モリーは保安官の妻。夫と喧嘩したあと保安官事務所に捕らえられていた死刑囚を牢から出して二人で逃亡した。
製作年:1972,監督:Gary Nelson,脚本:Terry Kingsley-Smith
■ はじめに
◆ 登場人物
マーヴィン・パーカー保安官(ジョン・アンダーソン)
モリー・パーカー(ヴェラ・マイルズ)
ジョン・ローラー(サム・エリオット)
先住民の女性(?)
ドリー・ウィンワード(シンシア・マイヤーズ)
◆ 補足
ヴェラ・マイルズは「(1960)サイコ:モーテル殺人事件/Psycho」のマリオン・クレイン(ジャネット・リー)の妹のライラで、出演作は多い。「マイルズ」は最初の夫の姓。
■ あらすじ
◆ モリーは死刑囚と逃亡
モリー・パーカーの夫マーヴィンは保安官である。
保安官事務所の留置場には死刑囚のジョン・ローラーが入れられている。
モリーはなぜかジョンに惹かれた。マーヴィンがいない時にジョンと話した。
ジョンはモリーをおだてて、さらに自分の不幸な子供時代のことを話した。
その夜、自宅でモリーはマーヴィンと喧嘩をした。
モリーは事務所に行って、ジョンを牢から出した。そして二人で逃げ出した。
◆ 二人は旅をした
モリーとジョンは旅をした。モリーはジョンに惹かれていった。
だがしばらくすると、ジョンが自分に良くするのは、単に自分にとって都合が良いからだと言うことを理解した。
それでもモリーはジョンについて行った。
◆ 山の中の小屋に隠れた
二人は生まれたばかりの赤ん坊を連れた瀕死の先住民の女性に会った。女性はまもなく死亡した。
食料も水も不足していたため、ジョンは赤ん坊を捨てるように主張したが、モリーは反対した。
ジョン、モリー、赤ん坊は山の中の小屋に隠れて住んだ。
モリーは二つの用事で町に行った。一つは買い物でもう一つはジョンの女ドリーを連れてくるためだった。その間ジョンは赤ん坊の面倒を見ていた。
ドリーが来てモリーが赤ん坊を抱いて外にいる間、ジョンとドリーは小屋の中でいちゃついた。
◆ 警官隊が来た
ドリーはジョンとメキシコに逃げる準備をするために町へ戻った。
モリーも赤ん坊を連れて町へ行って戻ってきた。だが警官隊が追いかけてきた。
銃撃戦となったが、ジョン、モリー、赤ん坊は無事に逃げた。
ジョンはなぜ警官隊が来たのかをモリーに問いただした。モリーは赤ん坊をジョンの名前で洗礼してもらったと答えた。
◆ モリーは夫の元に戻った
ジョンはモリーを責めた。だがモリーはジョンを射殺した。
モリーはジョンの遺体を馬に乗せ、赤ん坊を連れてマーヴィンがいる町に戻った。
マーヴィンにジョンに誘拐されたと嘘をつき、ジョンの懸賞金を申請するように申し出た。
■ 出演作
◆ ヴェラ・マイルズ
(1956)枯葉/Autumn Leaves
(1960)サイコ:モーテル殺人事件/Psycho
(1961)裏通り/Back Street
(1960)五人の札つき娘/ドイツ軍に抵抗するパルティザンの部隊/Five Branded Women
(1995)多重人格/Separate Lives