1.四季報春号(2025年第2集)より35社ピックアップ

 

対象 ランク コード 銘柄名 コメント
3371 ソフトクリエイトホールディングス EPS純増だが、2倍株まではのぞめないかも。
3402 東レ EPS純増だが、2倍株まではのぞめないかも。
3443 川田テクノロジーズ PER4.9と低い。ロボット分野あり、検討の余地あり。
  3452 ビーロット ランドネットと業種かぶる。リスク分散で除外。
3461 パルマ 中計どおりにいくなら、営業利益2倍近くになる。
3482 ロードスターキャピタル PER5.3と低い。不動産だが、中計数値が魅力的。
3539 JMホールディングス EPS純増だが、2倍株まではのぞめないかも。ただ、PERは9.5と低い。またリスク分散として、食料品小売をもっといた方がいいかも。
3565 アセンテック 中計が魅力的だが、PER17.6と既に織り込まれている気がする。
3583 オーベクス 海外売上高が比率が高く、かつ、独自性のある商品をもっていそう。
3611 マツオカコーポレーション 海外売上高が比率が高く、かつ、主要顧客がユニクロと安定している、また、SPAなので、他の海外顧客も望めるかも。
3640 電算 地方自治体顧客。長野県から首都圏に営業を展開しているので、成長の予知が見込まれる。
3648 AGS PER11。EPS↑株価→。顧客が銀行業のため成長が見込める。ただ、りそなHDが顧客のみなら、要検討。
3671 ソフトマックス EPSが上昇していない。
  3674 オークファン 利益が少なく、PER21.0と高い。
3675 クロス・マーケティンググループ PERが低く、EPSに伸びがある。
3676 デジタルハーツホールディングス デバックが主力
3679 じげん 利益率高い。成長性は△。人材派遣・人材紹介といったサイトがどういたものかは興味がある。求人不動産検索サイト。
3683 サイバーリンクス EPS純増だが、2倍株まではのぞめないかも。競合他社がebase。町田市図書館にマイナサインを提供。自分の強みを活かせるか。公共システムクラウド提供。
  3695 GMOリサーチ&AI 営業利益が直近5倍に増えている。ただ、EPSはそこまで変わらずなので、2倍高は難しいかも。
3712 情報企画 利益率高い。PER13.5。問題は、購入価額が44万円と高めのところか。信金等金融機関向け。
3760 ケイブ PER4.8と低い。最新号で、PERが低いままなら、購入検討余地あり。営業利益率10%以上と魅力的。
3762 テクマトリックス EPSが毎年20%程増加。この20%成長が今後も続くようなら、PER21.4%も割安かも。医療クラウド
3773 アドバンスト・メディア 株価↓EPS↑。PER11と割安。アミボイスという商品が独自性があるなら、買い。
3798 ULSグループ 株価↑EPS↑↑。PER11と割安。社長が4割株を持っている。IRJに似ている。熟練工の技術をIT化。顧客がみずほ証券。
3837 アドソル日進 EPS純増だが、2倍株まではのぞめないかも。
3847 パシフィックシステム EPS微増。だが、営業利益率8%と普通なのが、気になる。
3853 アステリア 株価↓EPS↑。PER27.4とまだ高め。ただ、「ノーコード」で利用できる技術というのが魅力。キントーンに似ているか。
3854 アイル 営業利益率26%と高い。在庫管理システムと理解できる業種。おそらく、社長一族が株式の半数を占めている。
3878 巴川コーポレーション EPS純増だが、2倍株まではのぞめないかも。
3902 メディカル・データ・ビジョン 株価↓予想EPS↑↑。現時点でもPERが9.9とかなら、購入検討。
3916 デジタル・インフォメーション・テクノロジー 株価↑EPS↑。好業績企業だが、市場も既に評価されている。
3920 アイビーシー 株価↑EPS↑↑。PER11と割安。社長が4割株を持っている。ただ、「ICT」という言葉が理解できない。
3932 アカツキ PER10.7と低め。スマホゲームとコミックと自分の強みが活かせそうな領域。ただ、2倍株は望めないかも。かつての好業績の理由、業績が悪くなった理由、これから業績が上がることを見通せる理由を見つけられれば、OK。
3962 チェンジホールディングス 株価→EPS↑。営業利益率も15~20%と高め。今後も、売上の増加が見込まれるのなら、買い。地方自治体・企業DX支援。
3965 キャピタル・アセット・プランニング EPS微増。だが、2倍株はないかな。

