毎日の日課、四季報分析から、協立電機、正興電機製作所をピックアップ
 


個別分析
(1)協立電機分析
 

(6874)協立電機

PER8.1。時価総額214億円。FAシステム系。利益率10%近い。TOBとか仕掛けられれば、株価が跳ね上がる可能性。

 
VE投資一覧表
 
 
あるべきPERの基準表

 

<VE投資対象候補>

現在のPER8.9%に対して、あるべきPER14%(株価1.6倍)。理論上、2倍株価は見込めないが、利益計画上方修正が何度かある保守的な会社。

最新株価×0.8~0.9の指値で保守的に打診買する。

現在の株価2,702円 PER8.9割安


あるべきPER14から、株価を逆算すると株価4,250円。現在の株価1.6倍。ただし、爆発的な成長は望めないかもしれないため、フル投資はしないこと。

投資対象の理由:    

・電気機器の業界PERは20以上。当社は8.9%。株価上昇の余地あり。

・静岡本社の会社。地方の会社は注目が集まりにくく、株価が割安に評価されている。

・利益計画が保守的というより、先を見通しにくい会社である。定番商品を大量に販売する会社とは一線を画す。将来の利益計画が見込みずらい点も割安に評価されている要因。

・社長のポリシーに共感、納得できる部分が多い。Ex)製造業の国内→海外。海外営業対応(CEO日本、COO現地人)。M&Aは自社コア領域に限定。

・時価総額246億円、中小規模会社。業績の上昇が、株価に連動しやすい。

・創業者「西」一族が、株式45%を保有している。オーナー会社特有の機動性・成長性に期待。

 

特徴

 ・創業者「西」一族が、株式45%を保有している。オーナー会社。

・インテリジェントFAシステムの会社。FA、工場の自動化、IOTが融合したジャンルの仕事。

・顧客の93%が製造業、7%は官公庁、ガス業等。

・研究開発主導の製造業の会社。

・製造業は、日本では人件費高騰、地価高騰、人口減少があり、海外に製造業が出ていくのは必然。海外の製造業を顧客としている。

・現地にあったものを現地で作る。例えば、冷蔵庫で言うなら、インドでは生野菜を食べないから、野菜室不要、アメリカでは、大型冷蔵庫でないと売れないといったこと

・海外進出は、スクラップ&ビルド。海外に出るスピードを負けないようにする。

・グループ会社は23社。3分類に分かれている、一つは、売買する会社、二つは製造する会社、三つめは、メンテンナンス等現業の会社。

・イワキポンプのような、海外での商売上手の社風を感じられる。

 

プラス評価(社長のモットー)

 ・われわれグループ、先 ほど申し上げましたファクトリーオートメーションを中心にやっているのですが、もう一つ、ワンストップショッピング。何かといいますと、お客様がほしいのはハードウェアでもソフトウェアで もなければ工事でもない、結果がほしいんだと。その結果を 23 社、寄ってたかってご提供できる ようにしようと。それからハードウェアをつくる機能。このハードウェアをつくる機能ですが、例えばあるラインで 30 台、どうしてもこういうのがほしいと。でも 35 台は要らないよというのがあったと仮にしま す。そうすると、われわれはつくっちゃいます。 なぜつくるかといいますと、目的は三つあります。一つがその 30 台をつくりますと、第 2 期、第 3 期の工事のご計画で、競合他社が入ってこられなくなるんですね。それから二つ目、ハードウェ アをつくってみますと、コスト構造が曖昧になるんです。よく見えなくなってくるんです。 それから三つ目、開発の部隊は当グループにありますが、ここだけ実は私の直轄でして、ここは予 算を持たせていません。なぜ持たせていないかというと、予算が余って無駄遣い、これも困るんですけれども、一番怖いのが予算が今期足りないから来期に回そうと、これが怖いんです。一歩遅れ ちゃうと、本当にとんでもない目に遭う世界でございますので。 それでその開発の部隊にいっているのは、このお話でお客様がこういうのがほしい。それをつくっ てお納めする。それで一丁上がりでやっていたら駄目だと。それをやっていると下請になっちゃう んですね。そのお話の中で、このお客様特異な事情は何か、横に水平展開できるのは何なのか、そ れを切り分けろと。

