・OKINAWAへの詫び状・・・(1) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 折しも、今年が、

『沖縄の本土復帰50周年・・・』

に当ると煽られ、ジジイの、この

『OKINAWA との些か妙な関り・・・』

を綴って措こうと想って始めた駄文Blog だが、毎度のことながら、些か編を過ごして『第7編』まで過ぎて、更に調子に乗って

『第二幕・・・』

まで行こうとは・・・(汗)

 

 と云う訳で、けふから綴る『第二幕』は、少々大仰に過ぎるかも識れないが、タイトルを変えさせて頂いて、始めることにする・・・(汗)

 

 って、何も前布令(=お断わり)するほどの読者に、居て頂く訳でも無いのだが・・・(汗)

 

 前夜、

『泡盛と琉球料理の歓待・・・』

に相当酔わされて、ほぼ前後不覚に近い状態に陥り、、多分、この不躾な性格ゆえ、初対面のお三人さんを前に、

『大法螺を吹いた・・・!』 (=否、吹き捲った・・・汗)

で有ろうが、本人は、まったく覚えて居ないままホテルに送って貰って、翌日は、二日酔いのまま、御父上と娘さんに那覇空港にまでも送って貰って、一応、正気の時は、分を弁えて、

『要らないから・・・!』

と遠慮するジジイに、両手に余る土産まで買い漁って持たせて貰った訳だが、こうなると、もう、

『すっかり親戚関係・・・』

になったような格好で、出発ロビーの入り口で、御父上は、改めて、眼に涙を浮かべて、

『本当に・・・、ありがとうございました・・・!』

と低頭され、

『来年には・・・、必ず、鹿児島に逢いに行きます・・・!』

と、誓うように云われたのだが、その来年の、お二人の来鹿は、

『御父上の体調の悪化・・・』

で、残念ながら適わなくなった・・・。

 

 元々、腎臓に病気を抱えて居られたらしいが、それが悪化して、

『人工透析・・・』

を必要とするようになられたのだと、妹さんから連絡が来て、我が家の二人の義娘たちもガッカリしてしまったのだが、そうなると、又もや、このジジイの

『悪だくみの虫・・・』

が蠢き出す訳で・・・(汗)

 

 色々策を練った結果は、

『それなら・・・、此方から行くしか有るまい・・・!』

と云う、誰でも考え着きそうな単純な企みしか見出せず、結果、その翌年の5月の連休を利用しての、

『一家6人、OKINAWA Tour ・・・』

と相成った次第で有る・・・(笑)

 

 ジジイとしては、毎年、この時季は、必ず

『福岡ダイエー(=当時は)ホークス・応援Tour ・・・』

と定めて来て居ただけに、断腸の想いでの決断だったし、一方の女房殿は、何よりも、

『お金の心配・・・(笑)

を理由に、それでも、沖縄のお祖父さん、お祖母さんの気持ちを想って、

『二人だけ遣れば善いじゃ無いの・・・?!』

と、大いに難色(=反対)を示したが、

『往くなら、6人一緒じゃ無きゃダメだ・・・!』

と云い張るジジイに、結局折れた・・・(笑)

 

『一家6人、OKINAWA 三泊四日の旅・・・』

となると、掛るお金は、『ダイエーホークス応援Tour 』に比べれば、優に三倍は掛かる仕掛けだから、『山の神(=妻)』が渋るのは当然の事だが、ジジイにはジジイとしての、譲れない

『男の矜持・・・』

が、それを許さないのだ・・・(汗)

 

 結果、我が子らは、5月の三連休の前日から、4人揃って、学校を一日早抜けしての、

『三連休 +1日のOKINAWA 行脚・・・』

となった次第だが、既に、斜陽傾向に陥って居たジジイが、その資金捻出に苦心したのは、云うまでも無いが、出発を前に、既に、小学校の3年生と1年生になって居た、下二人の妹&弟を前に、ジジイと実母(=妻)は、

『沖縄には、A姉ちゃんとM姉ちゃんの、本当のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんが居るから・・・、その人たちに逢いに行くのだ・・・!』

と云い聴かせ、下二人の子供は、その時、初めて、

『お姉ちゃんたちとは、お父さんが違うんだ・・・?!』

と云うことを識らされた訳だが、何せ、まだ小学校低学年の二人には、そんなリアルな話よりも、

『明日から・・・、OKINAWA に往けるー・・・!』

と云う喜びの方が大きい訳で、持って行く水着の準備に余念が無かったのには、

『どこかのタイミングで、事実(=種違い)を明かして聴かせねばなるまい・・・?!』

と思案し続け、

『此処が、善いタイミングだ・・・!』

と目論んで臨んだジジイは、些か拍子抜けしたが、隣に座った

『畑の方(=母親)・・・』

は、元々が、4人とも実の子だから、ジジイのような深い思案など抱いても居らず・・・(笑)

 

 斯くして、

『哭檄さん家(ち)のOKINAWA Tour ・・・』

は、ジジイの金策以外は、何の滞りも無く、大盛り上がりの内に始まり、一家6人を積んだANA(=全日空)の子会社の

『ANK(=エアーニッポン) (=当時)

の、確か、『Bouing 737型機(=だったと想うが・・・?)』は、朝一番の沖縄の空へ向けて、フワリと飛び立ったのだった・・・(汗)

 

(画像は、Wikipedia より拝借)

 

 何も、こんな古い機種の画まで載せる必要も無かろうに・・・(汗)

 

 沖縄に向かって飛ぶと、毎回感動するのだが、南下して、沖縄本島に近付くに従って、眼下に望む海の色が鮮やかさと透明さを増して行くし、那覇空港への着陸態勢に入ると、もう海の底まで透き通って、サンゴ礁まで視えるのは、実に感動的だ・・・!

 

(画像は、FlyTeme より拝借)

 

 さすがに、久しぶり(≒15年ぶり・・・?)

『元・義父母・・・』

に逢う羽目になった我が(元)女房殿は、些か複雑さが兆して来るようで、緊張気味だったが、子供4人は、そんな斟酌など一向お構い無しで、窓の外に近付いて来る、その海の美しさに歓声を上げて喜んで居る内に、737型機は、那覇空港の滑走路にスムーズにランディングした・・・(笑)

 

 と・・・、この着陸した機体から歩み出て、空港ビルの到着ゲートを抜けたところで、いよいよ、

『感動のドラマ・・・』

が展開されるのだが、それは、明日へ引っ張らせて貰うことにして・・・(笑)

 

 まったく、意地の悪い駄文に付き合って頂いて居る方が居らっしゃいましたら、誠に、申し訳ありません・・・(謝&拝)