 

 

<地方自治体向けサービス提供企業を分析。顧客として地方自治体はなくなることはないから>

 

3640 電算 地方自治体顧客。長野県から首都圏に営業を展開しているので、成長の予知が見込まれる。
3683 サイバーリンクス EPS純増だが、2倍株まではのぞめないかも。競合他社がebase。町田市図書館にマイナサインを提供。自分の強みを活かせるか。公共システムクラウド提供。
3962 チェンジホールディングス 株価→EPS↑。営業利益率も15~20%と高め。今後も、売上の増加が見込まれるのなら、買い。地方自治体・企業DX支援。

 

 

2.個別分析

(1)3640電算分析

 

VE投資一覧表

<VE投資対象ではないが、打診買。余剰資金のままおいておくよりはまだましなので、打診買>

現在の、株価3,050円。PER5.9。

 

・特徴    売上の70%以上が、公共分野
    法改正があれば、業績が良くなる。法改正がない場合、業績が悪くなる。
    
・疑問点    四季報の2027.03予想は、どこから、もってきたのか?有報か?、26.03案件からスポット案件を控除した数値か?

・直近3期分析                

連   2023.03      営業利益が2倍になった理由            
    法改正対応の売上増加            
    システム開発及び導入作業が順調に推移。            
    利益率の高い「公共分野」の売上が増加したため、営業利益増加に寄与。                   
連   2024.03      営業利益が、半分になった理由            
    法改正他対応の売上高の減少による影響や、標準準拠システム の開発にかかる研究開発投資の増加等                   
連   2025.03      利益予想を大幅に上回った理由。(予想営業利益1,350、当期純利益940 → 実際2,517、1,842)            
    売上高の増加による影響や、標準準拠システム の開発にかかる研究開発が終了したこと等によ り、前年度と比較し増益。            
連 予 2026.03      営業利益が2倍になった理由            
    Reamsの移行作業が、25年度末までに完了するのが理由。前年度に標準準拠システムの研究開発費が完了した旨の記載あり、それが、利益増加要因となっている。            

 

 

(2)3683 サイバーリンクス分析
   

VE投資一覧表

 

<VE投資対象ではないが、打診買。余剰資金のままおいておくよりはまだましなので、打診買>

現在の、株価1,298円。PER12.65。

 

・特徴    定常収入50%以上。                    
    YouTubeでIRを発信している。投資家への情報が多い。                    
    町田市民図書館の事業は、新規事業で、収益化はまだ先らしい。                    
    【情報・通信】事業の勉強のつもりで、100株購入してみる。理由は、情報発信が多い企業であり、かつ、マイナサービスを地元で実際に使用できるところがあるから。                    
    和歌山県発祥企業。                    
                        
・疑問点    IR情報が多すぎ。メンバーズと同様に実態がないようなにおいがする・                    
                        
・直近3期分析                        
連   2022.12      営業利益20%増の理由                    
    流通・官公庁の増益により、モバイル事業の減益をカバー                    
連   2023.12      営業利益-7%減の理由                    
    流通は収入増により堅調に推移も、M&Aに係る償却負担等が響き減益                    
連   2024.12      営業利益20%増の理由                    
    官公庁、モバイル増益。流通のソフト償却増をカバーし、過去最高益。                    
連 予 2026.03      営業利益30%増の根拠                    
    流通 「@rmsV6」導入本格化、 官公庁 自治体基幹システム標準化対応等、自治体DX関連案件進捗                    
 

 

(3)3962 チェンジホールディングス分析

 

<投資対象外。地方創生という志は評価するが、事業の将来性があまりに未知数>

 

・特徴    2003年立ち上げた会社。人口減少に対する対応。            
    使うのは、デジタル技術。地方創生。            
    ふるさと納税はアマゾンが参加し、激化。            
    M&A仲介会社を買収。            
    PERが低いのは、納得いっていない。            
    ふるさとチョイス(サンドイッチマン起用)            

 コングロマリットディスカウントの会社の可能性
                
   ・総評 『地方創生という志は、評価できる。ただ、事業領域として、M&A仲介というレッドオーシャンを選んでいることに、疑問がある。人口減少し、地方衰退は目に見えている。』            

 

 

 

以上になります。