 

マイナス要因

・研究開発主導の会社であり、10ある研究開発の中で、2~3当たればいいというスタンスの会社。

・開示情報が少ない。Ex)海外売上高が多いが、海外売上高比率を掲載しない。

・他社のような四半期毎の決算説明会資料が存在せず、四半期短信のみ。


株探抜粋 業績

 

直近3期分析        

●    2023.06  

 ・売上高18%増、営業利益50%増の理由。

・年度決算前月に利益計画上方修正。22.06時点計画(売上32,500、営業利益1,750)→23.05時点計画修正(売上高33,000、営業利益2,200)期初計画より、売上1%増、営業利益25%増。

・アナリストへの決算説明会資料に記載があるように、「お客を囲い込むために、製品を先行納入」「お客を囲い込んでからの水平展開」をモットーとしている会社のため、自動車のような製造業のように、生産計画、利益計画は立たない会社。

・利益企画が立てづらい会社。上記の社長コメントにてあったように「研究開発部門には予算を持たせない。(予算による営業機会損失を避けるため)」とあり、費用利益計画が立てづらい会社。

 

●    2024.06  

・売上高2%増、営業利益7%増の理由。前期と比較して成長が陰った理由。

・アナリスト説明用資料についても、細かい分析資料が無くなっていた。

以上になります。

 

●    2025.06  

・売上高11%増、営業利益36%増の理由。売上高増加<営業利益増加だった理由。

・年度決算前月に利益計画上方修正。24.06時点計画(売上36,000、営業利益2,600)→25.05時点計画修正(売上高38,000、営業利益3,200)期初計画より、売上5%増、営業利益23%増。

・アナリストへの決算説明会資料に記載があるように、「お客を囲い込むために、製品を先行納入」「お客を囲い込んでからの水平展開」をモットーとしている会社のため、自動車のような製造業のように、生産計画、利益計画は立たない会社。

・利益企画が立てづらい会社。上記の社長コメントにてあったように「研究開発部門には予算を持たせない。(予算による営業機会損失を避けるため)」とあり、費用利益計画が立てづらい会社。

 

●  予 2026.06  

・売上高4%増予定、営業利2%増予定の理由。

・26.05.09時点で、利益計画上方修正なし。ナンピン買いを狙えるかも。

 

 

(2)正興電機製作所分析
 

(6653) 正興電機製作所

PER14.9。営業利益EPS20%増。福岡市本社。日立製作所2%株式保有。日立密接。日立の恩恵を間接的に得られるかも。

 
VE投資一覧表
 
 
あるべきPERの基準表

 

<VE投資対象外>

現在のPER14.6%に対して、あるべきPER20%(株価1.4倍)。2倍の株価が見込めないため、見送り。

現在の株価2,476円 PER14.6 標準PER


あるべきPER20から、株価を逆算すると株価3,392円。現在の株価1.4倍。2倍株価は見込めないため、投資対象外

投資対象外の理由:    

 ・利益計画と実績が一致している会社。今期の利益計画が、営業利益率14%増で、前年度の増加率29%と比較すると見劣りする。

・九州電力との密接につながりがあるが、九州電力の受注が今後も続くのか先がよめない。

・この会社独自の競争力の源泉となるものが、見いだせなかった。


株探抜粋 業績

 

直近3期分析        

●    2024.12  

・売上高7%増、営業利益24%増の理由。売上高増加<営業利益増加だった理由。

・電力部門の売上高増加<営業利益増加だったため。

 

●    2025.12 

・売上高7%増、営業利益29%増の理由。売上高増加<営業利益増加だった理由。

・環境エネルギー部門の利益率が大幅に改善したことが、営業利益29%増の主因。

 

 

以上になります。