BLESS YOU(あなたへの祝福) | アーサー・ホーランド公式ブログ

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『何もしないよりは何かをするといい。
 それが出来無くても、
 挑むことによって必ず何かを得る。』


予期しなかったことが起きたり、
「えー、うそ」と思う様な出来事に
遭遇したりすることがある。

「如何して・・・
 何故・・・」
と疑問を投げ掛ける様な事もある。

人生は自分の思う様には
行かないものである。
人は理想と現実の狭間で
葛藤と没頭を繰り返しながら
生きている。

人は思い通りにならないことを通して
悔しさや悲しさ、はかなさに切なさを
覚えるのである。
然れどそれは人にとって自分と向き合い、
自分を知ることにも繋がって行く・・・

ニューヨーク大学の
リハビリテーション研究所の壁に
一人の亡くなった患者の詩が
書き残されている。

「大きな事を成し遂げる為に
 力を与えて欲しいと神に祈ったのに、
 謙遜を学ぶ様にと弱さを授かった。

 偉大な事が出来る様にと
 健康を求めたのに、
 より良き事をする様にと病気を賜った。

 幸せになろうと富を求めたのに、
 賢明である様にと貧困を授かった。

 世の人々の賞賛を得ようと
 成功を求めたのに、
 得意にならない様にと失敗を授かった。

 求めたものは何一つとして
 与えられなかったが、
 願いは聞き届けられた。

 神の意に沿わない者であるにも拘らず
 言い現せない祈りは全て叶えられた。
 わたしは最も祝福されたのだ。」

この詩人は世の言う「幸福」を求めたが
それを得る事が出来ずに、
逆に不幸と思われる体験を
味わってしまうのである。

弱さ・・・、病気・・・、
貧しさ・・・、失敗・・・、
求めた幸福ではなく
求めていない挫折を・・・

しかしその願いが叶わなかった
挫折の体験を通して、
自分自身が「祝福されているのだ」
ということに気付かされるのである。

幸福は蜃気楼の様なものなのかもしれない。
それは一時、はっきりと見えるものなのに、
何時の間にか消えて無くなって終うのである。

然れどその失望が
我々一人一人に既に与えられている
祝福に気付かせてくれるのである。

夢を持つことはいいことである。
それが叶うか叶わないかは
夢に夢中になってみないと
わからないものである。

人生は一度きりであり、
我々は今を自分なりに
一生懸命に生きるしかないのである。

願わないよりは願ってみることだ。
遣らないよりは遣ってみるといい。
人が如何思うのかは如何でもいい。
自分が如何思うのか、
また何をしたいのかが大事なのである。

我々は一生成長し続けるのだ。
その成長の過程において、
自分が人の幸せの為に
出来る事を遣ればいい・・・

今日の一日が
あなたにとって更に成長する
一日であります様に・・・


『何かを遣らずに文句を言うよりは、
 何かを遣って文句を言う者に
 なればいい。』

アーサー・ホーランド
2013.10.10