Sleeping with the Enemy

ローラ・ウィリアムズは金持ちのマーティン・バーニーと結婚して海辺の豪邸に住んだ。
だがマーティンは異常な潔癖症で嫉妬深かった。次第にローラに暴力を振るうようになった。
ローラは水死を偽装して姿を消した。新しい土地で恋人もできたが、ローラが生きていることを掴んだマーティンが迫ってきた。


映画関連目次(闇雲映画館)

製作年:1991,監督:Joseph Ruben,脚本:Ronald Bass,原作:Sleeping with the Enemy(Nancy Price)


■ はじめに

◆ 登場人物(キャスト)

ローラ・ウィリアムズ・バーニー/サラ・ウォーターズ(ジュリア・ロバーツ)
クロエ・ウィリアムズ(エリザベス・ローレンス) ローラの母親
マーティン・バーニー(パトリック・バーギン) ローラの夫
ベン・ウッドワード(ケヴィン・アンダーソン)

◆ 補足

参考。「夫殺害(夫殺し)の映画のリスト」。

「お前がジュリア・ロバーツの映画を見るのか?次はまさかプリティ・ウーマンをやったりするんじゃないだろうな?」。

私のレビューを見てきた方ならば、このように言われるかもしれない。私だってジュリア・ロバーツを見る。マリリン・モンローだって見たことがあるんだぞ。

ジュリアで他に見たのは「(1997)陰謀のセオリー/Conspiracy Theory」。共演はメル・ギブソン。
 


■ あらすじ

◆ ローラは結婚したが、

ローラ・ウィリアムズはマーティン・バーニーという金持ちの男性と結婚して、海辺にある豪邸に住み始めた。

だがマーティンはOCPD(強迫性人格障害)であり、それが次第に二人の障害となって表れた。

すべてのものがきちんと整理されていなければならず、乱れると怒る。ローラはそれに従おうと努力するが、次第に限界に達する。

さらにローラが基準に従えない場合に暴力を振るうようになってきた。

またローラを独占しようとし、単に他の男性と少しでも話すと嫉妬する。そして暴力を振るう。

暴力は次第に激しくなってきた。

◆ ローラは溺死を装った

ついにローラはマーティンから逃げ出すことにした。ローラは泳げなかったのだが水泳を習った。

母親のクロエ・ウィリアムズを死亡したことにして、偽の葬儀を行いアイオワの老人ホームに移した。

ある夜、二人は船に乗って出かけた。

ローラは船からの転落を偽装して海に入った。

沿岸警備隊がローラを捜索した。死体は発見できなかったが、溺死したものとみなされた。

◆ ローラはアイオワに

ローラは屋敷に戻って、隠していた現金と衣類を持ち出した。結婚指輪を外してトイレに捨てた。

そして屋敷を出て姿を消した。

ローラもアイオワに来て、サラ・ウォーターズと名乗って家を借りた。

ローラは隣に住んでいるベン・ウッドワードという男性と知り合った。大学で演劇を教えているそうである。

二人は次第に惹かれていく。

だがベンがキスをしようとした時、自分が結婚していて夫から逃げてきたこと、さらに偽名を使っていることを教えた。

◆ マーティンはローラを追いかけた

状況を知らないローラの知人が電話をかけてきて、マーティンはローラが水泳を習っていたことを知った。

またトイレから結婚指輪を見つけた。

さらに元の老人ホームからクロエが死んだのではなく転居したことを知った。

マーティンはアイオワの老人ホームを突き止めた。

ローラが男性に変装してクロエを訪ねてきた時に、マーティンも老人ホームを訪れた。

危うくニアミスをするが、なんとかすり抜けた。

だが祭りの時に、ローラとベンを発見した。自宅も突き止めた。

◆ マーティンが忍び込んできた

マーティンはローラの家に忍び込んで、家の中をきちんと整理して、マーティンの存在を暗示し、家の中に隠れた。

ローラが戻ってきて異常に気がつく。ローラは家の中を探し回った。

マーティンが現れて拳銃を突き付けた。

◆ マーティンを射殺した

玄関のチャイムが鳴った。ベンである。マーティンは陰でローラを脅して、ベンを追い払うように強制した。

ローラはその通りにする。だがベンは異常に気が付き、ドアを破って跳び込んだ。

マーティンは拳銃を落として、ベンとマーティンの格闘となった。だがベンはマーティンにやられて気絶した。

その間にローラが拳銃を拾ってマーティンに向けた。

マーティンは警察に連絡するようにローラに言う。ローラは警察に電話をかけて「侵入者を撃ち殺しました」と言って電話を切った。

ローラはマーティンに三発発射、マーティンは倒れた。

ローラは拳銃を捨ててベンに駆け寄って助け起こした。

まだ息があったマーティンは拳銃を拾ってローラに向けて引き金を引いた。だが弾切れ。

マーティンは息絶えた。そばには結婚指輪が転がっていた。

ローラとベンは抱き合った。