・そだねぇー・・・ | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 愛読させて頂いて居る

ARKさんのBlog ・・・

の昨日の記事に、今回のPEIJING 2022 で、二大会連続でメダルを獲得した

『カーリング・女子のNippn 代表チーム・・・』

の決まり文句として、前回(=平昌大会)の四年前には、流行語大賞にもなった

『そだねぇー・・・!』

についての、ARKさんなりの感懐を綴って居られたが、その感懐は、四年前もだが、今回の大会で、氷上で試合をする彼女たちへの、小生の感懐とも相通じるモノだった・・・。

 

 つまり、ぶっちゃけ正直に云えば、

『あまり好感を抱ける声の掛け合い・・・』

には、聴こえなかったと云うことだ・・・!

 

 如何な

『One Team ・・・』

を謳わねばならない

『Nippon 代表・・・』

とは云え・・・、否、『Nippon 代表』で有ればこそ、そこに、国を代表して闘いに挑んで居る

『品格(=品性)を持って臨んで欲しい・・・!』

と想えばこそ、あの

『そだねぇー・・・!』

には、些かならぬ違和感を覚えながら、一方で、その活躍と勝利への声援を、複雑な想いで送って居たのだが、今回の大会中、或る日の試合のLIVE中継を観ながら、ふと閃いた

『違った違和感・・・』

と同時に、この『そだねぇー・・・!』に、納得が行ったと云うか悟ったと云うか・・・(汗)

 

 それは、夏&冬のOlimpic Games を問わず、Team(=団体)で闘う競技で、日常の所属チームと同じメンバーが、そのまま、そっくり

『Olimpic の本国代表・・・』

になる競技種目は、この

『カーリングだけではないか・・・?』

と云うことだ・・・⁈

 

(画像は、NHKサイトから拝借)

 

 他にも、国を代表して競技する団体競技は、サッカーや野球、バスケットなどたくさん有るが、それは、国内の優秀な選手たちを、所属して居るチームから選抜して編成された選手たちが、所属Team のユニフォームを脱いで、

『Team Japan ・・・』

と云うユニフォームを着せられて、

『国の代表・・・』

と云う栄誉に浴する、謂わば、

『俄か衣替えTeam ・・・』

で拵えられる仕組みだと想うのだが、殊、このカーリング競技に限って云えば、この

『選抜Team ・・・』

と云う手続きは無く、それまでの所属Team が、国内予選を勝ち抜いて優勝すれば、そのままのメンバーで、そっくり

『Team Japan ・・・』

へと姿を変えて、あの華々しい舞台に立って闘って居るに過ぎないのだから、彼等&彼女等にとっては、Olimpuc Game は、

『日常練習(=ここ2大会は、「ロコ・ソラーレ(Loco Solare)」の延長線上・・・』

と変わらないシチュエーションに過ぎないのだ・・・。

 

 だから、普段の職場の同僚同士や、仲の快い友達同士が、仕事の合間に掛け合うような

『気安い呼び掛け合い・・・』

が交わされて居ても、

『何の不思議も無い・・・』

し、休憩Time に、これまた何の飾り気も無く、リンクサイドの通路に座って

『モグモグTime ・・・』

を摂り、お喋りに興じることが出来るのだと気付いた瞬間から、小生の、四年前からの蟠(わだかま)りは、当に

『氷解した・・・』

のだった・・・(笑)

 

 

(画像は、livedoor.com より拝借)

 

 否、この競技に限って云えば、そうで無ければ、あんな活躍(=成果)は挙げられないことにも、気付かされたと云うべきか・・・⁈

 

『氷上のチェス・・・』

とも云われる競技だそうだが、

『レギュラー4人プラス1人(=リザーブ)の意思の疎通・・・』

が、細やかに信頼で結ばれて居なければ、あんな緻密な競技は、成り立たないことを、改めて教えて貰えたと云うか・・・(汗)

 

 つまりは、この5人は、5人揃って智慧と経験を出し合ってこそ、初めて、あの天才棋士

『藤井壮太君並み・・・』

になって、一体となって世界と闘って居ると云えると、云えるのではないだろうか・・・・?

 

(画像は、franzeevans.jp より拝借)

 

 他の共産主義国家などでは、国際大会に出るような選手は、国家が丸抱えで面倒を見る

『公務員選手・・・』

のような恵まれたTeam やアスリートも有るやに聴くが、我がNippon 国には、有難くも、そんなシステムは無いから、競争は平等に機会を与えられて居る中で、それぞれが、凌ぎを削って

『四年に一回の桧舞台・・・』

を目指し頑張って、ああして国民に感動をくれて居るのだと想えば、ジジイの大いなる勘違い(=歳寄りの冷水)を、お恥ずかしく想う次第であるが、彼女等のお陰で、そのことに気付かさせて貰えたことにも、感謝すべきだな・・・(汗)

 

 ただ、そう云いながら、一言、

『要らぬ毒吐き・・・』

を垂れれば、彼女等のあの掛け声を、まるで、

『最先端の流行語・・・』

のように囃し立て、書き立てて燥ぐメディアには、その影響力の大きさを考えて、

『少しは品格を持って、報道して欲しい・・・!』

と想うところは、四年前と些かも変わらないが、こればっかりは、治りそうには無いわなあ・・・!

 

 否・・・、これが、一番の毒か・・・(笑)

 

 ARKさんの理路整然とした好Blog をネタにして、余計な講釈を垂れて、誠、お恥ずかしい限りだが、若し、最後まで読んで頂いて居りましたら、心から感謝申し上げます・・・(謝&拝)

 

 と同時に、ARKさんにも、勝手にネタを引用させて頂いたことを、一言、お詫びを申し上げます・・・(謝)