に、自らのコロナ罹患も有って、永田町から一歩も出られないままに、選挙は終わってしまい・・・(笑)

 

沖縄知事選、小渕優子応援 に対する画像結果

(画像は、sankei.com より拝借)

 

 何せ、内閣支持率が大急落する中では、これ以上、OKINAWA(=辺野古問題)を拗らせたら、岸田御大の指導力の無さを世間に、更に大宣伝することになるから、この敗北は、自民党にとっては、本当に痛い・・・!

 

(米軍普天間飛行場・画像は、plef okinawa.jp より拝借)

 

 ジジイなど、田舎者の部外者が、ツベコベ能書きを垂れられる立場では無いが、ジジイが、あの駄文(=沖縄への詫び状)を綴ってからでも、世界の軍事情勢は大きく動いたし、東アジアと云うか、東シナ海(=台湾海峡)の波が荒れ始めたことも、今や歴然となって来た中では、これまでのように、他人事のような感覚で、ノンビリ『OKINAWA』を眺めて居る訳には行かない気がして居るのだが、この選挙結果は、これからの、この

『白波が立ち始めた台湾海峡問題(=米中対立)・・・』

にも大きく絡む影響を受けることになるのは、眼に視えて居るのは間違い無いだろうし・・・?!

 

 この選挙結果を受けても、政府が考え方を変える要素は皆無に等しいと云うか、今更変えられる状況には無いし、一方では、辛うじてだが、

『有効投票数の過半数を超える得票・・・』

を得た、二期目の玉城知事も、

『引くに引けない立場・・・』

に追い込まれてしまったことになって、こっちはこっちで、頭の痛い問題で有られようが・・・?!

 

 最早、これまでのように、時間稼ぎの建前やきれい言で、

『OKINAWA同情論・・・』

を繕い、一方で、政府や与党が、

『政治的面子論・・・』

を闘わせて居る場合でも無いし、現実論を論じなければならないタイムリミット(=限界点)に来て居ると想うのだが、政府(=政治)は、このまま、毎度の

『常套、なし崩し手法(=時間稼ぎ)・・・』

で、強引な移転計画強行突破を進めるのだろうが、今回の選挙で、OKINAWA県民が選んだ

『辺野古へのNO Sing (=反対)・・・!』

を、我々OKINAWA県民以外の国民は、どう受け止めれば善いのか・・・?!

 

 今更、中学生のような青臭いことを云うが、

『民主主義・・・』

って、一体何なのだろうかなあ・・・(汗)

 

 この選挙結果を受けて、けのふ(昨日)は、岸田総理を始め、自民党幹部たちが、芝居のような神妙な口調で、口を揃えて、

『結果(=県民の意思)を厳粛に受け止める・・・!』

と宣って見せては居たが、肚の中が正反対なのは、今更云うまでも無い話だし・・・(笑)

 

 最早、我々国民は、全員が、

『他人事では無いのだ・・・!』

と云う目線と価値観で、この選挙結果(=OKINAWA)に向き合わなければいけない気がするのだが、そんな気配は、この国のからも起きそうにも無いわなあ・・・?

 

 折しも、今月は、その台湾海峡に白波を立て始めて居る

『中国との国交が回復してから50周年・・・』

だとのことだが、何か佳い手立ては無いものかなあ・・・?

 

 相変わらずの、取り止めも纏まりも無い駄文を、飽きず読んで頂いて居りましたら、感謝申し上げます・・・(謝&拝)