レックスは恋人のサスキアと車でフランスに向かった。だが途中の休憩所でサスキアは店に入ったまま行方不明になった。
レックスはサスキアを探すが見つからない。三年経った時、ある人物からハガキが届いた。
製作年:1988,監督:George Sluizer,脚本:George Sluizer,Tim Krabbe,原作:The Golden Egg(1984,Tim Krabbe)
■ はじめに
◆ 登場人物
レックス・ホフマン(Gene Bervoets)
サスキア・ワグター(Johanna ter Steege)
リーネケ(Gwen Eckhaus)
レイモン・ルモーン(Bernard-Pierre Donnadieu)
シモーヌ・ルモーン(Bernadette Le Sache) レイモンの妻
デニーズ・ルモーン(Tania Latarjet) レイモンの娘
ガブリエル・ルモーン(Lucille Glenn) レイモンの娘
◆ 補足
本作はフランス・オランダ合作映画。「(1993)The Vanishing」というアメリカ映画があり、まだ見ていないが、本作のリメイクと思われる。犠牲者はサンドラ・ブロックだったりする。
参考。「同行者(夫、妻、恋人、子供など)が行方不明の映画」「生きたまま埋められる映画」。
■ あらすじ
◆ ある犯罪者
男は車で観光地に来て獲物を物色する。獲物は多くの場合は若い女性である。
きっかけを掴んで店で話しかける。自分の車に連れてきて、スキを見てクロロホルムを含んだハンカチを口に押し当てる。
少しして相手は気を失う。
犠牲者を箱に入れて、しかるべき場所に運んで、箱を埋める。
◆ 車でフランスへ
レックス・ホフマンと恋人のサスキア・ワグターはツール・ド・フランスを見るためにアムステルダムから車でフランスに向かう。車の屋根には二台の自転車が固定されている。
途中で二人はケンカする。理由はつまらないことだが、割と激しくやり合って、サスキアは車を下りた。
しばらくレックスは車を走らせるが、車を戻してサスキアを乗せた。
仲直りのつもりでサスキアにキスしようとするが、彼女は拒否した。そのまま口をきかないで走っていく。
◆ サスキアは行方不明に
高速道路にある休憩所に立ち寄る。
ガソリンを補給し、サスキアは店に入った。レックスは車で待った。
補足。我々はサスキアを目で追っている顎鬚男を見ている。
しばらくたってもサスキアが戻ってこないので、サスキアのポートレートを持って、店の中を見て回り、人々の聞いて回った。だが情報は得られなかった。
警察に行って届けた後、レックスは車を走らせた。
◆ サスキアを探した
それからもサスキアを探したが、見つからなかった。
三年が経った。レックスにはリーネケという新しい恋人がいた。
今度はメディアに登場して情報提供を呼びかけて、サスキアの行方を突き止めようとする。
◆ 手紙が届いた
レックスの元にレイモン・ルモーンという人物からハガキが届いた。要件は「ニーム/Nimesで会いたい」とのこと。注、ニームはフランスの地中海沿岸の町。
単にそれだけしか書いていないので無視していたが、突然レックスの前に現れた。
レイモン・ルモーンと言って大学の化学の講師、結婚して二人の娘もいる。濃い顎鬚を持っている。
◆ 真っ暗な箱の中で目覚めた
二人はカフェで話した。
レイモンはサスキアを誘拐したことを仄めかす。
レックスは詳しく聞こうとするがレイモンは話さない。「彼女が体験したことと同じことを体験すれば分かる」と意味不明のことを言う。
そのまま膠着状態なったので、レックスはトイレに行って考えた。
コーフィーを飲みながらレイモンの提案を承諾した。
レックスは真っ暗な箱の中で目が覚めた。
◆ カップルが行方不明の記事
レイモンは自宅で家族とくつろいでいる。
新聞が置いてあり、レックスとサスキアという二人のカップルが行方不明になっている記事が掲載されている。