慰霊の日 | 路上から眺める平和なような日常

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拙著『憲法9条の逆襲!』連動ブログから衣替えしました。
たまー・・・に更新します。きっと。

6月23日は「慰霊の日」だ。
沖縄県ではこの日を「太平洋戦争において最も激戦地であった沖縄戦が終結した日」としている。

●慰霊の日について(沖縄県)
http://www.pref.okinawa.jp/mobile/handbook/a0304.html



実際にはその後も戦闘は続き、罪もない人々の命が奪われてゆく。2年前に放送されたNHK『その時歴史が動いた』では、下記の理由から9月7日を「沖縄戦終結の日」としている。

①沖縄県が、9月7日の降伏文書調印を、「沖縄戦の公式終結」としていること。
②同様に、沖縄県の施設である「平和の礎(いしじ)」では、沖縄戦の期間を「昭和20(1945)年3月23日から、9月7日」としていること。
③取材した中に、8月の末まで戦闘を続行していた方がいらっしゃいました。牛島司令官は自決する前に、最後まで戦うよう訓令していたため、「組織的戦闘」は終了しても、部隊ごとに抵抗を続けていたのです。

●その時歴史が動いた 第171回「さとうきび畑の村の戦争」(NHK)
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2004_03.html#sa



また本書でインタビューさせていただいた大田昌秀参院議員(前沖縄県知事)は、「日本が無条件降伏したあとも、米軍に取り囲まれながら(1945年)10月23日まで戦場にいました」と語っている。


あるいは比喩的というか情緒的かもしれないが、未だ遺骨収集や不発弾処理が続くことから、「沖縄戦はまだまだ終っていない」という見方もある。大いに「あり」だろう。

●まだ終わっていない沖縄戦…。(大田昌秀秘書ブログ)
http://blog.livedoor.jp/okinawamo555/archives/50572236.html





かように、「いつ沖縄戦が終結したか?」について正解を出すことは難しい。不可能と言ってしまってもいいだろう。ただ公には今日、6月23日が節目の日という事だ。


僕がこの日を強く意識するのは、実を言うと今年が初めてである。しかし漠然とではあるが、沖縄戦や基地問題に関心を持ち続けてきた。何故か? その理由は2つある。


ひとつは決して他人事でないから。観念で言うのではない。1977年9月27日に起きた出来事に端を発している。僕にとっては原点のようなもので、もちろん本書でも触れている。ま、ここでは置こう。


もうひとつは、マブダチの一人が沖縄で新聞記者を務めていること。小学生の頃からよく知る男が、地元紙の記者になってしまえば気にもなるでしょう。ここ何年か、ときどき彼と意見交換してきたことも僕に大きな影響を与えている。



そんな背景から、『憲法9条の逆襲!』では沖縄にかなりこだわっているのだ。
だから実を言うと、できれば今日この日までに刊行できればと思っていたのだけど……。全っ然間に合いませんでしたねぇ。いや、もっと前なんか「5月3日(憲法記念日)までに出すにはいつまでに書き上げればいいのかしら!?」なんて思ってもいたりして。タハハ

でも時間をかけただけ、「読みやすいけど読み応えアリ」という理想に近づけることができた。はず。


と、自分のズッコケ話はこれくらいにして。
あ、ブラジル戦みるから寝坊したりもするのだけど、、、
とにかく本日正午は南方に向かって黙祷を捧げようと思う。